こんにちは、opoです(opo_85)
エバニューの2022年の新商品の販売が始まりましたね
山岳飯盒、ブルノートストーブ、フライパンなどなど
中でも私が一番楽しみにしていたのが本日紹介するHD.ALU.Pan(フライパン)です
- HD.ALU.Panが気になる
- サイズはどう選んだらいい?
- おすすめのサイズが知りたい
- 16の容量ってどのくらいなの?
- 使ってみた感想が知りたい
こんなことが気になっている人は是非読んでみてください
私がサイズを選ぶときに考えたことや、使ってみた感想、記載のなかった容量などの情報やメンテナンスについてもまとめました
何かみなさんの道具選びの参考になれば嬉しいです
EVERNEWエバニュー・HD.ALU Pan16
スペック

商品名 | HD.ALU Pan16 |
サイズ | 径160 x 深さ45mm(2mm厚) |
ハンドル | 147 x 20mm |
素材 | アルミニウム(アルマイト加工) |
重量 | 207g(本体)37g(ハンドル) |
生産国 | 日本 |
レビュー | レビューをみる |
コーティングなし
HD.ALU Pan16はコーティングがされていないので、使い込む中でコーティングが剥がれて使えなくなることはありません
穴があくまで使用できるので一生モノと言えます
- メンテナンスがしやすい、コーティングされていないのでガシガシ洗える
- 熱伝導率の優れたアルミ製なので弱い火でもすぐに温まるので調理がしやすい
耐久性・蓄熱性・重量を考慮して2mmの厚さ
野外調理用として作られているので2mmと地厚なアルミを使用することで耐久性・蓄熱性・重量のバランスを考えて作られています

実際にさわってみるとすごくしっかりしています
しっかりしている分、クッカーとしては少し重いと感じる人もいると思います
ハンドルは脱着式
ハンドルが脱着出来るので焚火で使うのにも便利です
焚火にかけている時はハンドルを外せば熱くなることはありません
職人が一つ一つ手作り
価格はフライパンにしては若干高め
その理由の一つが日本の職人による手作りによるものだからです
「へら絞り」という加工で作られていて、プレス加工と似ていますが金属を伸ばして加工するのが「へら絞り」です
職人が手作りしているなら価格が高いのは納得ですね
サイズは4種類
サイズは4種類で、20、18、16、14cmとなっています
数字はフライパンの直径のサイズです
パーティーでの使用なら20cmの大きさがおすすめ
二人なら18cmを、ソロなら16cmがおすすめです
コンパクトさにこだわるなら14cmがいいでしょう
16cmを選んだ理由
私が購入したのは16cmです

ソロで使うのがメインなので16cmにしました
直径14cmのフライパンを使っていましたが、目玉焼きとウィンナーを同時に焼くのには少し小ささを感じていたので一回り大きい16cmにしました
18cm,20cmを選ばなかった理由はアルコールストーブやガスバーナーで使うには大きすぎると判断したからです
前に21cmのフライパンを使っていたことがあります
21cmのフライパンをソロバーナーで使おうとした時にバーナーの五徳に対してフライパンが大きかったため、不安定さを感じました
大きさとバランスを考え、アルコールストーブや、ソロバーナーで使うことも考慮すると16cmがベストと判断しました

実際に16cmのフライパンをガスバーナーにのせてみると安定してくれました
私が道具を買う時はどの道具を組み合わせても使えることができるかを考えて選ぶようにしています
そうすることで相性の悪い道具ってのがなくなります、そうなれば無駄な道具は減らせるし、色々なシーンで使うことができます
焚火調理でしか使わない場合には大きさは気にならないと思います
使ってみた感想
炒め・焼き・煮込み全部いけちゃいます

深さが4.5cmフライパンなので、お肉を焼くのはもちろん、炒めたりも出来ますし、煮込みもできます
アルミの厚さが2mmあるので、加熱すると冷めにくく、予熱調理も可能です
スペアリブを使ってコーラ煮もできちゃいます

容量ってどのくらい?
ホームページにも容量の記載がなかったのでどのくらいなのか気になっていました
計ってみたところ、16cmのフライパンにギリギリまで水を入れるとで818gでした
1g=1mlなので818mlになります

これだけの容量があれば、このフライパンでラーメンを作ったり、お鍋だったりも作れちゃいます
このフライパンひとつで全ての調理に対応できますね
持っていくクッカーが減らせれば荷物は少なく、軽くできます
お鍋やすき焼きなどたっぷり食べたい、そんな食いしん坊さんには16cmでは小さいです
大きいサイズの18cm、20cmがおすすめです
ハンドルの長さ
ハンドルは焚き火で使うのにちょうどいい長さになっています
脱着は簡単で、下から差し込むだけなのですごく扱いやすくなっています
手を離しても落ちてしまうことはないのでそのままにしておくことも可能です

ただし、引っかかってるだけなので落ちやすいです、注意は必要です
鉄板と比べるとどう?お肉は鉄板の方が柔らかく焼けるけど、総合的に使い勝手がいいのはフライパン!
肉を焼くとなったら迷うのは鉄板やスキレットにするか、フライパンにするかではないでしょうか


お肉の焼き上がりを比べると鉄板やスキレットの方が柔らかく焼けておいしいです
耐熱性も鉄板やスキレットの方が高いので余熱調理などは鉄板やスキレットの方がやりやすいです
鉄板やスキレットは重いのがデメリット
その点このフライパンはアルミ製で重量も207gと鉄板と比べると軽量なので、メリットですね
焼いたお肉も鉄板と比べると鉄板に軍配が上がりますが、このフライパンでも十分おいしいです
時と場合で使い分けるのがいいですね
コゲ付きやすい?
コーティングされていないことでどうしてもコゲ付きやすくなります
油を多めにひいたり、火加減には注意が必要です
コーティングされていないソリッドなアルミフライパンはホテルやレストランでプロの料理人が使うフライパンに使われます
と、いうことは扱いもコーティングされているフライパンに比べると難しいということですね
私はスノーピークのフタがフライパンになっているトレック900を使っていますが、コーティングはされていないのでやっぱり変色・コゲ付きはします

フタのフライパンは小さいので、調理しづらさがあります
ウィンナーと目玉焼きは同時に作れません
この時も多少コゲ付きました


フタが欲しい
調理の幅を広げるならフタが欲しいところです
せっかく深さがあるので鍋料理なんかもしたいところですよね
専用の別売のフタはないみたいですが、エバニューのウルトラライトフライパン用のフタがピッタリ合います

ハンドルの渋滞について
クッカーを何個も持っていくと困るのがハンドルの渋滞です

それぞれに専用のハンドルがあったりすると、いちいちハンドルを取り替えたりしないといけません
私自身もはじめは付属のハンドルを使っていたのですが、持っていかなければいけないハンドルが増えてしまったのがストレスでした
ですが、同メーカー・エバニューのナベツカムを使うことができたことでハンドル問題が解決しました
HD.ALU Panのハンドルを取り付けるところにナベツカムがちょうど入り、使う事ができるんです


ハンドルの長さは短くなってしまいますが今の所問題なく使えています
持っていくハンドルを減らしたい人におすすめです
ただし、使いやすいのは付属のハンドルですので荷物をひとつでも減らしたい人にはおすすめですが、使いやすさも考慮したい人にはおすすめしません
専用の収納バックがない
専用の収納バックがないので何か代用できるものが必要です
私はクッカー専用の収納バックはサイズがぴったりなので収納しづらいく、苦手なので大きめの収納バックに入れています
大きめの収納バックは収納しやすいのでオススメですよ
2023年新発売のフライパンケース!Panbag
インスタグラムより
2023年のエバニューの新商品でフライパン用の収納ケースが発売になります!
サイズは14、16、18、20cmとエバニューのフライパンのサイズに合わせてラインナップがあるので収納ケースを探している人におすすめ!
メンテナンス・お手入れ
シーズニング・油ならし
使用前にメンテナンスをしておくことでコゲ付きを抑えることができます
使用前にシーズニングとして、米のとぎ汁で煮ることでコゲ付きを予防することができます
また使用前にフライパンに油を引く「油ならし」をすることでもコゲ付きを少しでも減らすことができます
アルミ製品やトランギアのメスティンなんかにも効果のあるメンテナンス方法です
詳しい手順やお手入れなんかはこちらの記事もご覧ください
シーズニングをした後に調理をすると、やはり多少はコゲ付きますが、お湯で少し煮立たせてヘラなどでこすると簡単に汚れが落とせます



効果が感じられるので、シーズニングはおすすめです
焚火調理の場合、外側の汚れは防げません、真っ黒になります
焚火で調理をするなら外側の汚れは覚悟しましょう
焚き火での煤汚れ
焚き火で真っ黒になった煤汚れはたわしで洗ってもなかなかキレイにできません
ですがお酢で煮る事で力を使わずに簡単に汚れが落とせます


使用後にキレイに洗いたい人は是非やってみてください
詳しいやり方などが知りたい人は過去の記事もご覧ください
まとめ
- 高めに感じた価格は日本の職人さんがへら絞りの技法で作っているためだった
- コーティングされていないので穴があくまで使える・一生モノ
- 耐久性・蓄熱性・重量のバランスを考えて2mmの厚さで作られているのでしっかりしている
- アルミクッカーとしては少し重め
- サイズは4種類で、用途・使用人数によって選ぶことができる
- 専用の収納バックを用意する必要がある
- ソロで焚火・バーナーなど万能に使うなら16cmがおすすめ(私の結論)
- 深さがあるので焼き・炒め・煮込みなんでもいける
- 容量が818mlなのでラーメンや鍋料理もいける
- ハンドルの長さ・角度は絶妙、焚火調理でも使いやすい
- 鉄板やスキレットの方が肉は柔らかく焼けておいしい
- コーティングされていないので多少のコゲ付きは覚悟すること
- コゲ付きを軽減させるために購入後のシーズニング、メンテナンスが有効
- ウルトラライトフライパン用のフタがピッタリ
終わりに
いかがでしたでしょうか
穴があくまで使える一生モノのフライパンの紹介でした
実際の耐久性はどうでしょうか
これから一生かけて使い込んでいきたいと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました
何か皆さんの道具選びの参考になれば嬉しいです
ではまた