ナンガの冬用の寝袋を選ぶときにオーロラライト「600DX」か「750DX」どちらにするかで悩む人は少なくないはずです
実際に私もどちらにするかで迷い、悩みました
寒い思いはしたくないし、かといって予算もあるし、なかなかどちらにするか決めきれませんでした
この記事では私が600DXにした理由を解説しながらスペックの比較を元にそれぞれのモデルがどんな人におすすめかを解説します
オーロラライト600DXか750DXを購入するきっかけ
もともと冬用の寝袋はオーロラ750STDを使っていた
もともとはオーロラ750STDを使っていました
バックパックひとつでキャンプにいくようになり、できるだけ装備を軽く、コンパクトにすることを意識するようになってから、寝袋をもっとコンパクトにしたいと考えるようになりました
それが買い替えのきっかけです
コストを重視してオーロラ750STDにしたものの、使うにつれてコンパクトさも重視したくなり、結果オーロラライトを買い直すことになりました
スリーピングバッグを購入しようとしている人でオーロラとオーロラライトで迷っている人には絶対オーロラライトがおすすめです!
結論:新しく冬用の寝袋として購入したのは600DX!
さんざん悩んだ結果、私はオーロラライト600DXにしました
その理由は三つ
- 自身の使用するシーンやキャンプする環境では600DXがベストだと判断!
- 重量、収納性を重視
- 防寒対策を楽しめる
寝袋を選ぶ時に考えるべきこと
冬用の寝袋としてオーロラライト600DXしたわけですが、ここで寝袋を選ぶときに考えるべきことについて少し解説させてください
オールシーズンひとつで乗り切るのは難しい

これは誰もが理想だと思います
ひとつで済めばコストもセーブできますし、収納スペースも最小限で済みます
ですが、それは実際には難しいです
夏に冬用のスリーピングバッグでは暑すぎて入っていられませんし、冬に夏用のを使っていてはいくら着込んでも眠れません
年間を通してキャンプをするのであれば2つ持つのが理想だと私は思っています
春秋に使うのをひとつ、冬用をひとつ
この二つをベースにインナーシーツやカバーなどを合わせて季節に対応していくのが理想です
これは20年以上キャンプをやってきて自信を持って言えることです
何を重視するかは使用目的やキャンプスタイルで変わる

スリーピングバッグに何を求めるかは使用目的とキャンプスタイルで大きく変わります
バックパックひとつでキャンプをする人や登山での使用をする人は保温力だけでなく、重量やコンパクトさは無視できませんよね
一方でオートキャンプがメインの人なら保温力だけを重視しても荷物の運搬には困りません
寝袋を選ぶ時に考えるべきことについてはこちらの記事で詳しく解説しています
使うシーンを考える

冬キャンプの時に暖房器具は使いますか?
キャンプで暖房器具を使う人には600DXも750DXもオーバースペックです
暖房器具を使わないでキャンプをする人には冬用の寝袋が必要になってきますが、
電源サイトでホットカーペットの使用や、ストーブでテント内を保温できるならもっとコスパのいい3シーズン用のスリーピングバッグでも十分快適に眠ることができます
2月に電源サイトでキャンプをした時の事です
3シーズン用の使用温度が5℃くらいの寝袋を使い、電気毛布を敷いて寝たのですが、寝ている時は暑くて寝袋に入っていられませんでした
結局、寝袋には入らず布団のようにかけて朝まで快適に眠ることができました
オーロラライト600DXと750DXどちらにするか:スペック比較と特徴
オーロラライト600DXと750DX:スペックの比較
それぞれのスペック比較はこの通り
750DX | 600DX | |
快適温度/下限温度 | -8℃/-16℃ | -4℃/-11℃ |
収納サイズ(cm) | φ19 × 31cm | φ17 × 31cm |
重量(g) | 約1,280g | 約1,100g |
ダウン量 | 750g (760FP) | 600g (760FP) |
構造 | ボックスキルト構造 | ボックスキルト構造 |
生地 | 表:15Dオーロラテックス 裏:15Dリップストップ | 表:15Dオーロラテックス 裏:15Dリップストップ |
価格(税込 | ¥63,800 | ¥58,300 |
レビュー | を見る | を見る |
使用ダウン、構造、生地は共通です
どちらも付帯機能としてショルダーウォーマー、ドラフトチューブ、チタンスパッタリング材が入っています
使われているダウンの量の違いから保温力、重量、収納サイズが違います
3シーズン用の寝袋は構造に違いがありますが、オーロラライト600DX、750DXはどちらも冬用の寝袋のため付帯機能は同じになっています
それぞれのメリット・デメリット
オーロラライト600DXと750DXを比べた時のメリットとデメリットは以下の通り
メリット・デメリットを比べてみると、予算と合わせて携帯性と保温力のどちらを重視するかが選ぶポイントになってきます
私がオーロラライト600DXにした理由
はじめに結論としてお伝えしたオーロラライト600DXにした理由を詳しく解説します
- 自身の使用するシーンやキャンプする環境では600DXがベストだと判断!
- 重量、収納性を重視
- 防寒対策を楽しめる
600DXの使用温度でもOKだと判断!

これまで冬用の寝袋としてオーロラ750STDを使ってきました
オーロラ750STDは快適使用温度がマイナス6℃、下限温度がマイナス14℃なので冬キャンプの寝袋としてぴったりです
実際にマイナス10℃の環境でも快適に眠ることができていたので使用温度のスペックには満足していました
私がキャンプをするのは標高1000m〜1500mほどのキャンプ場が多く、冬にはマイナス10℃くらいになる場所でもキャンプをすることが多いです
オーロラライト600DXのスペックは快適使用温度がマイナス4℃、下限温度がマイナス11℃なので冬キャンプにも対応できるスペックです
このスリーピングバッグをベースに環境に合わせて対策をすることで私がキャンプに行く場所でなら対応可能だと判断しました
実際にオーロラライト600DXを使ってみて感じたことなどはこちら
重量、収納性を重視した

オーロラライト600DXにした一番の決め手は
重量が軽く、よりコンパクトになるからです
雪中キャンプでも使用できるスペックで、できるだけ装備を軽く、コンパクトにしたいのでオーロラライト600DXにしました
重量
オーロラライト750DXと600DXでは180グラムの差があります
180グラムの差は保温力とトレードオフになるわけですが、私の場合は600DXの保温力でも十分なのでより軽量なスリーピングバッグを選びました
収納サイズの比較
数値でみると若干の違いに見えますが、直径が2センチ違うと結構違います
防寒対策を楽しめる

持っている寝袋の保温力を高めるためにできる対策はあります
行くキャンプ場に合わせて持っていく装備を考えながら対策をするのもキャンプの楽しみだと考えています
予算に上限を設けず、車でキャンプにいくのでコンパクトさもいらない人ならさらにハイスペックなスリーピングバッグにすれば解決してしまうのですが、なかなかそれができる人はいないですよね
それよりも、寒さに対しての対策方法を身につけ、必要な防寒対策をしながらキャンプをした方が楽しいですし、経済的です
私はこれまでたくさんの失敗をしてきました
寒さで眠ることができずに辛いキャンプをしたことは一度や二度ではありません
ですが、そんな失敗は今では経験となり、次に快適にするための楽しみに変わっています
防寒対策について詳しくはこの記事での解説は省きますが、以下の対策をすることで対応しています
- インナーシュラフ
- カバー
- ダウンジャケット・パンツ
- 湯たんぽ・カイロ
オーロラライト600DXはこんな人におすすめ
- 携帯性を重視するバックパックキャンパー・ハイカー
- オールシーズンの使用も考えているミニマリスト
- 必要に応じて防寒対策することも考えている人
- 3シーズンのアルプスなどの登山での使用を考えている人
- コスパを抑えたい人
私が購入した決め手にもなった通り、冬用の寝袋としてコンパクトさを優先させるなら600DXがおすすめです
キャンプでの使用がメインなのであれば600DXでも十分なスペック!
夏の使用は無理ですが春、秋は掛け布団として使うようにしたりで対応可能にできます
オーロラライト750DXはこんな人におすすめ
- 寒さに不安のある人・絶対に寒さを感じたくない人
- 厳冬期の山岳地帯での使用も考えているひと
- 3シーズン用の寝袋を持っている人
とにかく寒い思いをしたくない!って人には絶対に750DXが安心!
寝袋はケチるな!
寒さに不安があるなら絶対に750DXにした方がいいです(保温力抜群だから)

寝袋は10年20年と使っていける道具なので使う分だけコストはかからなくなります
初期投資としては大きな買い物ですが、予算が無理できるなら750DXにしましょう!
750DXのスペックがあれば厳冬期の山岳地帯での使用も対応できるので冬山登山での使用も視野に入れている人にもおすすめ
750DXのスペックがあれば厳冬期の山岳地帯での使用も対応できるので冬山登山での使用も視野に入れている人にもおすすめ
すでに3シーズン用の寝袋を持っている人は冬用として保温力を重視するの方がより実用的にシーズンの環境に対して寝袋を選択できるようになります
オーロラライト600DX、750DXはこんな人にはおすすめできません!
最後にオーロラライト600DXも750DXどちらもおすすめできない人も紹介!
- オートキャンプで荷物の運搬が気にならない人
- 冬キャンプでは電源付きサイトの使用がメインの人
- ポータブル電源を持っている人
- 寝る時にはゆったりとリラックスして眠りたい人
オートキャンプがメインで、荷物をコンパクトにする必要がない人なら価格が安い化繊のスリーピングバッグの方が経済的にもおすすめです
また、現在では電源付きのサイトも多く、電源があればホットカーペットや電気毛布の使用ができます
電源付きサイトでのキャンプがメインの人はオーロラライト600DXや750DXのハイスペックな寝袋でなくても十分に快適に過ごせますのでおすすめできません
オートキャンプがメインで、電源付きサイトを利用するなら、ゆったりと眠ることができる封筒型が快適です
封筒型は足元が広く、マミー型よりも快適!ナンガやスノーピークからはダウン性の封筒型の寝袋があるのでそちらがおすすめです
まとめ
スペック比較
オーロラライト | 快適温度 | 下限温度 | 収納サイズ(cm) | 重量(g) | 価格(税込 |
---|---|---|---|---|---|
750DX | -8℃ | -16℃ | φ19 × 31cm | 約1,280g | ¥63,800 |
600DX | -4℃ | -11℃ | φ17 × 31cm | 約1,100g | ¥58,300 |
メリットとデメリット
選ぶポイント
- 使用目的やキャンプスタイルを考える
- 使うシーンを考える(暖房を使うならハイスペックな寝袋は必要なし)
- 使う環境を考える
こんなことを考えてみるのがポイント!
少しでも安くオーロラライトを買う方法:さかいや別注がおすすめ!
オーロラライトシリーズを少しでも安く購入したい人には「さかいやスポーツ」の別注オーロラライトがおすすめ!
オリジナルのオーロラライトよりもリーズナブルに購入することができます
さかいやスポーツは東京神田にある創業70年以上の歴史のある老舗アウトドア用品店です
750DXが欲しいけどコスト的に難しいと考えいる人も「さかいや」別注なら750DXを購入できます
さかいや別注オーロラライトについて詳しくはこちら
決めきれなくて困っている人へ:後から羽毛増量できる!
そんな人には有料ですが羽毛増量のアフターケアがあります!
値段や詳細については依頼申込をしてからになりますので詳しくはナンガホームページより確認ください
おわりに
オーロラライト600DXか750DXのスペックの比較解説でした
高価なものが多い寝袋選びは大変です
何を重視するかを決めて自信にあったスリーピングバッグを選びましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました
何かみなさんの参考になれば嬉しいです
スリーピングバッグはひとつで何とかしたい!