この記事ではハンモック設営で失敗しないために知っておきたいポイントを解説します
ハンモックの設営を簡単にしてくれるアイテム
設営で失敗しないポイントの解説に入る前に、設営を「簡単」にしてくれる道具を紹介します
- ツリーベルト
- ウーピースリング
私自身もウーピースリングとツリーベルトを使うようになってからハンモックの設営がグッと簡単になり、短時間で設営できるようになりました
木を傷つけないための必需品!ツリーベルト
ハンモックは木と木の間に設営します
人が乗ることで支柱になっている木には負担がかかります
細いロープを使い木に巻きつけてしまうと、荷重がかかることで木にロープが食い込んでしまい、木を傷つけてしまいます
ツリーベルトは幅が2〜3cmほどあるベルトで、荷重が分散されることで木に食い込むのを防ぎ、傷つかないようにしてくれます
ツリーベルトを使用せずに細いロープなどを使用する場合には、木が傷つかないようにタオルを巻いたり保護する必要があります
ツリーベルトを使うことで簡単に設営ができるようになります
無段階で調節可能!ウーピースリング
ウーピースリングとは、高強度のポリエチレンやダイニーマを使用したスリング状(輪っか)になっているもので、無段階で長さを調節できる便利なロープです
無段階で調節できることで、設営してからの微調整が格段にしやすくなります
ウーピースリングはハンモック本体と、ツリーベルトを繋ぐためのもので、人の体重を支えることができるほどの強度があり、頑丈です
おすすめ:コクーン・ハンモックストラップ UL
おすすめはコクーンのハンモックストラップで、ウーピースリングと、ツリーベルトが一緒になっている優れもの
「軽さ」も魅力で、本体の重量は72gしかありません
ウーピースリングは長さが20cmから100cmまで無段階で調節が可能です
ハンモックを上手に設営するためのポイント
それではここからはハンモックの設営をするためのポイントを解説します
- 木の間隔は4〜6m
- 木の太さは手のひらよりも太い木を選ぶ(目安)
- ツリーベルトを取り付ける高さは150〜170cm
- ハンモック本体の左右の高さが水平になるように
- ハンモック本体はしっかりとアーチを描くように
さっそく詳しく見ていきましょう
木の間隔は4〜6m
ハンモックは木を利用して設営をするので、適度な間隔の木を見つけることから始めます
私が最初に苦戦したのがちょうどいい間隔の木を見つけるのに困ったことです
なぜなら、どのくらいの間隔の木の間に設営すればいいか、目安がよく分かっていなかったからです
一人用のハンモックを設営するのに目安としてちょうどいい間隔は4m〜6mほどです
ハンモック本体が2.5〜3.2mほどなので、設営するにはそれよりも広い間隔が必要になります
設営後に微調整することも考えると、4〜6mを目安に設営するのがこれまでハンモックキャンプをしてきた中では設営がしやすかったです
フライシートになるタープの大きさによっては木の間隔が4mでは狭いので気をつけること
木の間隔が広すぎてしまうと、ハンモック本体が地面に干渉してしまったり、ロープの長さが足りず、快適に設営できなかったりします
木の間隔を確かめる時には大股で一歩を大体1mとして、4歩〜6歩くらいかを確かめてから設営しています
木の間隔を確かめる時には大股で一歩を大体1mとして、4歩〜6歩くらいかを確かめてから設営しています
木の太さは手のひらよりも太い木を選ぶ(目安)
ハンモックの設営をするための木を選ぶ時に気をつけることは、
細すぎる木を選ばない事です
細い木を使って設営してしまうと、荷重がかかった時に木がしなってしまい、ハンモックが地面と干渉してしまう原因になってしまいます
また、荷重に耐えきれず、木が折れてしまうことにもなりかねません
設営するための気を選ぶ時には(20cm以上)の木を選ぶようにしましょう
私は目安として、最低でも「手」を広げたくらいの木を選ぶようにしています
自分の手を広げた時のサイズが何cmなのか覚えておくと木を選びやすくなります
太い分には問題ありませんが、木が太すぎるとツリーベルトが木に巻きつけられないと設営ができないので気をつけましょう
ツリーベルトを取り付ける高さは150〜170cm
ツリーベルトを取り付ける高さは150〜170cmを目安にしましょう
ハンモックは「アーチ」を描くように設営します(理由は後で説明)
おおよそ150〜170cmにすることでハンモックがアーチを描くように設営できるようになります
適度なアーチを描くように設営した時に、ツリーベルトの取り付け位置を低くしてしまうと、ハンモックに乗った時に地面に干渉してしまいます
- 取り付け位置が高すぎると、ハンモックの位置が高くなりすぎてしまい、乗るのが大変になってしまうので気をつけましょう
- ハンモックの位置が高いことで、万一、落下した時のダメージも大きくなってしまうので、干渉しない程度に、低めに設営するようにしましょう
自分の体のどの辺が150cmなのかを覚えておくとツリーベルトを取り付ける高さを測りやすいです
ハンモック本体の左右の高さが水平になるように
設営したらちょっと離れたところからハンモックを見て、水平になっているかを確認し、実際に寝てみて、寝心地を確かめましょう
ハンモック本体が水平になっていないと寝心地が悪くなってしまいます
ハンモック本体が水平になっていないと寝心地が悪くなってしまいます
ハンモック本体がななめになっていることで寝ている間にズレていってしまい、ハンモックの真ん中に寝ることができずにはみ出してしまうこともあります
微調整をするのに冒頭で紹介したウーピースリングがあると本当に簡単です
ウーピースリングを使わない場合にはツリーベルトの高さを変えたりと手間が増えます
ハンモック本体はしっかりとアーチを描くように
誰もがそう考えると思いますが、
ハンモックは設営時にフラットにしてしまうと寝心地が悪くなります
ハンモックはアーチを描くように設営することで、横になった時に包み込むようになり、荷重が分散されて快適に横になることができます
フラットになるように設営してしまった場合、ハンモックに寝た時に生地が体を包み込むことができず、荷重が分散されないので寝心地が悪くなってしまいます
フラットに設営してしまうと、ハンモック本体が体を包み込めずに、落下しやすくなってしまうので気をつけましょう
ハンモックはアーチを描くように設営し、ハンモックに対して斜めに横になることで限りなくフラットになる構造になっています
快適に寝るための「寝方」はこちらの記事で解説しています
まとめ
- 木の間隔は4〜6m
- 木の太さは手のひらよりも太い木を選ぶ(目安)
- ツリーベルトを取り付ける高さは150〜170cm
- ハンモック本体の左右の高さが水平になるように
- ハンモック本体はしっかりとアーチを描くように
- 木を傷つけないためのツリーベルト
- 無段階で調節可能なウーピースリング
初心者におすすめのハンモック
ハンモックの設営に慣れていない人に数あるハンモックの中からおすすめのハンモックを1つ紹介します
コクーン:ウルトラライトモスキートネットハンモック
コクーンのウルトラライトモスキートネットハンモックは慣れていなくてもハンモックの設営が簡単にできます(名前が長い・・・)
その理由は、ハンモックの端と端に「リッジライン」が張ってあり、いつでもベストなアーチを描くことができるからです
リッジラインとはハンモックのアーチを調整するのに便利なロープのことで、強度の高いポリエチレンやダイニーマを使用しています
また、ヘッドライトやタオルなどをかけておくのにも便利です
リッジラインがあることで、設営がより簡単になり、いつでもハンモックで快適に寝ることができます
ウルトラライトモスキートネットハンモックについて詳しくはこちら
他にもどんなハンモックがあるか知りたい人はこちら
おわりに
ハンモック設営を失敗しないためにしっておくべきポイントの解説でした
慣れてしまえば簡単に設営することができます
ハンモックで快適にキャンプをしましょう!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました
ではまた!
ハンモックでのキャンプにチャレンジしたいけど、うまく設営できるかが不安