こんにちは、opoです(opo_85)
エバニューから復活したバックカントリーアルミポッド

発売と同時に人気が爆発し、欠品状態が続いていましたがようやく購入できるようになってきましたね(私もしばらく買えませんでした)
ようやく購入できるようになって、気になっている人も多いのでは?
この記事ではバックカントリーアルミポッドの特徴・機能を伝えつつ、一年ほど使いこんでみて感じたことをお伝えします
何かみなさんの道具選びの参考になれば嬉しいです
エバニュー・バックカントリーアルミポッドの基本情報

購入のきっかけ

実は吊り下げできるタイプのクッカーを買うのはこのバックカントリーアルミポッドが初めてでした
これまでは吊り下げることにそんなにこだわっていなかったためです
私が吊り下げることに興味を持ち始めたのは2015年ごろ、
「ブッシュクラフト」という言葉をよく耳にするようになり、そこから私のキャンプスタイルは大きく変わりました
それまでは焚き火に直接クッカーをぶち込むだけだったのが、
木を集め、削り、組んだりして、
吊り下げる、という行為が楽しくなったのです
そこから私の吊り下げることに対してのモチベーションは上がり、今ではすっかりその虜になってしまいました
ブッシュクラフトとは、自然の中にある資源(木や石など)を利用してキャンプを楽しむもので、キャンプとサバイバイルの中間のようなものだと思っています
このクッカーを持つまではステンレスボトルにボトルハンガーを取り付けて吊り下げたりしていました

そんな中で発売されたエバニューのバックカントリーアルミポッドは私にとって魅力的なクッカーだったわけです
購入のきっかけはシンプルで単純な理由でした
近年のエバニューはパッケージもおしゃれです

昔とは大違いですね
単純な理由で購入したアルミポッドですが、使ってみると魅力がいっぱいでした
特徴や機能など詳しくみていきましょう
エバニュー・バックカントリーアルミポッド特徴
- ハンドル
- ふた
- 加工
- 容量
吊り下げ可能なハンドル(取り外しも可能)
先にも伝えましたが、ハンドルが特徴的です
まずはみてわかる通り、吊り下げることが可能になっています

このクッカーの一番の魅力と言ってもいいですね
これからブッシュクラフトをしたい方にもおすすめです
この取手は簡単に取り外しができます

例えば登山などでバーナーを使うときなんかは外して使うのもアリですね
その場合、別でハンドルが必要になります
このハンドルはまだ特徴があります
一方は立ち上がった状態をキープできるようにストッパーがついています
これが便利です!


立ち上がった状態をキープできるので直で焚き火にかけている時でもハンドルが熱くならずにすみます
ふたの位置が絶妙
ふたもユニークな構造になっています
つまみが真ん中についているのではなく、端っこについています
これが便利なんです!
落ちている小枝を利用してテコの原理を使えば直接つかまなくてもふたを開けることができます

料理の加減を確認するときとかすごく便利ですよ
このつまみは自立してくれます
ですので調理の時は立てておいて、小枝を使えば熱さを感じずにクッカーの中の状態が確認できます

シンプルなアルミだけのフタなので、ふたの上に炭をおいてオーブン調理も可能です
料理にこだわりたい人には魅力的ですね
私は料理は簡単なものばかりですのでふたに炭を載せることはしたことがありません
加工されていないので焚火にかけてOK
このアルミポッドはコーティングなどはされていません
施されているのはアルマイト加工のみです
アルマイト加工とは、簡単にいうと表面に皮膜を作って、アルミニウムの耐食性・耐摩耗性を向上させるための加工です
余計な加工がされていないので焚き火でガンガン使うことができます

商品パッケージにも煤焦げた写真が使われていたり、焚き火で使う事が可能で、オリジナルクッカーに育てようと公式ページでも記載があります
容量は最大750ml
容量はギリギリまで入れて約750mlでした

また、容量がわかりやすいように、200ml、400ml、600mlのところにメモリがついています

シンプルに線だけですが、これがあるだけで容量がわかりやすいので便利です
実際に使ってみた総合的な感想としては、ソロキャンプで使うのには困らないです
冬に鍋料理をするときはちょっと小ささを感じましたが、それ以外では困ることはありません
冬は暖かい料理で暖をとったりします
バックカントリーポッドだと1回に作れる量が少ないので何度か作り直す必要があります
作り直す時に味を変えたりすることで小ささを楽しみに変えることもできますね
実際に使っていて感じること
サイズ感は「ソロ」にぴったり

実際にキャンプや登山で使ってみると、ひとりで使うのにちょうど良いサイズ感でした
スープなどを作るにも一人分なら作れますし、レトルト食品の湯煎も問題なくできます
アルミ製なので熱伝導がよく、炊飯にも向いています
目盛りの使いやすさ
バックカントリーアルミポッドは200、400、600mlのメモリがついています
この目盛が便利です
特にハイキングや登山では600mlのお湯を用意するシーンは少なくありません
コーヒー用に200ml、
アルファ米などの食事用に200ml、
粉末スープやみそ汁用に200mlの計600ml
インスタントラーメンを作るときなんかは500mlを計るのができないのがちょっと残念ですが、400と600mlのメモリがあるのでだいたいの分量で大丈夫です
このクッカーでインスタントラーメンを作るのに失敗したことはありません
容量:冬にキャンプで使うには小さい
小ささはコンパクトさにも繋がるので一概にデメリットとは言えませんが、冬のキャンプでの使用には小ささを感じます
キャンプは基本あまり動かないので身体を温めるには食事が効果的です
ですがスープを作るにしても容量はもう少しあったほうが冬の夜には容量不足を感じます
冬のキャンプではアルミポッドよりも容量の大きいクッカーでスープや鍋を楽しみます
言い換えると、冬以外の季節にはぴったりな容量です
メンテナンス
バックカントリーアルミポットのような加工されていないアルミクッカーは使用前に「シーズニング」をしておくことでクッカーの中が汚れにくくなります
焚き火でのコゲ付きも簡単に落とす事ができるので使用前と使用後のメンテナンスについて紹介します
シーズニング「米のとぎ汁で煮る」
クッカーのコゲ付きを予防したい人は米ぬかを使ってシーズニングをすることで多少の予防はできます(焚き火にかける場合は外側の煤汚れは防げません)
シーズニングしておくことでクッカーの中のコゲつきを予防したり、汚れを落としやすくできます
シーズニングについて詳しくは過去の記事があるのでご覧ください
焚き火の煤汚れは「お酢で煮る」と簡単に落とせる!
「焚き火で使うなら汚れてなんぼ」
ですが、もしも使用後にキレイに汚れを落としたいのであれば
お酢で煮ることでゴシゴシと力任せに擦り続けなくてもキレイにすることができます


使用後のクッカーをキレイにしたい人にはおすすめです
相性のいいスタッキングについて
エバニュー:Ti570Cup
ベルモント:チタンシェラカップ480
他のブランドですと、ベルモントのチタンシェラカップがピッタリ入ります


ユニフレーム:シェラリッド
ベルモントのチタンシェラカップを入れた状態でのシェラカップの縁からアルミポッドの縁までは約8mmです

この隙間にユニフレームのシェラリッドが入りますが、アルミポッドの蓋は若干浮いてしまいます
シンデレラフィットではないものの、収納はできないこともありません


スノーピーク:トレック900
ピッタリスタッキングできるわけではありませんが、バックカントリーアルミポッドの中にスノーピーク・トレック900が収まります

クッカーを二つ持っていきたい人はトレック900と組み合わせるのもアリですね
合わせて使いたいハンドル・コジー
このサイズのクッカーの場合、直接食べることがほとんどかと思います
直接食べる時は吊り下げ用のハンドルではうまく持つ事ができないのでハンドルがあると便利です
私はエバニューのNABETSUCAM・ナベツカムを使っています

ナベツカムの紹介と、アルミハンドルとの比較した記事もありますのでよかったらご覧ください
ハンドルが必要というのは欠点でもあります
追加で必要なわけですから、クッカー + ハンドルだとコストも増えます
お財布との相談も必要ですね
ハンドルを持ちたくない人はケースとしてコジーを使うのもアリです
バックカントリーアルミポッドは専用のケースは付属していないのでコジーをケースとして使えばハンドルは入りません
まとめ
- 吊り下げ可能なハンドルは取り外しも簡単
- ハンドルは立てた状態をキープできるので熱くなりにくい
- ふたのつまみは小枝を使って開閉ができるので火傷しにくい
- シンプルなアルミのふたは炭を載せてオーブン調理も可能
- ふたのつまみは自立しててくれるので掴みやすい
- 容量はソロキャンプにちょうどいいが鍋料理などでは小ささを感じる
- 目盛りがついているので容量が測りやすい
- ハンドルを携帯することでさらに使いやすくなる
- 追加でハンドルを用意するなら余分にコストがかかる
- 専用のケースが付属していないので別で用意する必要がある
- ハンドルを持ちたくない人はケースとして使うといい
- バックパックひとつでキャンプにいく
- ソロキャンプで使うクッカーを探している
- ブッシュクラフトに興味がある・やってみたい
- 焚き火に吊り下げるのにロマンを感じる・やってみたい
おわりに
いかがでしたでしょうか
アルミのクッカーにしてはちょっと高いかな、ハンドル、ケースも用意するとなるコストかかるな、と思いましたが、使ってみる細部までこだわっていることを感じることができ、つ実際に使いやすい大満足のクッカーです
これからクッカーの購入を考えている人や、吊り下げることに魅力を感じる人には絶対おすすめ
キャンプだけでなく、登山や釣りなどでも幅広く活躍してくれますよ
お気に入りのクッカーを持ってアウトドアに行きましょう
最後まで読んでいただきありがとうございました
何かみなさんの道具選びの参考になれば嬉しいです
ではまた