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ワンポール・フロアレステント(シェルター)【メリットとデメリット】キャンプや登山での使用感をレビュー

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こんにちは、opoです(opo_85)

フロアレステントとは文字通り、フロア(床)のないテントの事です

  • フロアレステントってどうなの?
  • メリットとデメリットが知りたい

私は普段のキャンプだけでなく、八ヶ岳などの登山でもフロアレステントを使う事があります

そんな私が感じるメリットデメリットを解説します!

デメリットの対策はどうしているのかも合わせてお伝えします!

何かみなさんの道具選びの参考になれば嬉しいです

メリット

私が実際に使ってみて感じたフロアレステントのメリットは以下5つです

フロアレステントのメリット
  1. 軽量
  2. テント内・土足OK
  3. 汚れにくい
  4. 撤収が楽ちん
  5. 自然との距離が近い

私が使っているフロアレステントはシングルウォールのワンポールテントになります

それでは詳しくみていきましょう

軽量・コンパクト

(左:ワンポールテント 右:ドームテント)

フロア部分がないのでフロアのあるテントに比べて軽量になります

さらにフロアレステントはシングルウォールであることが多く、ダブルウォールのドームテントなどと比べても軽量です

国産のダブルウォールテントだと重量は大体1100g〜1350gくらい

シングルウォールのドームテントでも880g〜1240gほどです

シングルウォールのフロアレステントだと500gを切るものが多くあります

私が使っているテントも460gと500g以下なので軽量です

さらに軽量なものは400gを切るテントもあります

ポールが重量に含まれていないので一概には言えません。

登山の時にはトレッキングポールで代用したり、キャンプなら落ちている木などを利用することで、荷物を減らすこともできます

吊るせるタイプもある!

吊り下げができるループがついていればポールを使わずにロープを張って吊るすこともできますよ

工夫して設営することを楽しむこともできます!

テントの頂点にループがついているのでロープを使って吊り下げも可能

ポールレスにすればテント内はさらに広く使えます

テント内、土足OK・調理可

(テント内に石を持ち込めば簡易キッチンのできあがり)

フロアがないのでテント内に土足のまま入っていけます

寝るためのスペースにはシートなどを敷きますが、それ以外が地面なので気にせずに土足のままでOK

ドームテントなどのフライシートには前室があり、そのスペースの広さが快適性をあげてくれたり、悪天候の時に便利だったりします

フロアレステントの場合、テント内の寝る所意外が前室として使うことができます

荷物や寝床にはシートを敷いて、それ以外は地面なので、調理をするためのスペースも十分に確保できます

基本的にはどのメーカーもテント内で調理をするのは推奨していませんので調理をする場合は自己責任で、気をつけて調理をしましょう

床のあるドームテント比べると調理しやすいですよ

悪天候の時でもテント内に土足のまま入り込めるのはいい所です

汚れにくいのでメンテナンスの手間がかからない

フロアのあるテントは使うとどうしてもフロア部分に土汚れがついてしまいます

グランドシートを敷くことで防ぐことはできますが、それでも多少の土汚れはついてしまうものです

ですがフロアレステントの場合は土汚れがつくことはありません

汚れがつきにくいので使用後のメンテナンスの手間もかかりません

雨の降った後にはテントの裾部分に多少の土などの汚れは付きますが、フロアのあるテントに比べれば後のメンテナンスは簡単です

撤収が楽ちん 

キチンとたたまなくても収納できるのはめんどくさがりの私にとってありがたいです

パーツが少ないので撤収が楽です

ドームテントは専用のポールを使っていますのでポールの分撤収に手間がかかったり、きちんと順序通りにしないと付属のバックに入らないことがあります

ですがワンポールのフロアレステントならポールなどがない分簡単に撤収できます

また、生地の薄いテントなら、付属のバックにぎゅうぎゅうと押し込んでいけば入ってしまうのもいい所です

自然との距離が近い

フロアがないので機密性は低くなります

その分、自然との距離を近く感じることができます

個人差はあると思いますが、私はできるだけ解放感のある状態で自然を楽しむことがキャンプの魅力だと感じています

機密性の高いテントの安心感はいいものですが、フロアレステントを使うことで自然との距離をより近くに感じてみるのはどうでしょうか

デメリットとその対策

続いてはデメリットです

実際に使ってみて感じたデメリットは以下4つです

フロアレステントのデメリット
  1. 設営後の移動が大変
  2. 結露しやすい
  3. 機密性が低い
  4. 雨が地面を伝ってくる 

対策と合わせてみていきましょう

設営後の移動が大変 

ワンポールのフロアレステントは設営の時にペグダウンするのが必須です

ですので一回設営してしまうと簡単には移動できません

自立式のドームテントは設営した後でも風向きや寝てみた感じを確認してから移動が容易にできます

ワンポールテントはそうもいかないので設営をする前にきちんと対策をする必要があります

対策:設営は実際に寝てみて確認してから 

地面のデコボコで寝心地が悪くないかしっかり確認しましょう

平らに見えても寝てみると斜めになっていることに気づくこともあります

斜めになっているのに気づかずに設営してしまい、そのままにしたら寝るときにマットから滑り落ちてしまい、うまく眠れないことがありました

ちょっと斜めになっている場合でも甘くみない方がいいですよ

設営する前に実際に寝てみて確認してから場所を決めると失敗が少なくなります

実際にマットを敷いて寝てみて大丈夫かを確認するのを忘れずに!

対策:風向きは必ずチェック! 

入り口が風下になるように設営するのがベターです

テントの入り口付近で焚き火をする場合などはテントに向かって風が吹いているとテントに穴が開いてしまう場合もあります

設営前に風向きもチェックしましょう

結露しやすい 

フロアレステントは構造上、シングルウォールである事が多く、シングルウォールのテントの場合、ダブルウォールのテントと比べて結露しやすくなってしまいます

テント内と外気の温度差によって結露してしまいます

ダブルウォールテントの場合は2枚の布で外気と隔たれているのでテント内と外気の間に空間があることから結露はしにくいですが、シングルウォールの場合は1枚なので温度差が生じやすく、結露しやすくなります

結露を完全に防ぐことはできないので対策をして結露を軽減したり、結露する前提で道具を揃えましょう

対策:しっかり換気をすること 

(ベンチレーションで空気が流れるようにする)

対策:換気すること

結露を防ぐにはきちんと換気をすることです

テントには入り口の他にベンチレーション機構(空気の通り道)が設けられていることが多く、ベンチレーションを利用して換気をできようにしましょう

換気をするとテント内の保温はできなくなってしまいますが、テント内と外気の温度差が小さいほど結露はしにくくなります

また、人間の吐く息も結露に影響します

入り口を少し開けたり、換気をしっかりしましょう

ベンチレーションで換気をしていても結露はしてしまいます(これはもう仕方がない)

ですので「結露をさせない」対策よりも、「結露してしまったテント内部をどうするか?」の対策をするようにしましょう

対策:寝袋など濡らしてはいけないものは防水カバーを! 

結露は大なり小なり必ず発生してしまうので結露してしまうのを前提に対策をするようにもしましょう

例えば濡らしていけないダウンシュラフには防水カバーをしたり、防水素材を使っているシュラフを選ぶようにするなどが必要です

着替えなども防水の袋に入れるようにしましょう

定期的に水分を拭き取る

保水力の高いダスターなどで定期的に拭き取るのも有効な対策です

テントの生地には透湿性の高い素材が使われている事がありますが、結露などで濡れてしまったテント生地は水の膜でコーティングされてしまっているのと同じ状態になってしまい、透湿性がなくなってしまいます

そうならないように定期的に拭き取ってあげる事で結露予防にもなります

登山の時にワンポールテントでキャンプする時は吸水ダスターを携帯して拭き取るようにしています

機密性が低い:虫や動物は侵入しやすい

(テントの裾の部分からは外が見える・機密性ゼロ)

メリットのところでも話した通り、フロアレステントは機密性が低いです

これにより自然との距離は近くなりますが、同時に虫や小動物などは侵入しやすくなります

入り口などのジッパーを閉めても地面には隙間が開いてしまうので侵入を完全に防ぐことはできません

「虫は絶対無理!」「虫が入ってくるかもと思ったら眠れない」

そんな人は機密性の高いドームテントやフロアのあるテントを使うのがおすすめです

対策:虫の多い時期は蚊帳を使う 

冬は虫もいない季節なのでほとんど気になりませんが、あたたかい季節はやっぱり虫は気になるところですよね

そんな時には蚊帳を使うのがおすすめです

シートゥサミットの蚊帳は汎用性が高く、82gと軽量でコンパクトなので嵩張らずに持っていくことができます

この蚊帳もフロアレスでジッパーもついていませんが使ってみるとそんなに不便さも感じませんし、フロアがないことで虫が侵入してきて困ったことはありません

対策:ゴミや食料はキチンと密閉 

虫や小動物は食べ物の臭いなどで近づいてきます

生ゴミなどはしっかり密封して臭いをシャットアウトしましょう

私はイケアのフリーザーバックをゴミ袋として使っています

チャックがついているので密封もできますし、潰せば圧縮もできますので持ち帰る時にはコンパクトにすることができるので重宝しています

夜に寝ていた時にゴソゴソと音がして目を覚ますと、テントの外から猫なのかイタチなのか、動物がゴミを持っていこうとしていました

すぐさまゴミを取り上げたので持って行かれずに済みましたが、びっくりしたのでその後に眠れなくなってしまった経験があります

しっかりと密封して動物が物色してこないようにしましょう

雨が地面を伝ってくる

フロアがあるテントの場合、仮に水たまりになってしまったとしても、バスタブ構造になっているので多少は雨による浸水を防いでくれますが、フロアがないテントは容赦なくテント内が浸水します

まとめ・こんな人におすすめ

フロアレステントのメリット
  • ドームテントなどと比べて軽量なので装備を軽量化できる
  • テント内に土足で入っていけるので前室として使える・調理できるスペースも広い
  • フロアがない分、汚れがつきにくいのでメンテナンスが楽
  • ポールなどの部品がない分撤収が楽
  • 機密性が低い分、自然との距離が近い 
デメリットと対策
  • 設営後の移動が大変なので設営前に地面のデコボコと風向きをしっかり確認すること
  • 結露しやすいのでしっかり換気することと、結露してもいいように濡らしてはいけないものは防水対策をすること
  • 機密性が低い分、虫や動物が侵入してくるかもしれないので蚊帳を使ったり、ゴミや食べ物はしっかり密封すること

おすすめワンポールフロアレステント

私も実際に使っていて、おすすめなのがDDハンモックスのDDスーパーライトピラミッドテントです

ソロでの使用にちょうどいいサイズで、460gと軽量でありながら、ベンチレーション機構や風が強い時に張り綱ができたりと機能はしっかりとしています

メッシュのインナーも別売であるので機密性を高めたい人は合わせて使うのもおすすめです

DDスーパーライトピラミッドテントについてより詳しく知りたい人は過去の記事もご覧ください

おわりに 

いかがでしたでしょうか

フロアレステントのメリット・デメリットについてでした

私はテントを使ってキャンプをするときは軽量でコンパクトになるフロアレステントを使うことが多いです

設営後の移動が大変だったりとデメリットはありますがその分、工夫して楽しみながら設営しています

自分に合ったテントを探してキャンプにいきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました

何かみなさんの道具選びの参考になれば嬉しいです

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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