こんにちは、opoです(opo_85)
私は今まで20年以上使ってきたクッカーがありましたが、持ち手が折れてしまったのをきっかけにトレック900に買い替え、3年ほど使ってきました
この記事ではトレック900を使い込んでみて感じたメリットやデメリットを特徴などと合わせて解説します
何かみなさんの道具選びの参考になればうれしいです
スノーピーク・トレック900の基本情報

容量 | 900ml(ポット)、250ml(フタ) |
重量 | 265g |
サイズ | ポット/φ120×107mm、フタ/φ127×39mm |
収納時 | φ130×140mm |
素材 | アルミ素材 |
付属品 | メッシュバッグ |
レビュー | アマゾンレビューを見る |
スノーピーク・トレック900の特徴・メリット
フタがフライパンとして使えるので一台二役!
フタがフライパンとして使えるのが便利です
と言っても大きさには余裕がないのでウィンナーを炒めたり、目玉焼きを作るくらい
ですがソロキャンプではそれで十分


ソロで使うのにちょうどいいサイズ感・容量
本体の容量が900mlあるのでソロキャンプに置いて鍋やラーメン、スープなど作るのに十分な大きさです



一人分を作るのにぴったりですが、二人、三人となると頼りないサイズです
ハンドルが握りやすい!(ハンドルの好みは分かれる)
クッカーの取っ手の形状で好みは分かれます

手前がトレック900です
奥はトレック900とは違う形状のクッカーです
トレック900は持ち手が大きく握るように持つのでそのまま食べやすく、持っていて疲れにくいです

しっかり握ることができるので水分が多く重くな理がちな鍋料理なんかもこのまま食べれます
こちらはトレックとは違い、掴むように持つタイプ
トレックと比べてずっと持ち続けるのはちょっと疲れます

食べにくいというわけではありませんが、好みが分かれるところだと思います
持ち手が長いので焚き火料理に向いています
持ち手が長い分熱くなりにくいです
熱伝導の高いアルミ製
トレック900はアルミ製なので熱伝導率が高く、調理しやすいので初心者にもおすすめ
私はアルミクッカーが好きでよく使いますが、その理由が調理しやすいことで、炊飯もアルミクッカーが失敗しにくいです(実体験)
便利な目盛り付き

トレック900は本体に計量に便利な目盛りがついています
安価であること
3000円弱と割と安価で購入できるのもいいところ(価格は2022年3月時点)
チタン製などは高価なので、コスパ重視ならアルミ製がオススメです
熱伝導も高いので、炊飯などにも向いています
フライパンになるフタとクッカーで4000円以下なのは、コスパはいい方かなと思います
スタッキングの相性
クッカーを選ぶ時の悩みって、組み合わせとスタッキングで悩むことが多いですよね
私自身もそうで、できるだけピッタリとスタックして効率よく携帯したいと頭を悩ませています
トレック900にスタッキングするのにぴったりなクッカーをいくつか紹介します
トレック1400の中にトレック900がピッタリ入る
出典:スノーピークホームページ
チタントレック700がなかにピッタリ入る
出典:スノーピークホームページ
トレック900の中にはチタントレック700がピッタリ入ります
数量限定ということもあり、いつ完売してしまうかも分からないので気になる人は早めにチェックしておきましょう
エバニュー・バックカントリーアルミポッドがピッタリハマる
私はエバニューのバックカントリーアルミポッドを使っていますが、バックカントリーアルミポッドの中にトレック900はピッタリハマります

クッカーを複数持って行きたいときにピッタリスタッキングできるのはありがたいですね
パスファインダーのクッカーも中に入る
パスファインダーのクッカーがぴったり入ります



パスファインダーのユニークなデザインで使いやすいステンレスクッカーについて詳しくは過去の記事で紹介していますのでよかったらそちらもご覧ください
想像以上の収納力
トレック900の中には、250缶のガスカートリッジがぴったり入ります
さらにまだスペースがありますのでガスバーナーも一緒に入れたりすることも可能です
登山に行く際にできだけ装備をコンパクトにまとめたい場合にはありがたいですね

クッカー自体が深型なので一緒にバーナ本体やライターなども一緒に入れることが可能です
ガスカートリッジを110缶に変えることで、驚きの収納力です

思っている以上にクッカーの中にものを入れる事ができるので効率的収納することができます
デメリット
特徴と合わせてメリットを解説してきましたが、トレック900のデメリットも紹介します
焚き火調理には向いていないハンドル

掴みやすいハンドルですが、短いので焚き火での調理の場合、熱くなりやすいです
焚き火で使うならハンドルが長いタイプの方がおすすめ
実際に私は焚き火でもガンガン使ってしまっていますが、置く場所を考えてハンドルが熱くならないように工夫しています
深型であること

深型クッカーは噴きこぼれにくいメリットもありますが深いことがデメリットにもなります
熱伝導のいいアルミを使用していますが、深型のクッカーなので、熱が直接当たる面積が小さい分、浅型よりも調理がしにくいと感じることがあります
また、食べる時も最後の方は深型は取りにくいです
登山用としては大きすぎる
ソロキャンプで使うにはちょうどいいサイズ感ですが、登山での使用を想定するとちょっと変わってきます
登山でもラーメンやうどんなどを食べるときにはちょうどいいサイズですが、
アルファ米やフリーズドライスープなどを食べるだけの時にはトレック900の容量は必要ありません
最低限のお湯を用意するためのクッカーとしては大きすぎるのでおすすめできません
最低限のお湯を用意するためのクッカーならエバニューのTi400がおすすめ
詳しくはこちら
フライパンが小さい

ウィンナーを炒めたり、目玉焼きを作ったりとちょっとした炒め物はできますが、しっかりした料理をしたい場合には小さすぎます
作る料理によっては併用する事ができないので不便に感じてしまう時もありますので作るメニューによっては別でフライパンを用意する方がいいでしょう
フライパンとして使っている時は鍋のフタとして使えない
フライパンを使っている時は鍋のフタがない状態になってしまいます
鍋のフタがない事で炊飯などができなくなってしまうので、併用したい時にはフタとして使えるものをもってく事で対策できます
ユニフレームのシェラリッドはトレック900のフタとしてピッタリです

チタン製なので軽く、フタとしてだけでなく、小皿としても使えるので便利です
付属の収納袋は頼りない(すぐに穴があいてしまった)
付属でメッシュの収納袋が付いていますが、正直これはかなり頼りないです

使い始めてすぐに穴があいてしまいました
収納袋は別で用意する必要があります
アルミクッカーのメンテナンス(シーズニング・コゲ落とし)
使用前のシーズニング「米のとぎ汁で煮る」
トレック900のようにコーティング加工されていないアルミのクッカーは使用前にシーズニングをする事で調理の時にコゲ付きにくくしたり、汚れを落としやすくすることができます
その方法はすごく簡単で、
米のとぎ汁で煮ることです
そうすることで膜を形成してくれて、汚れにくくなり、また汚れは落としやすくなります
効果があるのは調理の時のコゲつきや汚れです
焚き火にかけた時の煤汚れが落としやすくなるわけではありません
詳しい方法などについては以下の記事で解説していますのでぜひ参考にしてみてください
使用前だけでなく、定期的にしずニングすることで効果は持続できますよ
焚き火の煤汚れを簡単に落とす方法「お酢で煮る」
焚き火での煤汚れは汚れてなんぼ
私はそんなふうに考えてあまりしっかりと煤汚れは落としませんが、焚き火での煤汚れを簡単にしっかり落としたい人におすすめなのが、
お酢で煮ることです
お酢で煮ることでゴシゴシとかすらなくても簡単に汚れを落とすことができます


詳しい方法は以下の記事をご覧ください
汚れを落としてキレイにした後にセットでシーズニングをすることをおすすめします
まとめ
- フタがフライパンとして使えるので一台二役
- 容量900mlで、ソロキャンプで使うのにぴったりなサイズ感
- ハンドルが握りやすいので、持っていても疲れにくい
- アルミ製で熱伝導率が高く、調理しやすい
- クッカーには目盛りがついていて、計量しやすい
- トレック900の中には想像以上にいろいろな道具が収納できる
- 持ちやすいけど焚き火との相性が悪いハンドル
- 深型なので熱が当たる範囲が狭い
- 登山用にするには大きいと感じることもある
- フライパンを使っている時にクッカーのフタができない
- フライパンが小さい
- キャンプでの使用だけでなく、登山で使うことも考えている人
- コストパフォーマンスのいいクッカーを探している人
- ソロキャンプメインで使えるクッカーを探している人
軽さを求める人には「チタン製」もある!
そんな人にはチタン製のチタントレック900もあります
アルミのトレック900が265gなのに対してチタントレック900は175gと90gも軽量になります
チタンは軽く頑丈な反面、熱伝導が悪かったりと一長一短ですが、軽さを求める人にはおすすめです
おわりに
いかがでしたでしょうか
クッカーもたくさんの種類があり、選ぶのも大変です
でもキャンプギアって選んでる時もワクワクしたりしますよね
みなさんのクッカー選びの参考になればうれしいです
最後まで読んでいただきありがとうございました