そんな人におすすめしたいのが、「アトラス・テンピーク超保温ボトル」です
保温ボトルの大手ブランドの半分以下の価格で購入できるのにも関わらず、抜群の性能を誇る保温ボトルを紹介します!
私が使っているのが750mlサイズなので、750mlの保温ボトルを使用した時のことをベースにお伝えします
アトラスって?
アトラスとは、ステンレス卓上用品の専用メーカーで、スープジャーや、日常使いの保温マグ、保冷ボトルな、コーヒーサーバーどを製造・販売しています
そんなアトラスが製造している保温ボトルのひとつ、「テンピーク」シリーズが登山やキャンプなどアウトドアでのシーンで大活躍してくれます(今回紹介するやつ)
それではさっそくテンピークの基本情報や特徴を見ていきましょう
アトラス・テンピーク 超保温ボトルの基本情報・特徴
サイズ | 84×84×268mm |
容量 | 750ml |
重量 | 413.5g(実測値) |
素材 | 内ビン・胴部:ステンレス フタ・中栓:ポリプロピレン パッキン・底カバー:シリコンゴム |
サイズ | 530ml、750ml、900ml、1.2L |
価格(税込) | ¥2,780(750ml) |
5層構造で抜群の保温(保冷)力!
出典:アトラス公式オンラインショップ
テンピークは5層構造になっていて、抜群の保温力(保冷)を誇ります
メーカーのテストでは95℃のお湯を入れ、栓をした状態で6時間放置した後の温度は84℃!
保温力比較
有名な保温ボトルの保温力を比較してみるとこんな感じ
テンピーク | サーモス・山専ボトル | モンベル・アルパインサーモボトル |
84℃ | 78℃ | 80℃以上 |
モンベルはきっちりと「○℃」とはなっておらず、80℃以上と表記されていました
比較した中ではテンピークが一番保温力が高い結果になっています
衝撃に強いカバー付き
ボトル上部のコップのところと、本体の下部に衝撃を緩和するためのシリコンゴム製のカバーがついています
取り外しも可能なので、必要がなければ取り外すことができます
コスパ抜群!驚きの低価格
テンピークの魅力は保温力なわけですが、価格も負けていません
驚きの低価格で購入することができます
テンピーク | サーモス・山専ボトル | モンベル・アルパインサーモボトル |
¥2,780 | ¥6,600 | ¥5,280 |
価格比較してみるとその差は歴然!
サイズは4種類から選べる
テンピークの保温ボトルは用途によって4種類のサイズから選ぶことができます
530ml・・・日帰りのハイキングや行動中の飲料ボトルとして
750ml・・・行動食のお湯や食事後のコーヒーも楽しみたい人に
900ml・・・キャンプで温かい飲み物を飲みながらゆっくりとしたい時に
1.2L・・・・2人以上〜ファミリーで使用したい時に
みたいな感じで使い分けられます
サイズによって変わる6時間後の温度
選ぶ容量によって保温力に若干の違いがあります
6時間後のお湯の温度はこんな感じ
530ml | 750ml | 900ml | 1.2L |
81℃ | 84℃ | 86℃ | 87℃ |
付属のコップは容量が230ml
カップとしての実用的な容量としては200mlほどで、これならスープを飲んだり、コーヒー飲むには困りません
気になる性能は?使ってみて感じたこと
さて、保温ボトルは世に山ほどあるわけで、どれにするかで頭を悩ませるのはやっぱり、
「実際のところ、保温力がどうか」
ですよね(夏なら保冷力)
ここからは実際に使ってみて感じた「よかった事といまいちだった事」をレビューしていきます
室内で検証!熱湯は6時間後どうなっている?
まずは自宅で検証です
冬なので部屋の温度はだいたい10℃くらい。そこに沸かしたお湯を満タンにいれて一晩放置!
22時くらいにお湯を入れて、チェックしたのが朝6時くらいだったので8時間放置しました
結果は、
熱い!スープとか飲める温度です!
フォークを忘れて「毛抜き」で食べました・・・
マイナス15℃!厳冬期の八ヶ岳・天狗岳での使用時
自宅の環境では8時間後もアツアツの状態だったわけですが、氷点下の場合はどうなのか?
はい、試してきました!
八ヶ岳の天狗岳(マイナス15℃)に登った時に使ってきました!
夜作っておいたお湯は翌朝も温かい
ベースキャンプ地の黒百合ヒュッテで、夜に沸かしたお湯は翌朝どうなっていたかと言うと・・・
熱々ではないものの、温かかったです!
外気温マイナス15℃ほどで、(テント内はマイナス9℃くらい)8時間ほど経過していたのでさすがにぬるくなってしまったのかと思ったのですが、原因は違うところにありました
満タンに入れておいたんですが、寝るまでに少し飲んじゃったんですよね・・・・3分の1くらい
保温力が1番発揮されるのはお湯を満タンに入れた状態の時でした!
熱々の状態をキープしたいならできるだけ満タンにしておいた方がいいです
750mlのサイズ感について
530mlにするか、750mlにするかで悩んだんですが、容量の大きい750mlにしてよかったと思っています
雪山のテント泊では飲み水は雪を溶かして確保します
一度作った水をこの保温ボトルに入れておくことで、次に水を作るときに呼び水として役に立ってくれました
バーナーなどで雪を加熱して水に戻すときに、雪と一緒に少し水を入れることで熱伝導率が上がり、雪を溶かしやすくなります
それに、ボトルに入れている水を再加熱するにしても、早く沸かせるので燃料の省エネに役立ってくれました
テンピークを持って行ってなかったらガス欠になっていたかもしれません・・・
使ってみて感じたデメリット
キャップを開けた口が小さめ、氷いれにくい。洗いにくい
保温(保冷)効果を最大まで高めるためだとは思うのですが、キャップを外した注ぎ口が小さいです
保冷したいときは氷が入れにくいです
あと、強いて言うなら洗いにくさもデメリットといえます
衝撃緩和のゴムカバーは必要なかった
衝撃を緩和してくれるためのシリコンゴムのキャップですが、このキャップを装着しているとバックパックのサイドポケットに入れるときに引っかかってしまうので取って使っています
カップについているシリコンゴムはいいですが、底面についているキャップが滑り止めになってしまい、使いにくかったです(外した方が使いやすいです!)
重量を優先させるならモンベルのチタンかな・・・
この保温力でこの価格なので文句のつけようがない保温ボトルなわけですが、
強いて言うなら、気になるのは
「重量」
ではないでしょうか?(私もここは迷ったんですよねー)
UL(ウルトラライト)を目指すのであれば「軽さ」は何よりも優先!
モンベルアルパインサーモボトル(チタン)は500mlですが、200gと超軽量なんです!
モンベル・アルパインサーモボトル | テンピーク・530ml | テンピーク・750ml |
200g | 325g | 413.5g |
テンピーク(750ml)と比べると213gも軽いことになります(半分以下!)530mlのボトルと比較してもモンベルの方が125gも軽量です
軽くなるから選ぶメリットはありますね(ただし、価格は倍以上・・・)
テンピークのレビューや口コミ
アマゾンの総合レビューは4.3です
その中から良かったレビューと良くないレビューをいくつか紹介します
2024年1月22日:星5つ/保温力は抜群
沸騰させたお茶を入れて仕事に持って行きますが、保温力はかなり良いです。
9時から仕事で、残業して帰宅が21時頃でもまだぬるいという感覚ではないです。
直飲み出来ない水筒タイプなので、フタに注がなければなりませんが重宝しています。
容量も750mlなので十分なサイズです。
ただ、重いかも。。。2024年1月6日:星5つ/かなりの時間保温できている
冬の季節の登山時に使用中です。出発する6,7時間前にお湯を入れて、実際に飲むのは、12時間後であったりするのですが、問題なく熱々です。びっくりしています。寒い山頂で、温かいコーヒーや、カップラーメンを食べることができ、とても助かっています。
引用:amazon
2024年2月9日:星1つ/保温力は満足だが
冷め難い保温は満足だが数回使ったら中栓のパッキンが緩みが原因でズレ
閉めたつもりで横にしたらお湯が漏れてしまい
栓をするたびにパッキンのズレを確認しないといけないので
ストレスを感じます2023年3月7日:星2つ/保温力はまあまあ
他の人が書いてるようにフタ等に付いてるゴムが直ぐにハズレます。保温はそれなりかと。ゴムが外れるじたい不良品に近い。コップで飲むとねじ山にかなりの残量が毎回ティッシュで拭いてからフタをしてる
引用:amazon
高評価のレビューはやっぱり保温力の高さについてが多かったです
低評価のレビューは「漏れ」に関してのコメントが多かったです
まとめ
- 5層構造で抜群の保温力で時間が経ってもアツアツ!
- 衝撃に強いカバー付き
- 抜群のコスパ
- 用途に合わせて4種類から選べる
- 付属のコップは容量200ml
アトラス テンピーク | サーモス 山専ボトル | モンベル アルパインサーモボトル | |
6時間後の温度 | 84℃ | 78℃ | 80℃以上 |
重量 | 413.5g | 360g | 318g |
価格(税込) | ¥2,780 | ¥6,600 | ¥5,280 |
- マイナス15℃の環境でもアツアツだった
- 雪山で使うなら750mlのサイズ感はちょうどいい
- 注ぎ口が狭いので氷が入れにくい(保冷ボトルとして使用時)
- 衝撃緩和のシリコンゴムは必要ない
- 軽さを求めるならモンベルかな
おわりに
コストパフォーマンスに優れたテンピーク保温ボトルの紹介でした
コスパと保温力のバランスを考えると文句のつけようがないボトルです
保温力の高いボトルを探しているなら絶対おすすめ!
山頂で温かい食べ物(飲み物)を食べましょう!