ダウン製品を選ぶ時に役に立つ知っておくべき基礎知識を紹介します。
ダウン製品は高価なものが多いので、基礎知識を身につけて失敗しないように選びましょう!
- ダウン製品の購入を考えている
- ダウンってどうみればいいのか分からない
- どんな選び方すればいいのか
- モンベル・ナンガのダウンについて知りたい
そんな悩みを持っている人は参考になるかと思います。モンベル。ナンガのダウン製品の購入を検討している人は必見です。
何かみなさんの参考になれば嬉しいです。
ダウン
ダウンは水鳥の羽毛を使用していて、水鳥の羽毛が空気を含み、膨らみ(ロフト)を作ることで空気を溜め込み、高い保温力を発揮します。
ダウンは化繊や綿に比べて軽量であることも特長です。
一方で水に濡れてしまうと膨らみがなくなってしまい、保温力が低下してしまいます。
FP(フィルパワー)
ダウンの品質は”FP(フィルパワー)”という単位で表示されます。
ダウンの測定基準で、「ダウンの強度」「その圧力に対する反発力」「かさ高さ」を数値で表したものです。数値が高いほど高品質と言われます。詳しくはこちら
フィルパワー数値の高い高品質なダウンほど軽量で高い保温力を発揮してくれるということです。
ダウン製品はだいたいフィルパワーで表記されていることが多いから基準にするといいと思います。
この2つがもし同じ量のダウン量を使っているならモンベルの方が軽量で保温性の高いジャケットってことになります。
この2つがもし同じ量のダウン量を使っているならモンベルの方が軽量で保温性の高いジャケットってことになります。
ナンガ・ダウンの種類とフィルパワー
シルバーグース
ハンガリー産のシルバーグースの羽毛を使ったダウンでFPは930でナンガのダウンの中で一番高品質なダウンです。
SPDX
ポーランド産のホワイトグースの羽毛を使ったダウンでFPは860という高い保温性を持っています。
オーロラライトシリーズでSPDXを使用したモデルになると加減温度の範囲が大幅に低くなるのでより保温性が高く、高品質だということですね。
オーロラライト600DXの下限温度は-11℃だけど、SPDXは-18℃になっています。重量も軽量です。
高品質なダウンを使っている分、価格も上がっています。
DX
ヨーロッパ産のホワイトダックダウンの羽毛を使ったダウンでFPは760です。
オーロラライトシリーズがこのDXを使って作られていてオーロラシリーズに比べると高価だが、オーロラよりも保温性が高い上位モデルです。
ちなみに私の使っているオーロラ750はFP650です。
UDD
DXのダウンに超撥水加工を施したFP760のダウンで「湿気を通す」が「水を吸わない」高機能で高品質なダウンになっています。
オーロラライトよりもさらに価格が高いことがうなずけますね。
モンベル・ダウンの種類とフィルパワー
EX1000
EX1000はモンベルのダウンで一番高品質なダウンでFPは1000です。
主にジャケットで採用されているダウンのようで、寝袋はホームページで見る限りEX1000が使われているのはないみたいです。
FP数値の大きさはナンガのダウンより上ですね。だからと言って一番暖かいとは言えないかもですが高品質なダウンだということは間違いないですね。
EX900
FP900の高品質なダウン。
こちらもジャケットで使われていることが多い。
EX900を使用した寝袋もありますが、軽量でコンパクトです。
重量はなんと900gを切っていて、使用温度は-9度。高級寝袋ですね。
その分値段も恐ろしいほど高いです。
EX800
「暖かさ」と「軽さ」を高次元で両立し、コストパフォーマンスにも優れます。一般的な550フィルパワー(FP)・ダウンに比べ、さらに少ない綿量でも安定した保温力を発揮します。
モンベルHPより
FPが800のEX800は一番幅広く使用されているダウンで、メーカー説明にコストパフォーマンスに優れているとある通り、EX1000や900と比べると価格もだいぶ下がる。だがEX800も高品質なのは変わりない。
ダウンハガー800#0は快適温度-6℃/下限温度-13℃と高品質です。
モンベルのスペリオダウンシリーズはEX800のダウンを使用していて保温力抜群でおすすめです。
まとめ
- FP数値が高いダウンほど保温性が高い
- FP数値が高いほどわずかなダウンで高い保温性を発揮できるので軽量である
- FP数値が高いほど高品質なダウンである
- 高品質なほど価格も高くなる
一般的なダウンはFP550〜650くらいのようです。FPが650を超えてくるダウンは高品質と言えそうですね。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
ダウンについての基礎知識を持っているだけでダウン製品を選ぶ時に役に立つことは間違いありません。
ダウン製品の購入を検討している人は参考にしてみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おわり。
モンベル・ナンガの寝袋の比較やナンガの寝袋の比較についての記事も書いていますのでよかったら読んでみてください。