そんな人におすすめなのが「イスカ・トレイルマットレス」です
この記事ではイスカ・トレイルマットレスを実際に使って感じたことをお伝えします
- イスカ・トレイルマットレスのスペックやサイズ感
- 使用感(レビュー)
- サイズ比較
イスカ・トレイルマットレスは「とにかく装備を1gでも軽くしたい!」って人よりは、できるだけ軽く、コンパクトなマットがいいけど、寝心地の良さもほしい人向けのマットです
「携帯性」や「快適性」だけでなく、必ずしも平らではないフィールドでの使用を考えられていたり、設営、撤収が簡単になる2WAYバルブなど、細部へのこだわりを感じるマットでした
- キャンプ歴は20年以上
- 渓流釣り(テンカラ)5年目
- 最近では登山の魅力にハマり、アルプスから低山まで山登りに夢中
- 装備はできるだけ軽く、ULなスタイルで歩き回っている(現在ベースウエイト4.5kg)←装備について詳しくはこちら
イスカ・トレイルマット
イスカとは
出典;ISUKA
ISUKA(イスカ)は1972年に創業した日本のシュラフ(寝袋)メーカーです
シュラフを中心にシュラフカバーやバックパックカバー、スタッフバックやコンパクトクーラーバックなど登山用品を作るメーカーです
トレイルマットの基本情報
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名前 | トレイルマットレス・Reg | トレイルマットレス・Mid |
---|---|---|
R値 | 2.7 | 同様 |
サイズ | 51×183×2.5cm | 51×168×2.5cm |
収納時 | φ12.5×27cm | φ11.5×27cm |
重量 | 520g | 460g |
総重量 スタッフバック・リペアキット込み | 533g(実測値) | 492.5g(実測値) |
素材 | 表面:20Dポリエステル 裏面:30Dポリエステル | 同様 |
付属品 | 収納バック・リペアキット | 同様 |
トレイルマットの魅力
使ってみて感じたこと
実際にキャンプや登山でのテント泊で使ってみて感じたことをいいことも残念なところも写真付きでレビューしていきます
厚さの割に寝心地がよかった
厚さは2.5cmで、エアマットに比べると薄いトレイルマットレスですが、程よい反発力で実際に横になってみると寝心地が良かったです。
空気の量を調整することで硬さを変えることができますが、空気が少ないと底付きしやすいのでできるだけパンパンにした状態が1番快適に感じました
裏面の滑り止めは効果が高い
裏面は表面よりも生地が厚くなっていて、耐久性が高められています。それだけではなく、上面は全体が滑り止め加工されていて、テント内に置いたマットがずれにくくなっていて、傾斜があってもマットが動くことがありません
触ってみるとザラザラとした表面で滑りにくくなっています
表面のデザインも実は滑り止めになっていて、シュラフがずれない
裏面だけではなく、シュラフが設置する表面のデザインになっている模様も滑り止めになっているのでマットからシュラフがずれ落ちないようになっています
実際に寝てみるとこの滑り止めの効果を感じました
収納時はバルブ全開放で一気に空気を抜ける
収納時にはバルブを全開にできるため一気に空気を抜くことができます
私が前に使用していたセルフインフレーターマットはバルブを開放しただけでは空気はあまり抜けず、丸めて圧縮しながら空気を抜いていましたが、トレイルマットレスのバルブは全開にすることでしっかりと空気が抜けてくれます(おかげで収納時の工程がらくになります)
2WAYバルブで設営・収納がらくらく
トレイルマットレスのユニークなところなのが空気を入れるバルブ
このバルブには表と裏があって、
表のインフレーションバルブはマットを膨らませたい時に空気の流出を防いでくれ、裏のデフレーションバルブは収納時にマット内に空気が流入するのを防いでくれます
この2WAYバルブのおかげで撤収しにくいセルフインフレータブルマットの収納がらくでした
セルフインフレータブルマット空気を入れて使用するマットで、快適な寝心地で、コンパクトに収納できるマットです。中にウレタンフォームなどが入っており、バルブを開けると自動でフォームが膨らんでいくのでエアマットよりも空気を入れるのが簡単です。
すでにセルフインフレーターマットを使用したことがある人は経験あると思うんですけと、一度膨らませたマットを圧縮しながら収納するのって結構大変です
一度で収納できるサイズに圧縮するのは難しく、まずはざっくりと空気を抜いて潰した状態で2度目にしっかりと収納できるサイスに丸めていく面倒な工程がありますが、デフレーションバルブがマット内への空気の流入を防いでくれるので、一度でしっかりと圧縮しながら丸めていくことができます(しかもそこまで力も必要ありません)
二つ折りでぴったり収納できるサイズのバック
使っていて地味に楽だと思ったのが収納バックのサイズ
これまで使ってきたエアマットやセルフインフレーターマットはだいたい三つ折りに収納するようになっていて、収納バックに合わせて三つ折りにするものの、ピッタリと収納バックに収まらないことがよくありました(いつもはみ出した状態で携帯してます)
トレイルマットレスは本体を半分に折ったところで収納バックにピッタリ入るサイズになっているので、マットを収納する時にいちいち収納バックに合わせて折る場所を確かめなくてOK
毎回同じところで折るため、使用していくにあたって耐久性の心配はありますが、とにかくデフレーションバルブと二つ折りで収納できることが収納時のストレスを減らしてくれています
断熱性の高さ
トレイスマットレスのR値は2.7
横方向にしか肉抜きされていないので、フォームの表面(体が設置するところ)はしっかりと断熱してくれるようになっています
暖かくなってきた春先から夏のピークを過ぎた初秋までの3シーズンをカバーすることができます
まだ使い始めたばかりで低温環境での使用はありませんが、体感としては、冬季登山や積雪期での単体使用では厳しいかもしれませんが、0℃くらいまでは単体使用で問題ないと感じています
残念なところ
いいところばかりではありません
ラインナップされているサイズが似ている
トレイルマットレスはRegサイズとMidサイズの2種類があり、その違いは長さです
Regサイズが183cmでMidサイズが168cmとなっていて、15cmの違いがあるわけですが、言い方を変えると15cmの差しかありません
Midサイズは60gほど軽量ですが、上半身をカバーするショートサイズなどがあると、より軽量化を目指したい人にも魅力的に感じます
「軽さ」を追求するならもっと軽いマットは存在する
セルフインフレータブルマットとしてみるのであれば決して重たくはないトレイルマットレス
ですが、スリーピングマット全体で比較してみると、平均的な重量です(断熱性のにもよるので一概にはいえませんが)
寝心地とのバランスを考えると十分に魅力的なトレイルマットレス。山の中で何泊もするのであれば快適な睡眠で疲労を回復をしたいので寝心地は重要になりますが、「とにかく軽く、UL(ウルトラライト)装備」にしたい人にとってトレイルマットは重たく感じるかもしれません
収納サイズが大きい
二つ折りで収納できるのメリットなんですが、収納時のサイズは長くなります
セルインフレータブルマットはコンパクトになるのが特徴ですが、同等の断熱性能のマットとひかくすると大きめになります
装備の「軽さ」に加え、バックパックの容量とも相談が必要になります(パックパックの容量が小さいのであればその分コンパクトさを重視する必要がありますから)
レギュラーサイズかミドルサイズか迷っている人へ
トレイルマットレスはサイズが2種類
違いは長さです(Midのほうが15cm短い)
長さが違うのでMidサイズの方が60g軽いですが、どちらがいいか迷うって人は身長に合わせてサイズを選びましょう
ちなみに、私はMidサイズを使用し、はみ出たところはバックパックでカバーすることで問題なく使うこともできましたが、セルフインフレーターマットを選ぶのであれば「快適さ」を犠牲にするのは勿体無いと思うので全身を覆えるサイズを選ぶのがベターです
おわりに
イスカの新作トレイルマットレスの紹介でした
セルインフレーターマットなので寝心地がいいのはもちろんなんですが、空気を入れて膨らませたり、撤収・収納のしやすさにこだわりを感じるマットでした
「エアマットは膨らませたり収納が面倒」と感じている人にこそおすすめのマットです
最後まで読んでいただきありがとうございます
ではまた
携帯性が高くて寝心地もいいマットがほしい