北アルプスや八ヶ岳など圧倒的なスケール感の登山も好きですが、低山ハイクも大好きで、2月も低山に登ってきました
この記事では、東京・奥多摩の「御岳山」を歩いてきたハイキングルートの紹介をします
2月の初旬に関東は警報級の大雪でしたが、その大雪から1週間後に行ってきました!
大雪による登山道の影響なども合わせて紹介します
御岳山(929m)
御岳山(みたけさん)は東京都青梅市にある標高928mの山で、武蔵御岳山とも呼ばれ、古くから山岳信仰の対象となっており、山頂には武蔵御嶽神社が鎮座しています
「花の百名山」や「関東百名山」、「日本百低山」などに名を連ねているほか、「日本百霊山」にも選定されています
登山口・駐車場情報
御岳山の登山口となるケーブルカー「滝本駅」の周辺に駐車場が点在しています
登山口からもっとも近いのが滝本駅駐車場ですが、駐車料金はちょっと高め(普通車:1時間350円、上限1500円)
ケーブルカーを利用してサクッと言って帰ってくるだけなら滝本駅駐車場がおすすめですが、のんびりとハイキングを楽しむなら、滝本駅から少し離れたところにある有料駐車場「西北駐車場」がおすすめ
料金は一律1000円なので短時間だと割高になりますが、3時間以上滞在するならおすすめです
ハイキングルート
プラン | 日帰り |
タイム(休憩込み) | 3時間41分 |
歩行距離 | 8.7km |
ハイキングルート |
---|
滝 本 駅 (11:13) → 御 嶽 神 社(12:24) |
御 嶽 神 社(12:34) → 天 狗 岩(12:54) |
天 狗 岩 (13:02) → 綾 広 の 滝(13:22) |
綾 広 の 滝(13:32) → 天狗の腰掛け杉(13:51) |
天狗の腰掛け杉(13:54) → 長尾平展望台(14:01) |
長尾平展望台(14:18) → 御 岳 山 駅(14:46) |
御 岳 山 駅(15:00) → 滝本駅(15:10) |
ケーブルカー「滝本駅」から「表参道」を通って御岳山へ
スタート地点の滝本駅
ケーブルカーを利用すればここから一気に山頂エリアまで行くことも可能ですが、ハイキングを楽しみに来ているので表参道を歩いて山頂を目指します
麓の滝本駅からは舗装された林道になっていて、車が一台ほど通れる道幅。山頂付近に集落があることから、車の往来もあるので気をつけながら登りましょう
勾配はけっこう急で、行き交う車もうなりながら登っていきます
道中、両サイドに大雪による積雪が残るものの、林道は除雪が入っており、安心して歩くことができました(2月に降った警報級の大雪から1週間後に登りました)
地元の人によれば、御岳山山頂付近では50cmほどの積雪があったらしく、こんなに積もることは滅多にないそうです
麓の滝本駅から山頂付近の集落までは45分ほど。そこから山頂まではさらに15分ほど歩くと山頂の武蔵御嶽神社に到着します
道中はひたすら樹林帯が続きます
山頂エリアには宿坊が並ぶ
山頂エリアの宿坊が立ち並ぶ集落を抜けて山頂を目指します
宿坊とはお寺の一部ですが、現代では一般の人も宿泊ができるようになっています(一部例外あり)
武蔵御嶽神社までも道は舗装されていて、除雪もしっかりされていたのでチェーンスパイクなどは必要ありませんでした
樹齢千年!「御岳の神代ケヤキ」日本武尊の伝説
武蔵御嶽神社を目指す道中、樹齢千年で、高さ30m、幹囲8.2mの巨木「神代ケヤキ」が鎮座しています
この木はその昔、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に植えたと言い伝えがのこっているそうです
山頂に鎮座する武蔵御嶽神社・積雪の影響で行けるのは拝殿まで
集落を抜け、随身門をくぐり、武蔵御嶽神社の本殿を目指します
本来であれば、この拝殿の横を通り、本殿・御岳山山頂へ行くことができますが、私が訪れた時には積雪の影響で立ち入りができなくなってしまっていました
麓から武蔵御嶽神社までは舗装路で、除雪もされているので安心して歩くことができました
武蔵御嶽神社からは本格的に積雪が残る
武蔵御嶽神社からは登山道となり、ここからは道に雪が残り場所によっては凍結しています
天狗岩までは緩やかに下りながら樹林帯の中を歩きます
天狗岩までは20分ほど。日の当たるところは雪は溶けていますが、日陰などには雪が残っているので注意が必要です
天狗岩と綾広の滝・静かな森を歩く
天狗岩には鎖が設置されていて、登ることができます
岩の上には天狗の像が鎮座しているので見に行ってみましょう
天狗岩を過ぎると、積雪が多くなってきます
天狗岩から綾広の滝までの道中は静かな森の中を歩きます
雪は音を吸収するそうで、いつもよりもずっと静かに感じます(人も少ない)
天狗岩から20分で綾広の滝に到着
日中でも日が当たらないので雪がかなり残ってました
低山ハイクに便利!保温ボトル
冬のハイキングで活躍してくれるのが保温ボトル
最近導入した「テンピーク」の保温ボトルが気に入っています
抜群のコスパなのに、マイナス15℃でも熱々をキープしてくれるので保温力の高いボトルを探している人におすすめ
天狗の腰掛け杉と長尾平展望台
綾広の滝からは緩やかに登り、武蔵御嶽神社へと戻ってきますが、20分ほど歩いたところで一際大きい杉の木が鎮座しています
奥之院との分岐点にある大きな杉の木は「天狗の腰掛け杉」と呼ばれ、大きな枝に天狗が腰掛けた伝説が残っているらしい・・・
天狗の腰掛け杉からすぐのところに週末営業の茶屋があるのですが、その横を抜けて5分ほどいったところにあるのが長尾平展望台。関東平野の景色を楽しむことができます
忘れ物に注意!
昼食を食べるためにミニラーメンを持ってきたのですが、フォークを忘れてしまいました(手では熱くて食べれないし・・・)
代用できるものがないか探したところ、万能ナイフについていたピンセットを発見。このピンセットでなんとか食べることに成功
ケーブルカーで楽々下山
下山はケーブルカーを使って楽々下山(文明の利器ってすばらしい)
御岳山のケーブルカーは御岳山駅(831m)から麓の滝本駅(407m)まで標高差424mで、所要時間はわずか6分。平均斜度は22度でなんと関東一なんです、最大斜度は25度にもなります
最寄りのコンビニ
東京方面から御岳山の登山口に向かうならセブンイレブン青梅柚木店が最寄りのコンビニです
立ち寄り湯
御岳山からの帰り道、ちょうどいい温泉施設がないので私も困りました
奥多摩方面に行くと奥多摩駅の近くに「もえぎの湯」があって、日帰り入浴が可能ですが、都心へ帰る場合には逆方向となってしまうため非効率
登山口からは少し距離がありますが、JR川辺駅の近くに「河辺温泉・梅の湯」があるので帰り道によるのであればこちらがおすすめです
料金 | 大人:平日950円/土日祝1100円 子供:平日440円/土日祝550円 |
開館時間 | 10:00 〜 23:30 (最終受付23:00) |
休館日 | 毎月第2水曜日 (祝日の場合は翌日) |
公式ホームページ | 河辺温泉・梅の湯 |
おわりに
関東エリア屈指の人気を誇る御岳山のハイキングレポートでした
シーズン中はハイカーや観光客で混み合う御岳山は冬に登るのがおすすめ(空いてました)
雪への備をして御岳山へ出かけましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます
ではまた!