こんにちは、opoです(opo_85)
そんな人にナンガ・オーロラ750はおすすめです
この記事ではナンガ・オーロラ750の特徴やスペックを解説しつつ、使っている感想や特徴を解説します。
何かみなさんの寝袋選びの参考になれば嬉しいです。
2023年ではオーロラシリーズはナンガのホームページのラインナップからは無くなってしまっていますので、価格などは参考価格になります
寝袋(シュラフ)を選ぶ基準
そんな人はこちらの記事をご覧ください
ナンガ・オーロラ750:スペック
私が使っている冬用の寝袋はナンガ・オーロラ750です。
モデル名 | オーロラ750STD |
ダウン | スパニッシュダックダウン80-20% (650FP) |
ダウン量 | 750g |
重量 | 1490g |
生地 | 表地:オーロラテックス 裏地:40dnナイロンタフタ |
内部構造 | ボックスキルト構造 |
使用温度 | 快適使用温度-6℃ 下限温度-14℃ |
収納サイズ | φ22×32cm |
“元祖 シュラフカバーのいらない寝袋”
防水性が高く、冬季一般登山用や冬キャンプに最適なオールシーズンモデルです。
「誰でも・どこでも」 使えるオールラウンドモデル。
ナンガHPより
私は冬の登山にも興味を持っていたので冬期の登山でのキャンプでも使用できる寝袋を探していました。
オーロラ750STDの特徴
真冬でも快適に使えるハイスペックな寝袋
オーロラ750STDは650FPのダウンを750g封入しているので抜群の保温力です
これまでこの寝袋を使っていて寒さを感じたことはほとんどありません。
快適使用温度は-6度ですので冬のキャンプの使用にぴったりです。
標高の低いところであればこの寝袋だけでも寒さを感じる事なく眠ることができます。
標高の低いところであればこの寝袋だけでも寒さを感じる事なく眠ることができます。
マイナス10℃でも問題なし!
オーロラシリーズはコストパフォーマンスに優れている!
高い保温力がありながら、オーロラライトやUDDBAGよりも安いのでエントリーモデルとして最適です。
コストをなるべく抑えたい人には本当におすすめで、ナンガの寝袋シリーズの中では一番価格がやすいのが魅力です
オーロラ750STD | オーロラライト750DX | UDDBAG810 |
44,000円 | 66,000円 | 70,400円 |
オーロラとオーロラライトの違いが詳しく知りたい人はこちらから
デメリット:軽さ・コンパクトさを重視するならオーロラはおすすめできない
デメリットとしては重量と収納サイズです。
価格が安い分、品質は他のシリーズと比べると劣ります。
私が比較した中では重量は一番重く、収納サイズもそこまで小さくないことです。
オーロラの上位モデルの「オーロラライト750DX、UDDBAG810と比べるとよく分かります
オーロラ750STD | オーロラライト750DX | UDDBAG810 |
1490g | 1280g | 1260g |
より軽量でコンパクトな荷物でキャンプに行きたい人はオーロラライトやUDDバッグがおすすめです。
私はいつもバックパック1つでキャンプに行きますが正直もう少しコンパクトにできたらな、と使ってみて感じました。
冬は特に持ち物が増えるのでバックパックひとつでキャンプにいく人はコンパクトさと軽量であることは重要です。
(2023年4月追記)
私は価格を重視してコストパフォーマンスに優れるオーロラ750を購入しましたが、その後、よりコンパクトな寝袋の方がよくなってしまったため買い換えました
コストを重視したはずが結果的に倍近くの出費をすることになってしまったのでみなさんはそうはならないよう気をつけてください!
オーロラ750「寒い」原因と対策
オーロラ750と検索すると、予測変換で「寒い」とでてきます。
寝袋に入っていても寒いと感じる原因と対策を紹介します
寒さを感じる原因は以下の通り。
- 地面の冷えが断熱できていない
- 隙間からの冷気
- 寝る時の服装
- 寝袋のスペックが合わない
地面の冷え
ダウンの寝袋はロフトと言って、ダウンが空気を含み、膨らんでいる状態で保温力を発揮します。
ダウンが潰れてしまっている状態では保温力はほとんどありません。
寝袋に入り、寝た状態では地面と接しているところのダウンは潰れてしまっているので保温力がない状態です。
しっかりと地面からの冷えを断熱できていないと寝袋がハイスペックでも寒さで眠るのが難しくなってきます。
対策:R値の高いスリーピングマットで地面からの冷えを遮断
冬に快適に眠るにはスリーピングマットも重要です。
いくらスペックの高い寝袋を使用していても地面からの冷気を受けてしまうと寒さを感じて凍えることになってしまいます。
スリーピングマットも環境に合わせて断熱性の高いものを使いましょう。
スリーピングマットは断熱性の高さをR値で表していて、R値が高い方がより高い断熱性のあるマットになります。
スリーピングマットについて詳しくはこちらをご覧ください
隙間からの冷気
基本、マミー型の寝袋は頭まで覆うことができて、顔以外は寝袋に包まれるようになっています
寝袋に入った状態では隙間ができてしまい、冷気が入ってくる原因になってしまいます
その冷気によって肩が冷えてしまい、寒さを感じてしまうのです
対策:ドローコードをしっかり絞って冷気を遮断
寒さを感じる原因の一つとして、肩が冷えてくることがあります。
寝袋の隙間から冷気が入り、肩が冷えてしまうのです。
寝る時はしっかりと隙間を無くして冷気をシャットアウトしましょう。
オーロラにはドローコードがついているので寝る時はこのコードを絞ることで肩の冷えを防ぐことができます。
顔のところにもコードがついていますのでそれもしっかりと絞って寝ましょう。
一番いい状態なのは口と鼻だけが出ている状態です。
寝る時の服装
やっぱり寝る時は薄着の方が快適に眠れますよね。
ですがキャンプでは違います。
対策:キチンと着込む
薄着で寝た方が快適ですが、寒さを感じるような状況ではそうも言っていられません
必要に応じてしっかりと着込んで寝ましょう!
寝袋のスペックよりも遥かに寒い環境
当然ながら、寝袋の限界温度よりも遥かに寒い環境では着込んだり、対策をしても寒い場合もあります。
対策:環境に合った寝袋選びを
キャンプする場所の環境にあった寝袋を選ぶことも重量です。
寝袋の対応温度にも限界がありますので、持っている寝袋の対応できる環境を把握しておくことも重要です
寝袋の対応温度よりもずっと厳しい環境になると、ウエアを着込んでも、インナーやカバーを使っても効果がなく、過酷な体験になってしまいます
寒さ対策
寒さへの不安がある人に寒さ対策についてはこちら
オーロラ750を買う時に私が比較した寝袋
オーロラを購入するときに私が比較した寝袋は以下のとおりです。
ブランド | モデル | 価格 | 快適使用温度/加減温度 | 重量 | 収納サイズ |
ナンガ | オーロラ 750 | 44,000 | -6℃/-14℃ | 1,490g | φ22 x 32 |
オーロラライト600DX | 59,400 | -4℃/-11℃ | 1,050g | φ17 x 31 | |
オーロラライト750DX | 66,000 | -8℃/-16℃ | 1,200g | φ19 x 31 | |
オーロラライト900DX | 71,500 | -10℃/-19℃ | 1,400g | φ21 x 41 | |
UDD バッグ 630DX | 60,500 | -5℃/-10℃ | 1,045g | φ17 x 31 | |
UDD バッグ 810DX | 70,400円 | -7℃/-13℃ | 1,260g | φ19 x 31 | |
モンベル | ダウンハガー650 #0 | 44,000 | -8℃/-15℃ | 1,350g | φ20 x 40 |
シームレスダウンハガー800 #0 | 62,150 | -6℃/-13℃ | 995g | φ18 x 36 |
ブランドはナンガかモンベルの寝袋にするかで悩んだのですが、最終的にナンガの寝袋にしました
その理由は、
国産だったのとアフターサービスが充実していたからです
「国産」と言ってもダウン海外産ですが、洗浄、加工は日本で行われています
永久保証や、ダウン増量などのアフターサービスがあったことがナンガの寝袋にした決め手でした
ナンガのアフターサービスについて詳しくはこちら
ナンガのおすすめ寝袋
2023年現在ではオーロラシリーズは廃盤となってしまい、購入することができなくなってしまいましたが、ここからは私が寝袋を購入するにあたって比較してきた中でおすすめできる寝袋をいくつか紹介します
ナンガ オーロラライト600DX
快適使用温度−4℃、下限温度−11℃。
軽量さとコンパクトさを重視する人にはおすすめ。
候補にする理由はコンパクトさと重量です。
重量は1050gで私が使っているオーロラ750よりも440gも軽量です。
収納サイズもφ17 x 31cmとコンパクト。
比較した中ではもっともコンパクトです。重さは2番ですが、コンパクトさと重量のバランスはピカイチ。
バックパック1つでキャンプに行くことを考えるならコンパクトさは魅力です。
快適使用温度、下限温度はオーロラ750に比べると若干劣りますが、それでも十分に冬キャンプに対応できるスペックです。
不安な場合はインナーシュラフやブランケットを併用したり、服を着込むことで対応できると思います。
詳しくはこちら
さかいやスポーツ別注オーロラライト
ナンガオリジナルのオーロラライトが欲しいけど、価格が高くて手が出ない
そんな人におすすめなのが「さかいやスポーツ」が別注で作っているオーロラライトです
2018年のオーロラライトをもとに別注しているので現行モデルと比べると機能面では劣りますが、使用温度などは同じで、価格が安いので魅力的!
違いなど詳しくはこちら
山渓別注オーロラ750DX
山渓が別注しているオーロラシリーズもおすすめ!
オーロラですが注目なのがDXダウン(FP760)を使っていること。
DXダウンはオーロラライトシリーズに採用されているダウンです。
純正のオーロラはDXダウンではなくFP650のダウンを使用しています。
山渓別注のDXダウンを使った寝袋は純正よりもダウンの質が良く、軽量な上に快適使用温度もより低い温度になっています。
快適使用温度-8℃ /下限温度 -16℃(純正のオーロラは快適使用温度-6℃ /下限温度 -14℃)
そして最大の魅力が価格です。
大量発注をすることにより価格を抑えることでリーズナブルになっているんです。
純正のオーロラはナンガホームページでは44,000円、純正よりもハイスペックで価格が安いのは魅力ですね。私も納期を待てる状態ならこちらにしていましたね。そして次に買うとしたら間違いなく候補に入れます。
これを選ぶ理由はリーズナブルでスペックが高いことです。オーロラライトと比べると重量は重くなり、コンパクトさは劣りますが、オーロラと比べると軽量・コンパクトです。
懸念点としては購入から納期まで時間がかかること。余裕を持って発注できる人にはオススメの寝袋です。
山渓のオーロラDXについて詳しくはこちら
おわりに
いかがでしたでしょうか。
私が使っている寝袋の紹介と、次に買うとしたら候補にする寝袋3選の紹介でした。
しっかりした寝袋を使って冬キャンプを楽しみましょう。
なんでもそうですが、どれにしようか悩んでいる時も楽しい時間だったりします。是非納得の行く寝袋を選んでみてください。何か参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。