そんな人におすすめなのがパタゴニアの「キャプリーン」シリーズです
この記事では、10年間パタゴニアのベースレイヤーしか着てこなかった私が「キャプリーン」のおすすめポイントを紹介!登山やスノーボード、釣りやキャンプ、普段着、全てこれでOKです!
ベースレイヤーで困っている人の参考になれば嬉しいです!
ベースレイヤーの役割
ベースレイヤーとは、アクティブに行動する登山やスキーなどでウエアを重ね着(レイヤリング)する時に1番最初に着るウエアのことです
一般的には「肌着」と言われてるやつです
汗でベタベタの状態では快適とは言えません
汗でウエアがいつまでも濡れていては「汗冷え」原因になってしまいます
ベースレイヤーは汗を吸収し・乾燥することで、できるだけドライな状態を保つ役割をしてくれます
素材によっては保温性も高めることができます
「肌着なんてなんでもいいじゃん」なんて思うかもですが、とんでもない!
登山やスキーなどで快適に過ごすことができるようになる超重要なウエアです
ベースレイヤーの効果を1番感じたのは夏よりも冬でした
気温が低い冬場でも長い時間行動していると汗をかきますが、ベースレイヤーを着ていることで汗による「濡れ」や「蒸れ」を感じにくく、快適に行動できます
ユニクロのヒートテックが登山には向かない理由
パタゴニアのベースレイヤーを着るようになる前までは、ユニクロのヒートテックにお世話になっていました
(コスパ抜群であったかいのは事実。寒さへの対策だけなら超優秀なウエア)
ユニクロのヒートテックは「保温性」がうりのアンダーウエアですが、長時間行動し、汗をかくような時には適しません
その理由としては、汗を吸って発熱することと、素材にあります
ヒートテックは汗を吸収することで発熱し、保温力を高める性能が備わっていますが、登山やスキーにおいては汗をかくようなシーンでは保温力よりも通気性など「涼しさ」を求める状態になります
ヒートテックはそんな時に発熱してしまうわけです(動けば動くほど暑くなる)
ヒートテックに使われているレーヨンは化繊素材で、通気性と吸水性にすぐれていて、一般的に布団やシーツなどの寝具にもよく使われている素材位ですが、乾きにくいのがネック
「速乾性」を求めたいベースレイヤーでは乾きにくいのはNGです
パタゴニアのベースレイヤー「キャプリーン」
ベースレイヤーの役割を解説したところで、ここからは本題
パタゴニアのベースレイヤー「キャプリーン」シリーズのレビューをしていきます
- ミッドウエイト
- サーマルウエイト
- エア
- クールデイリー(旧デイリー)
私が着用したことのあるこの4種類のベースレイヤーについてレビューをしていきます
一番使いやすい「キャプリーン ミッドウエイト」
「キャプリーン ミッドウエイト」は私が最初に着たパタゴニアのベースレイヤーです
(このウエアを着た時にアウトドアブランドの作るベースレイヤーの性能の高さに感動した)
キャプリーンシリーズの中では中途半端ともいえるウエアなんですが、なんだかんだで年間を通して1番出番の多いウエアで、登山から渓流釣り、スノーボードや仕事中といつも着ています
使ってみて
- 高い速乾性
- 程よい保温力
- 着れる時期が長い
- 濡れるような時の着用に適している
- サムホールが何気に便利
- 速乾性が高いから冷えを感じる
- 汗で飽和状態になるとベタつく
- 化繊なので連日着用した時のにおいが気になる
グリッド構造の汗抜けとサムホールがいい感じ
肌に触れる面はグリッド構造になっていて、肌に触れている所が汗を吸水して、触れてない所が汗を発散させてくれるそうです(パタゴニアのスタッフが教えてくれた。私が購入を決断したポイント)
汗抜けについては体感できるほどの効果は感じませんが、汗をかいていてもベタつきにくいです
袖についているサムホールも活躍してくれる機能で、夏場にはミッドウエイトを中間着として使うことがあるのですが、寒さを感じるような時に手首までしっかり覆えるので保温効果を最大まで上げてくれてるかなと感じています
あとはウエアを重ね着する時に袖がまくりあがるのも防げるので地味でもいい仕事してくれてます
抜群の保温力!「キャプリーン サーマルウエイト」
「キャプリーン サーマルウエイト」は北海道にスノーボードに行く時に購入した「保温性」重視のベースレイヤー
とにかく保温性が高く、来た瞬間から「あったか」ってなります
なんかフリースを一枚着足したような感じです
極寒の北海道のゲレンデでパウダースノーを楽しめたのはサーマルウエイトを着ていたからだと思います
行動量の少ないテント場でのウエアや冬キャンプの防寒着としても活躍してくれてます
使ってみて
- 抜群の保温力
- ロフトのあるグリッド構造で汗抜けがいい
- グリッド構造で肌に触れる面積が少ない分、ベタつきにくい
- サムホールが何気に便利
- 保温力が高いので使用時期・環境が限定される
- 行動中はどうしても蒸れを感じる
- 化繊なので連日着用した時のにおいが気になる
高いロフトのグリッド構造で肌に触れる面積が少ないから快適!
サーマルウエイトはミッドウエイトよりもボコボコとしていて、これが保温性の秘密
ここにデッドエアーを溜め込んで保温してくれ、さらに汗は肌に触れてない所から発散してくれます
保温力が高いのですが、肌に触れる面が少ないので汗をかいた時に思ったよりもベタつかず、汗抜けがいいのも着ていて快適に感じます(蒸れる感じはあります)
ミッドウエイトと同じサムホール付き
サーマルウエイトにもミッドウエイトと同様にサムホールがついています
保温力と通気性のバランスがすごい!「キャプリーン エア」
キャプリーンシリーズで最近買い足したのが「キャプリーン エア」です(たしか購入してから3、4年くらい・・・ちょっと覚えてないです)
これだけボトムスなんですけど、今では私の下半身をメインで覆ってくれている主力です
保温性や通気性、速乾性とどれもすごいんですけど、
とにかく着心地がいい!
メリノと化繊の混紡で、柔らかくてもう最高です
だだし、べらぼうに高い・・・
それだけいい素材を使っているから当然といえば当然なんですが、まあ高い
(価格で手がでなかった私はセールで見かけて即決しました)
使ってみて
- 抜群の保温性
- 抜群の通気性
- ニットのような着心地(チクチクはしない)
- 濡れても気がついたらサラサラになっている
- 行動中の不快感が少ない
- 一年中使える
- ベースレイヤーとしてはコストがかかる
- 夏場の使用はさずがに暑い
価格が高いのにも納得できる
メリノと化繊の混紡であることでメリノの弱点である「乾きにくさ」を克服していて、実際に着ていて汗をかいても、いつの間にか乾いてる感じです
しかも、汗をかいていてもベタつくこともなく、行動中は多少の蒸れは感じるものの、不快感はゼロに近いです
それと、何日か連続で着てもにおいません(これ本当)
潤沢な予算があるなら上下「キャプリーンエア」シリーズにしておけば間違い無いです
キャプリーンクール デイリー
「キャプリーンクール デイリー」は紹介する中でもっとも薄手のベースレイヤーです
薄手なので保温力は低いですが、乾きやすさは抜群!濡れると体にはり付きますが、ほっとくとすぐに乾いてくれる
夏場の水辺で活躍することが多いウエア。日焼けで痛い思いをしたくないときとかに着ています
使ってみて
- 薄手でサラサラな質感
- 濡れてもすぐに乾く速乾性
- 抜群の伸縮性
- 汗をかくとはりつく、ベタつく
- 汗抜けは悪い
抜群の伸縮性で着心地よし
伸縮性もかなり高くサラサラな着心地なので部屋着としても使っています
ワンサイズ大きめを買えばゆったりしたリラックスウエアとして使えます
まとめ
私なりに4種類のベースレイヤーを比較してみるとこんな感じ
ミッドウエイト | サーマルウエイト | エア | クールデイリー | |
乾きやすさ | ⚪︎ | △ | ◎ | ◎ |
通気性 | ⚪︎ | △ | ◎ | ◎ |
保温力 | ⚪︎ | ◎ | ◎ | △ |
着心地(発汗時) | ⚪︎ | ⚪︎ | ◎ | ⚪︎ |
コスパ | ⚪︎ | △ | × | ◎ |
よく着ているミッドウエイトは比較するとまぁ平均的なウエアと言えます(中途半端とも言えますが・・・)
「キャプリーンエア」が機能面では抜群で、1番おすすめですが、コスパを意識しながら通年での使用を考えていくのであれば「キャプリーンミッドウエイト」をおすすめしたいです
おわりに
パタゴニアのベースレイヤー4種類の使用感をレビューしました
ベースレイヤーはアウトドアアクティビティを快適に楽しむための一丁目一番地だと思います!
用途にあった快適なベースレイヤーでアウトドアを楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた!
登山やアウトドアでおすすめのベースレイヤーが知りたい