こんにちは、opoです(opo_85)
私は虫が嫌い、とまではいきませんが苦手です
虫の中でも蚊やアブ、ブヨ、マダニなど吸血昆虫は大嫌いです
ほとんどの人が私と同じではないでしょうか?
私はタープ泊の楽しさ・魅力を体感してから好きなキャンプスタイルになりました
開放感が魅力のタープ泊ですが、気をつけなければいけないのが虫への対策です
冬は虫もいないので気になりませんが、春〜秋は虫対策が必要になってきます
そんな人におすすめなのがシートゥサミット・ナノモスキートネット(蚊帳)です
この記事ではナノモスキートネットの特徴をお伝えしつつ、実際に使ってみて感じたことや、気になったポイントも解説します
タープ泊だけでなく、インナーレスのテントやツエルトなどのシェルターを使っている人にもおすすめ!
何かみなさんの虫対策の役に立てば嬉しいです
ナノモスキートピラミッドネットの特徴
私が使用しているのはシートゥサミットのナノモスキートピラミッドネット・シングルです
シートゥサミットは1990年に創設されたアウトドアブランドで、名前の通り、「海から山頂まで」使える幅広いギアを揃えるメーカーです
オーストラリア西部の都市パースでスリーピングバッグライナー製造から歩み始めたシートゥサミットは、スリーピングマットやハンモック、カトラリーなど多彩にギアを揃えています
重量82gで超軽量
重量は82gと超軽量です
実際に測ってみると96gでしたが、おそらく収納バックの重量も入っているため誤差が大きくなっています(収納バッグ抜きでは実測で88gでした)
機密性の高いテントの場合、山岳用の軽量なテントでも1kg前後のものが多いです
テントと比べるにはそもそもの用途や機能が違いすぎるので間違っているかもしれませんが、
ナノモスキートピラミッドネットは100gを切っているので装備を軽量化したい人にぴったりです
これだけ軽いのにはちゃんと理由があります
- 極限まで薄い生地
- フロアレス・出入りのためのジッパーがない
15d(デニール)の極薄生地を使っているので極限まで軽量化されています
デニールは合成繊維の糸の太さを表す単位で、デニール数が高くなるほど糸が太くなり、太い糸で織った生地は強度が高くなります
フロアレスで、ジッパーがない分、使っている生地が少なくなっているのも軽さの理由です
機密性が低くなり虫の侵入は100%は防げません(実際に使ってみてどうかは後半で)
生地が薄いため、簡単に穴が空いてしまいますので使う時には尖ったものに引っかけたりしないよう気をつけましょう
びっくりするほどのコンパクトさ
500mlのペットボトルとの比較するとこんな感じです
手にのるほどコンパクトなのでかさばらず、バックパックひとつでキャンプに行く人にとってこのコンパクトさは魅力です
汎用性の高さ
ナノモスキートピラミッドネットは吊り下げることもできるし、四隅をペグダウンしてポールなどで自立させることもでき、汎用性が高く、どんなシチュエーションでも使う事ができます
出典:SEA TO SUMMIT ホームページ
伸縮可能な吊り下げコードは、長さも調整できるので、さまざまな高さに対応可能
モスキートネットに対してテントが大きい場合でも、長さを調節すれば使用する事ができます
直感で分かる使いやすさ
説明書などを見るまでもなく使い方が分かります
四隅をペグダウンしてポールを立てる、又は吊り下げるだけなので超簡単です
ペグを差し込むところは赤と青で分かりやすくなっているのでいちいち探す必要もありません
シートゥサミットのモスキートネットは2種類ある「ナノモスキートネット」「モスキートネット」
シートゥサミットのモスキートネットはナノモスキートピラミッドネットとモスキートピラミッドネットの2種類から選ぶことができます
それぞれのモデルにペルメトリン防虫加工がされているタイプも発売されているので、徹底的に虫対策したい人は防虫加工されているタイプがおすすめです
防虫加工のモデルも合わせると全4種類から選ぶことができます
基本構造は同じ、違いは生地の厚さ
2種類の違いは生地の厚さです
ナノモスキートピラミッドネット
出典:SEA TO SUMMIT ホームページ
重量:82g 生地:15D
モスキートピラミッドネット
出典:SEA TO SUMMIT ホームページ
重量:240g 生地50D
ナノモスキートネットは15dの生地で、モスキートネットは50dの記事を使っています
生地の厚さの違いは重量に大きく影響します
ナノモスキートは82g、モスキートは240gなのでその差は158gです
ナノモスキート | モスキート | |
---|---|---|
重量 | 82g | 240g |
生地 | 15d | 50d |
価格(税込) | ¥6,820 | ¥4,400 |
重量を優先するならナノモスキートネット
コスパや頑丈さ優先するならモスキートネットを選ぶのがいいでしょう
シングルサイズでは小さいという人には、ダブルサイズもあるので余裕のあるスペースが欲しい人にはダブルがおすすめです
購入前に気になった3つのこと
購入前に気になったことが3つあります
- フロアレスってどうなの?虫入ってくるでしょ
- ジッパーなしってどうなの?出入りしにくいでしょ
- 収納バックが小さいけど収納するの大変かな?
結論を先にお伝えすると、
3つとも全く問題ありませんでした
詳しくみていきましょう
フロアレスってどうなの?
フロアがないことで虫が侵入してくることが気になりましたが、実際に使ってみると侵入はありません
いや、
実際には侵入してきているのかもしれませんが、少なくとも蚊やアブ、ブヨなど刺されたら迷惑な虫の被害には遭っていません
ジッパーなしってどうなの?
ジッパーがないことで出入りがめんどうなんじゃないかと気になりましたが、
使ってみると全然平気でした
のれんをまくり上げるように出入りすればよくて、むしろいちいちジッパーで開閉するよりも楽です
ペグダウンしている場合は、毎度ペグから外して出入りする必要があるので多少めんどうに感じると思いますが、ペグダウンしていない状態での使用の場合はジッパーなしは気になりません
私はキャンプ中ほとんどの時間を焚火の前で過ごします
ネットの中に入るのは寝る時ぐらいで、寝ている間にトイレに行くことがあっても出入りは数えるほどです
出入りの手間は全く気になりません
収納バックが小さい
収納バックが小さいので撤収時に大変かなと気になっていましたが全く問題ありませんでした
無造作にぎゅうぎゅう押し込んでいけば収納可能なので簡単で楽ちんです
キレイに折り畳む必要もないので撤収に手間も時間もかかりません
実際に使ってみて感じた事
タープ泊での使用
暑い時期は特にタープの開放感は涼しさも感じられるし、フルクローズはしたくないですよね
モスキートネットを使えば開放感を感じつつ、しっかり虫対策もすることができます
写真は夏にタープ泊をしたときです
モスキートネットを使ったので開放感があり、涼しく過ごせました
ペグダウンせずに吊るしてるだけでも使用可能で、効果は十分です
ゴム紐のドローコートがついているので絞れば隙間を最小限にすることができます
めんどくさがりな私はペグダウンしないで使うことがほとんどですが、それで虫の被害に遭ったことはありません
ワンポールテントのインナーとして
タープ泊での使用だけではなく、テント泊の時にも使用することがあります
私はDDスーパーライトピラミッドテントを使用していますが、インナーテントは使っていません
インナーテントの代わりにモスキートネットを使用しています
テントで使用するときもペグダウンはせずにスリーピングマットに挟み込んで使っていますが、虫に困ったことはありません
ほとんどのワンポールテントに使うことができるので、インナーを持っていかないで装備を軽量化させたい人や、虫対策をしたい人におすすめです
虫は防げる?
実際にこのモスキートネットの中にいて蚊などに刺されたことはありません
ですが、注意点もあります
ネットの部分に肌が触れてしまっていると、蚊は容赦無く刺してきますので注意が必要です
ネットの中にいたのにもかかわらず、ネットに肌が触れてしまっていため、たくさん蚊に刺される体験をしたことがあります
油断しないように気をつけましょう
詳しく知りたい方は過去の記事を読んでみてください
残念な点
ナノモスキートピラミッドテントを使っていて満足していますが、一点残念な点があります
それは、
枯れ葉がめっちゃくっつくことです
不意に地面に置こうものなら枯れ葉だらけになり、取るのがまた大変なので設営時にはできるだけ地面に設置させないように注意が必要です
生地の特性上仕方のない事なんだと思いますが、ナノモスキートピラミッドテントの残念な点です
まとめ
- 重量82gなので装備を軽くすることができる
- コンパクトになるので荷物を少なくすることができる
- 伸縮可能な吊り下げコードは長さも調整できるのでさまざまな高さに対応可能・汎用性が高い
- ジッパーがないがのれんのようにまくりあげればいいので楽
- ぎゅうぎゅう押し込むだけで収納できるので時間も手間もかからない
- ペグダウンしなくても使い方次第で使用可能
- 生地が薄いので穴が空きやすく注意が必要
- 枯れ葉がくっつきやすく、とるのが大変
- 装備を軽くしたい人
- 装備をできるだけコンパクトにしたい人
- 虫が苦手・嫌いな人
- タープ泊で虫対策したい人
- 夏でも虫に気にせず開放的なキャンプをしたい人
- テント泊でインナーを探している人
おわりに
いかがでしたでしょうか
私は過去に大量の蚊に刺されて楽しくないキャンプになってしまったこともあります
せっかくキャンプに行くなら虫に悩まずに楽しくキャンプできる環境を作りましょう
最後まで読んでいただきありがとうございました
何かみなさんの参考になれば嬉しいです
ナノモスキートネット・シングル
ナノモスキートネット・シングル(ペルメトリン加工)
モスキートネット・シングル
ナノモスキートネット・シングル(ペルメトリン加工)
ナノモスキートネット・ダブル(ペルメトリン加工)