寝袋(シュラフ) PR

比較レビュー【イスカ・エアドライト】140と160で迷っている人へ|特徴や違いを解説!

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こんにちは、opoです(opo_85)

  • 中途半端な季節・気温に対応できる軽量な寝袋が欲しい
  • 冬用の寝袋に合わせて使うことで厳冬期の山岳地帯でも対応していきたい
  • 多様に使えて一年を通して出番があるのが求める条件

そんな私の悩みを解決してくれるかもしれない寝袋がイスカ・エアドライト140か160でした

この記事ではエアドライト140と160の仕様の違いや、実際に試してみて感じたことをレビューします

  • イスカのエアドライト140にするか160にするか迷っている
  • 実際に両方を試してみた感想が知りたい
  • 春〜秋に使える寝袋を探している

そんな悩みを持っている人はぜひこの記事を読んでみてください

エアドライト140か160を購入しようと思った経緯 

私は一年を通してキャンプや登山を楽しんでいます(キャンプ歴は20年以上)

そんな中でよく困るのが、中途半端な気温・季節での寝袋の選択です

極端に寒い真冬や、猛暑になる真夏の方が寝袋選びは簡単で、

例えば、真冬なら冬用寝袋にインナー、カバーととにかく寒さ対策!みたいにズバッと判断できるので持ち物はシンプルです

(夏ならインナーをメインにカバーだけでOK)みたいな感じです

中途半端な時期ほど持っていく装備選びには悩みます(楽しいところでもありますが)

中途半端な時期に使うのにぴったりで、かつ冬用の寝袋の保温力ブーストにも使えてと年間使えるのではないかと思い購入しようと思ったのがイスカのエアドライト140か160です

イスカは昭和47年(1972年)に創業された日本のアウトドアブランドです

歴史は日本の登山用品の大手モンベルよりも古く、私自身も登山を始めた小学生の頃から馴染みのあるブランドです

寝袋(シュラフ)をメインに、スタッフバッグやレインバッグカバー、スパッツ、クーラーなどを取り扱っています

イスカの企業情報について詳しくは公式ホームページをご覧ください

結論:私が選んだのは「エアドライト140」

エアドライト140と160を実際に触って、比較して、試してみた結果、

私は、

「エアドライト140」にしました

私がエアドライト140にした理由については後半で解説します(選んだ理由を早く知りたい方は後半まで飛ばしちゃってください)

さっそく140と160の仕様や特徴を詳しくみていきましょう

エアドライト140・160の基本情報

どちらもエアドライトシリーズなので共通点も多くあります

まずはエアドライト140と160の共通点について解説します

エアドライト140・160の共通点 

二つのモデルの共通点は以下の通り

  • ダウンの品質(フィルパワー)
  • 使用している生地
  • シングル構造
  • フードレスの形状
  • 寝袋のサイズ

ダウンの品質:750FPダックダウン

エアドライトシリーズには750フィルパワー(FP)の高品質なダックダウンが使用されています

使用している生地:15デニール・ナイロン 

生地には15デニール(D)リップストップナイロンを使用されています

15デニールは極薄の部類に入る薄い生地です

生地には撥水加工がしてあるのでダウンの弱点である「水濡れ」にも対策されています

 

出典:イスカ

熱と圧力によるダウンプルーフ加工が通気性を確保しつつ、ダウンの抜けを防いでくれます

シングル構造

寝袋の中に入っているダウンは偏ってしまったりしないように筒状になった生地の中にダウンが封入されています

冬用の寝袋は、台形のボックスキルト構造にする事で保温性能を最大まで高めたりしています

反対に夏用の寝袋は、軽量化させるためにシンプルな丸い筒状のシングル構造が採用される事が多いです

エアドライト140と160はいずれもシングル構造です

フードの無い形状 

どちらも熱を逃さないようにドローコードが付いていて、絞れるようになっています

フードのない形状の寝袋なので、気温によっては帽子やウエアなどを併用することが必要になります

サイズ:肩幅70cmでタイトめな作り

長さは180cmあるため、高身長の人でも肩まで入ることができます

タイトさを感じるのは肩幅です

イスカのマミー型の寝袋は、肩幅が78cm(カタログ記載)なのに対し、エアドライト140/160は70cmとタイトなサイズ感になっています

実際に入ってみると、若干のタイトさを感じます

私は普通体型ですが、タイトさを感じたので体格のがっしりした人にはかなり窮屈に感じると思います

寝袋は体と密着することでより高い保温力を発揮してくれますが、同時にタイトすぎると窮屈さを感じてしまいます

入った時のタイトさは好みが分かれるところ、寝袋は購入前に入ってみるのがおすすめ!

スペック比較

スペック
エアドライト140エアドライト160
サイズ70(肩幅)x 180cm70(肩幅)x 180cm
収納サイズφ10 × 18cmφ11 × 19cm
重量312g(実測)375g(実測)
ダウン量140g160g
ダウン750FPダックダウン750FPダックダウン
最低使用温度8℃8℃

140と160の大きな違いは3つ、「ジッパー」「ダウン量」と「カラー」

スペックも特徴も似ているエアドライト140と160ですが違いは大きく三つです

  1. エアドライト160にはジッパーが搭載(140はジッパーなし)
  2. わずかに違うダウン量
  3. イスカの言えばコレ「モデルによって決まったカラー」 

エアドライト160にはジッパーが搭載(140はジッパーなし)

エアドライト160には足元までジッパーが付いているので出入りが楽で、一般的な寝袋と同じように使用することができます

さらにジッパーはダブルジッパーになっているので温度調節にも活用することができます

ダブルジッパーは寝袋がズレることなく通気性を確保できるので思っているよりも便利です

ジッパー無しの140は出入りが大変

ジッパーのついていないエアドライト140は出入りが少し大変です

靴下を履くように体を寝袋に入れていくので時間がかかります

慣れてしまえばなんてことはありません(数回繰り返しているとなれます)

ですが、ハンモックでキャンプをする時は大変でした(おすすめしません)

わずかに違うダウン量

エアドライト140と160は封入されているダウンの量を表しています

二つのモデルはダウンがそれぞれ140gと160gのダウンが入っていて、エアドライト160の方が、触った感じは少しフワフワ感を感じます

ここで一つ疑問が、

ダウン量が違うのにカタログでは最低使用温度が同じになっているんです

ダウン量が違うのに最低使用温度が同じなのはなぜ?メーカーに聞いてみた

ダウン量が違う(20g)のに対して、最低使用温度が同じなことについてメーカーの方に問い合わせてみました

メーカーからの返答は以下のような内容でした

  • ジッパーのついている160は冷気の侵入を考慮し、独自のデータと経験・テスト結果から最低使用温度を算出している
  • 封筒型のシュラフは検査機関での温度測定ができないから目安として温度設定している

私も問い合わせてみて初めて知ったのですが、頭部のない寝袋は検査機関での測定ができないそうです

イスカのマミー型の寝袋は東レの人工気象室でのテスト結果とフィールドテストを繰り返した結果から数値をだしているそうです

封筒型に関しては測定ができないため、フィールドテストを基にしたデータで目安として設定されている使用温度になっています

まだ慣れていない初心者や寒さに不安のある人なんかはマミー型の寝袋を選ぶのが無難です

イスカの言えばコレ「モデルによって決まったカラー」 

イスカは各モデルによってカラーが決まっています

エアドライト160はカラーはブルーストーンしかありません

エアドライト140はダークネイビーしかありません

ナンガの寝袋なんかは各モデルにカラーバリエーションがありますが、イスカはモデルによってカラーが決まっているので分かりやすいです

エアドライト140は入り口の色が黄色でわかりやすいのも特徴です

入り口がわかりやすいのって実際にキャンプしてると、思っている以上に便利です

色の好みって偏りがちで、私はダーク系のカラーのものばかりなので暗がりだと、見分けがつきにくくて「あれどこだ?」ってなるんですけど、色が変わっていることで、そのストレスが無くなります

違いから生まれる重量と収納性の差

「ダウンの量」「ジッパーの有無」から重量と収納サイズにも違いが生まれます

エアドライト140は312g、エアドライト160は375gでした(実測)

ダウン量が少なく、ジッパーがない分、エアドライト140の方が軽量です

収納サイズも比べてみるとエアドライト140の方がコンパクトになることが分かります

エアドライト140/160のメリットとデメリット

エアドライト140と160を比較した時のメリットとデメリットは以下のようになります

エアドライト140エアドライト160
メリット・軽量
・収納サイズがコンパクト
・ジッパーがついていて出入りがしやすい
・ジッパーの開閉で温度調整が可能
デメリット・ジッパーがないので出入りに慣れが必要・重い
・収納サイズが大きい

どっちにするかは求める「便利さ」で決まる 

共通点も多く、スペックにもそこまでの差はない両者ですが、どっちにするかの決め手は、

便利さを求めるか・携帯性を求めるか

優先順位をどっちにするかで選ぶ方を決めやすくできます

軽さ・コンパクトさもこだわりたいけど便利さも捨てがたい→エアドライト160

便利さよりも携帯性や重量にこだわりたい→エアドライト140

まとめ 

エアドライト140と160の共通点
  • ダウンの品質(フィルパワー)
  • 使用している生地
  • シングル構造
  • フードレスの形状
  • タイトめのサイズ
エアドライト140と160の違い
  1. エアドライト160にはジッパーが搭載(140はジッパーなし)
  2. わずかに違うダウン量
  3. カラー 
違いから生まれるのは重量とコンパクトさ
エアドライト140エアドライト160
重量312g375g
収納サイズφ10 × 18cmφ11 × 19cm

こんな人には140がおすすめ

  • とにかく1gでも軽量にしたい人
  • できるだけ荷物をコンパクトにまとめたい人
  • 冬用の寝袋の保温力のブーストに使いたい人
  • 組み合わせ次第で使い方を広げられる多様性を求めている人
  • エマージェンシー用に携帯したい人

こんな人には160がおすすめ

  • 荷物は軽量にしたいけど、利便性も求めたい人
  • 寝袋としての使用をメインに考えている人
  • 冬用の寝袋の保温力のブーストに使いたい人
  • 旅などで使用したい人

私がエアドライト140にした理由

冒頭でも結論としてお伝えした通り、私は実際にエアドライト140と160を試してみて、エアドライト140にしました

エアドライト140にした理由は以下の通りです

エアドライト140にした理由
  • 夏場の山岳地帯での使用で、ウエアとの併用することで、できるだけ軽量・コンパクトに装備をまとめたかった
  • ウエアとの併用することを前提としていたので、胸までをサポートできればよかったからジッパーがないことに問題を感じなかった
  • すでにメインの寝袋は持っているので、保温力のブーストとして使いたい
  • ジッパーのない寝袋でも慣れることで不便さは感じなかった

エアドライト140の使用感についてさらに詳しいことはこちらで解説しています!

おわりに

イスカのエアドライト140と160の比較解説でした

単体としてのスペックは物足りなさを感じることもありますが、すでに持っている道具との掛け合わせをするで想像以上に便利な道具になります

自分のレベルや用途にあったベストな道具をみつけてアウトドアを楽しみましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました

みなさんの寝袋選びの参考になれば嬉しいです

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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