こんにちは、opoです(opo_85)
渓流釣りをするなら、専用のクツは必須の道具です
川や沢では石などに付着するコケなどで滑りやすかったりするので非常に滑りやすく、安全面からもまずはじめに揃えるべき道具です
ウェーディングシューズを選ぶ際、大きく二種類のソールから選ぶことになります
フェルトソールか、ラバーソールかどちらかです
私はどちらにするかすごく迷いました
- 渓流釣り始めたいけど、フェルトソールとラバーソールどっちにするか迷っている
- 初心者におすすめなのはどっちか知りたい
- それぞれのメリット・デメリットが知りたい
この記事では、テンカラ初心者の私が実際にフェルトソールとラバーソールの両方を履いてみて、感じたことを解説しつつ、デメリットの対策についても紹介します
何かみなさんのシューズ選びの参考になればうれしいです
結論「初心者におすすめなのはフェルトソール」
それぞれのソールのメリット・デメリットの解説の前に結論を言いますと、
初心者はフェルトソールが絶対おすすめです
理由は安全面を最重要に考える必要があると、身をもって体感したからです
川の中で高いグリップ力を発揮するのがフェルトソールのシューズです
渓流釣りをはじめたばかりだったり、これからはじめる人などは川を歩くことに慣れていません
慣れないうちは川の中で滑りにくいフェルトソールのウェーディングシューズをおすすめします
いきなり私の結論をお話ししましたが、ラバーソールのタイプにもいいところがたくさんあります
それぞれの特徴からどちらにするかを考える前に一つ考えておくことがあります
釣りに行く川・沢はどんなところ?
フェルトかラバーか、どちらかにするか考える前にもう一つ考えるべきことがあります
それは
どんなところに釣りに行くか?
です
川と一言で言っても、本流、渓流、源流で川の特徴は違います
本流などでは川の中に入らずに釣りが可能な場合もあります
渓流域、源流域に釣りに行く場合、状況によって川を渡る必要がでてくることもあるし、コケがたくさんあるところも多いのでグリップ力の高いクツが必要です
自身がよく行くフィールドを考えて選びましょう
それではそれぞれの履いてみて感じたことや特徴を詳しく解説していきます
フェルトソールの特徴
渓流釣りのクツとしてポピュラーなのはフェルトソールではないでしょうか
フェルトソールのウェーディングシューズを履いて感じたことは
とにかく滑りにくいから安心して釣りを楽しめる
です
水の中での安全性(グリップ力)は抜群
結論でもお伝えした通り、
水の中でのグリップ力は抜群です
ぬるぬるしたコケだったり、緑のコケでも滑ることなくグリップしてくれます(油断は禁物)
安心して釣り上がれるので釣りに集中することができますし、滑りにくいのでストレスもありません
川の中はコケで滑りやすいですが、フェルトソールならほとんど滑ったことはありません
コケの生えた木や、濡れた岩、ぬるぬるの岩、どんな状況でも高いグリップ力を発揮してくれます
水中で高いグリップ力を発揮するフェルトソールですが、ニュージーランドや北米ではフェルトソールの使用は禁止されています
禁止の理由はフェルトに付着した藻が本来の生態系を変化させてしまう事が分かったからです
これは日本においても例外ではないかと思うので、今後は日本でもフェルトソールが禁止されていく可能性があるかもしれません
山歩きには不向き
渓流釣りでは入渓するまでや、駐車場に帰るまで山道を歩く事がよくあります
フェルトソールのクツは水の中では抜群のグリップ力ですが、
水の外ではグリップ力はありません
登山道などを歩く際には注意が必要です
落ち葉などの上で滑りやすかったり、土の斜面でも滑りやすいので、釣り場まで歩く時や、帰る時、川から退渓する時などは注意が必要です
ソールの消耗スピードが早い
ラバーソールに比べてソールの減りは早いです
川の中だけで使う分にはそれほど減りませんが、登山道や舗装路をフェルトソールで歩くとソールはすぐに減ってしまいます
デメリットの対策
「登山道でのグリップ力」「ソールの減りの速さ」これらはフェルトソールのデメリットですが、対策はあります
チェーンスパイクでグリップ力を確保
フェルトソールで登山道や、土の滑りやすい道を歩く際の対策としてチェーンスパイクで対策する方法があります
チェーンスパイクは雪道で滑りにくくするためのものですが、ぬかるんだ未舗装の道にも有効です
フェルトソールのシューズを選んだ人は持っておくことで対策するといいでしょう
泥だらけになっても水で洗えばいいだけなのでメンテナンスも簡単ですよ
山歩き用の靴を携帯
歩くための靴と釣り用のクツを分けるのも対策になります
釣り場まではアプローチ用シューズで行き、釣りの時は専用のフェルトソールのウェーディングシューズに履き替えることでソールの消耗をしにくくすることができます
メンテナンスについて
使用後のメンテナンス
使用後は水でよく洗ってから日陰で乾かしましょう
乾いた後、目詰まりしてしまっているソールにたわしやブラシなどで擦り、土や砂を落としておきましょう
ソールの張り替えが可能
減ってしまったソールは自分でも張り替えができます
すり減った状態での使用はグリップ力の低下につながるので数年で張り替えるのがいいようです
フェルトソール・ウェーディングシューズの紹介
フォックスファイヤーはフライフィッシングや渓流釣りでのウエアなどを扱うブランドです
登山靴なども数多く取り扱っているブランドで60年以上の歴史のあるブランドで、登山靴や渓流シューズ意外にも海外ブランドの代理店にもなっています
ラバーソールの特徴
私がラバーソールのウェーディングシューズを履いて感じたことは
水の中では滑ることもあるから、ちょっと気をつける必要はあるけど、オールラウンドに使える、滑るのは茶色のコケだけで、緑のコケ、濡れた岩などは問題なし
です
詳しくみていきましょう
水の中に入るときには注意が必要
フェルトソールに比べると滑りやすいので注意が必要です
水の中の茶色いぬるぬるのコケなどは特に滑りやすいです
注意しましょう
滑りやすい時もありますが、濡れた岩や、緑のコケだったりはしっかりグリップしてくれます
ラバーソールも滑りにくいように工夫されているので、登山靴などに比べると滑りにくいです
この特殊な形状が水の中でのグリップ力を高めてくれます
山歩きに強い
水の外でも問題なく使えます
登山道だったり未舗装の道でも普通の靴と変わらない感じで歩くことができるので靴をもう一足持っていかなくても対応できます
また、フェルトソールは水を吸って少し重くなりますが、ラバーソールはそういったことがないので、帰りに重い靴で登山道を歩くってことにならないのもいいところ
ソールの消耗スピード
フェルトソールに比べてソールは減りにくいと感じます
登山道をガンガン歩いちゃったりもしていますが今のところそんなに目立ってソールは減っていません
対策
フェルトソール後付け
川の中で高いグリップ力を確保したいのなら、モンベルの後付けできるフェルトソールがおすすめです
出典:モンベル
モンベルのサワーサンダル用に作られた製品ですが靴によっては取り付けが可能です
この後付けできるソールがあればラバーソールの靴を選んで、滑りやすいフィールドではこのフェルトソールを装着すれば滑りにくくなり、安全性が確保できます
このソールはさまざまな靴に取り付け可能なので、登山靴につけたりすることも可能です
これを取り付ければどんなクツでもウェーディングシューズに早変わり
専用のシューズを買わずにこれで対応するのもアリですね
取り付けは多少ややこしいので事前に練習しておくのがいいでしょう
メンテナンスについて
使用後のメンテナンス
使用後は水で洗ってから日陰で干しましょう
天日干しだと劣化が早まってしまうので陰干し必須です
フェルトソールのようにブラシで詰まりを除去するなどしなくていいので楽ちんです
ソールの張り替えは預かり修理
ソールは預かり修理で張り替えが可能です(フォックスファイヤーの場合)
詳しくはメーカーに問い合わせが必要です
ラバーソール・ウェーディングシューズ
私が使っているのがフォックスファイヤーのストーンクリーパーのラバーソールシューズです
ミッドソールでホールド感もありますし、オールラウンドに使うのにおすすめ!
まとめ
それぞれの特徴のまとめは以下の通り
- 水辺での高い安全性
- 水の中での高いグリップ力
- ぬるぬる茶色のコケでも滑りにくい
- 舗装路や登山道を歩くのは不向き
- 落ち葉や土で滑りやすい
- 舗装路や登山道を歩くとソールの消耗スピードは早くなる
- 水を吸うと少し重くなる
- メンテナンスに少し手間がかかる
- 小まめなメンテナンスで長持ちできる
- 滑りやすい場所ではチェーンスパイクで対策を
- 山歩き用のクツを用意する
- バランス型のオールラウンダー
- 水の中では注意が必要
- ぬるぬるの茶色のコケでは滑りやすい
- 濡れた岩・緑のコケなどはしっかりグリップしてくれる
- 舗装路や登山道などの歩きもへっちゃら
- 水を吸って重くならない
- ソールが減りにくい(フェルトと比べて)
- メンテナンスが楽
- フェルトソールを後付けして対策可能
- 釣りに行く川・場所を考える
- 釣り場までの時間(歩く距離)を考える
- 優先したいことを決める(安全性・万能性・コンパクトさ・メンテナンス性などなど)
- 対策を考えておく
私が初心者にフェルトソールを進める理由・体験談
私がフェルトソールのシューズを初心者におすすめするのは先に説明した通り、川の中で高いグリップ力を発揮してくれるからです
私がフェルトソールのシューズを初心者におすすめするのは先に説明した通り、川の中で高いグリップ力を発揮してくれるからです
私自身、はじめた頃は安易な気持ちで「気をつければ大丈夫」と思っていました
実際には川の中は想像以上に滑りやすく、足を滑らせて転んでしまったんです
この時は渓流シューズを履いていませんでした
その時はスネを強打したのと竿が折れてしまいましたが、幸運にも歩くのに支障がなく、無事に車まで帰ってくることができました
自然の中、深く山の中に入るので携帯電話の電波の届かない場所も多くあります
そんな場所では安全は最優先です
この体験の後からは慎重に行動をするように心がけています
終わりに
いかがでしたでしょうか
フェルトソールとラバーソールのシューズを履いてみて感じたことの紹介でした
水の中でのグリップ力・安全面ではフェルトソールに軍配が上がります
が、釣り場までの歩きなども考えると総合的に使いやすいのはラバーソールなのかな、と感じるのが私の率直な意見です
クツを何にするかも重要ですが、そもそも、滑りにくい歩き方をしたり、不用意に川に入らないなど注意することも必要になってきます
自身に合ったクツを見つけつつ、滑りにくい歩き方を体得して渓流釣りを楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました
何かみなさんの道具選びの参考になれば嬉しいです
ではまた