こんにちは、opoです(opo_85)
そんな人にはエバニューFPマットがおすすめです!
この記事ではエバニューFP マット100を使ってみた感想をお伝えしつつ、特徴やメリットなどを解説します
FPマットをメインのスリーピングマットとして眠れる人は相当な強者!テント場やキャンプ場ではなかなかハードですが、一方で草地や、柔らかい土の上では快適だったのも事実
単体で使うには万人に使いやすいマットとは言えないものの、使い方次第で便利に使うことのできるマットでした
装備をコンパクトにしたい人や、断熱性をブーストさせたい人におすすめなマットでした
- キャンプ歴は20年以上
- 渓流釣り(テンカラ)5年目
- アルプスから低山まで山登り
- 装備はできるだけ軽く、ULなスタイルで(現在ベースウエイト4.5kg)
EVERNEW・エバニューFPマット
基本情報(スペック)
サイズ | 100:1,000mm x 500mm 125:1,250mm x 500mm |
厚さ | 5mm |
素材 | PE |
重量 | 100:144.3g(実測値) 125:200g(カタログ表記) |
原産国 | 日本 |
R値 | 不明 |
レビュー | レビューを見る |
FPマットの魅力
使用インプレッション
それでは早速FPマットの特徴をお伝えしながら実際に北アルプスや八ヶ岳で使ってみて感じていることを紹介します
寝心地について「決して寝心地がいいとは言えない」
単体での使用時は寝心地がいいとはいえません
FPマットは結構硬めのPEフォーム(ポリエチレンフォーム)でデコボコを感じにくいようになってはいますが、これ単体で眠れる人はかなりの強者です
FPマットで十分眠れるとレビューしている人もいますが、私からするとそんな人はかなりのエキスパート。いつもベッドでぬくぬくと眠る私にとっては単体で使用するにはかなりハード
特に北アルプスや八ヶ岳など山岳地帯のキャンプ指定地など、しっかりと踏み固められた場所ではより硬く感じました(キャンプ場とかも同様)
単体使用が目的であればもう少し厚さのあるクローズドセルマットの方がおすすめ(というか快適)
FPマット単体の使用で感じる断熱性の限界について
エバニューのマットはR値の表記がされておらず、断熱性の高さを判別する事ができません
スリーピングマットとしてやっぱり気になるのは
「断熱性の高さ」
ですよね
私がこれまで使ってみて経験した中では約5℃が単体使用での限界(外気温5℃で寒さを感じた)
R値とは断熱性の高さを数値で表したもので、数値が高いマットほどより低温環境であっても使う事ができる断熱性能の高いマットと言えます
2020年に発足したR値測定規格「ASTM 3340」によって統一の測定・数値化されるようになりました
要するに、R値が算出されているマットは断熱性能の高さの判断がしやすいよってことです
統一の測定・数値化されたR値ですが、寒さへの耐性や感じ方は人によって違うので、参考程度に考えておいた方がいいです
R値についての考え方や、マットの選び方についてはこちらの記事で詳しく解説をしています
断熱性と寝心地を考えると、メインで使うなら夏場がベスト
仮にFPマットをメインのマットとして使うのであれば、気温が10℃以上ある季節なら問題なく使うことができます(体験から)
クローズドセルマットの中でも寝心地は固めですが、寝袋に入るのさえ躊躇してしまうような気温の時などにはメインのマットとして使うことができます
夏の海辺でのキャンプや、草地でのキャンプなど地面が砂浜や草で柔らかい時は結構気持ちよくて、FPマットの絶妙な硬さと草や砂の弾力が心地よく感じます
重ねて使用することで断熱力をブーストできる
私がFpマットに1番期待したのが「断熱力のブーストです」
厚さが5mmで単体使用ではハードなFpマットも他のマットと組み合わせることで快適さや断熱性をグッと高めることができます
厳冬期の八ヶ岳、赤岳鉱泉でのテント泊ではエアマットにFp matを組み合わせることで地面からの寒さを感じることなく眠ることができました
使っているスリーピングマットの断熱性に不安のある人はFPマットをプラスすることで断熱性を高めることができます
エアマットの保護にもおすすめ
クローズドセルマットに比べて断熱性が高いエアマットですが、怖いのはパンクです
空気を入れて膨らむことで断熱性を発揮してくれるエアマットは穴が空いてしまうリスクがあり、万が一穴が空いてしまったら一晩中寒さに凍えて過ごさなくてはなりません
リペアキットが付属していますが、フィールドでパンク箇所を特定し、リペアをするの至難の業。だったらパンクしないように保護してあげた方がリスクを回避できる確率は高くなります
Fp matを下に敷くことで断熱力のブーストと合わせてエアマットの保護にもなります
座布団として使用!雪の上でも冷えは感じない!
FPマット100を二つ折りにした状態だとちょうど50cm x 50cmになります
この半分に折りたたんだ状態が座布団代わりにするのにちょうどよく、焚き火の前で座るときはいつもこうしています
クローズドセルマットのメリットはパンクなどの心配がいらないこと。どんなに手荒に使おうとも断熱性が衰えることもなく使うことができます
バックパックの中に収納可能なサイズ感
FPmatは厚さが5mmと薄く、しかもジャバラ式なので折りたたんだ状態でも薄いのが特徴で、バックパックの背面側などにに収納可能です
サーマレストZライトソルと比較するとこんな感じ(Zライトソルはフルサイズなので参考程度でお考えください)
フルサイズのマットは全身をカバーできますが厚みもあるのでマットはその分大きくなりかさばります
FP matをフレームの代わりすることもできる
FP matをバックパックの背面側に収納することでフレームレスのバックパックに安定感をもたらすことができるようになります
薄いから外付けしても邪魔になりにくい
FPマットは厚さが薄いため、バックパックの外にくくり付けても邪魔になりません
大きいマットをバックパックの外にくくりつけると大きく張り出すので歩行時に木の枝に引っかかったりすることがありますが、FPマットは薄いのでくくり付けても引っかかることが少ないです
シートのように荷物を置いたりできて便利
休憩中にサッと広げれば座布団代わり、硬い地面でも快適に座れます
テント場での撤収時にはシートとして代用するのにも便利です!
必要な長さにカットできる
FPマットに関わらず、必要に応じてカットして使うことができます(エアマットだとこうはいかない)
100cmのFPマットを購入し、下半身用として使うのであればよほど高身長の人でない限り、75cmにカットしても問題ないでしょう
全身がカバーできないので対策が必要
そもそも単体での使用はハードなFPmatなわけですが、サイズは100cm(125cm
真夏などの気温が高い場合を除き、別のマットと組み合わせて使うのが基本になってきます
山と道・ミニマリストパッドと迷っている人へ
FPマット購入の検討をしている人は「山と道」のミニマリストパットとどっちにするかで迷っている人が多いと思います
私もその一人で、気になったのでどっちも使ってみました
ざっくり特徴を比べてみるとこんな感じ
FPマット100 | ミニマリストパッド |
---|---|
サイズ:100cm x 50cm x 5mm 質感:硬め 収納:ジャバラ式 重量144g(実測) | サイズ:100cm x 50cm x 5mm 質感:柔らかい 収納:ロール式 重量58.1g(実測) |
選ぶ要素としては「重量」と「タフさ」になると思います
ミニマリストパッドは同じサイズですが実測値で58.1gとFPマットの半分以下で驚異的な軽さです
FPマットは質感は固く、頑丈でタフです(手荒に使ってますが傷無し)
断熱性についてはどちらも厚さ5ミリで大差はないです
どちらのマットも単体使用するには薄くてハードですが、どっちか一つを持って行くのであればFPマットを選びます(軽さも重要だけど壊れないタフさも重要)
終わりに
- 装備を軽量化させたい人
- 冬キャンプ・雪山登山で保温力をブーストさせたい人
- 硬い地面でも問題なく眠れる強者
エバニューのFPマットを紹介しました
薄くて使い勝手のいいマットですが薄さゆえに寝心地が良くなかったりちょっとクセの強いマットですが、私はいつも装備の中にFPmatがいます
用途に合わせて最適なマットを選んで快適にキャンプをしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました