「山と道」
登山やハイキング、ロングトレイル、トレイルランを趣味にしている人なら大体の人が一度は聞いたことあるのではないでしょうか?
その「山と道」のULシャツは、登山でも使用できる機能を持ちつつ、見た目からはタウンユースも可能な「ボタンダウンシャツ」通称「山シャツ」です
この記事では、「ULシャツ」を1年ほど着込んで感じた事をレビューをします
山と道
出典:山と道ホームページ
山と道は2011年に夏目彰、由美子夫婦が創業した日本のブランドです
創設者がハイカーであり、ハイカーとして本当に必要な道具を作ることにこだわりをもって製造しているブランドで、ウエア、バックパック、スリーピングマットなどハイキングに必要な道具を扱っています
道具作りだけでなく、ハイカーのネットワーク作りにも注力しているブランドです
ULシャツ ショートスリーブ(半袖)の基本情報と特徴
サイズ展開 | S、M、L、XL |
重量 | S:74g M:78g L:85g XL:91g |
素材 | ポリエステル100%(30D) シャドウリップ |
コーティング | C0 DWR(耐久性撥水) |
ULシャツ ロングスリーブ(長袖)はユニセックスでのサイズ展開ですが、ショートスリーブはレディースがあります
サイズ展開 | S、M、L |
重量 | S:64g M:67g L:72g |
私が着ているのがULシャツのショートスリーブ(半袖)です
カラーはブルーグレイ、サイズはXLを購入しました
購入したのは2022年の6月で、約2年、普段着や登山で使ってきました
それでは早速特徴からみていきましょう
素材
素材には100%ポリエステルの「シャドウリップ」という素材が使われています
シャドウリップとはリップストップ生地の一つで、「テイジン」が開発したものです
テイジンが開発したシャドウリップとは従来のリップストップとは違い、全てに同じ太さの生地を使っていることからデコボコがなくなり、薄くありながらも強度を確保しつつ、生地が引きつれにくくなっています
リップストップ生地とは格子状に糸を織り込まれたのことで、強度が高くなり、破れにくくなる
開発にまつわるもっと詳しいエピソードについては「山と道」のホームページの制作ノートにて紹介されています。
気になる人はみてみてください(作る側のこだわりをめっちゃ感じます)
凝ったデザイン・襟にもボタン
襟は立てた状態で保持できるようにボタンが付いていて、風が強い時など、首元を保温したい時に役に立つ構造になっています
メインのボタンはプラボタンでつけ外ししやすい
メインのボタンにはプラスチックボタンが使われていて、つけ外ししやすく、ストレスがありません
おどろきの軽さ
名前に「UL(ウルトラライト)」と入っているだけあって超軽量
XLサイズでも重量は91gでした
100%ポリエステル素材のTシャツと比べてみるとこんな感じ
だいたい半分くらいの重さです
コンパクトさ
折りたたんでいくとびっくりするくらいコンパクトになります
無理やり押し込めばズボンのポケットにも収納可能で(パンパンになる)、着たい時にサッと取り出すことだってできちゃいます
普通に洗ってても衰えない撥水性
私は着るたびに洗濯機にぶち込んでガンガン洗濯してしまっているのですが、このレビュー記事を書くにあたって、撥水具合を調べてみたところ、
めっちゃ撥水しました!(結構着込んでるけど問題なし)
多少の雨なら弾いてくれます
よりマニアックな情報は公式ホームページをチェック!
ここまでULシャツの特徴を解説してきましたが、より詳しいことについては公式ホームページをご覧ください
着てみて気づいたこと
ここからは実際に着てみて感じたことをレビューしていきます
- 一番の魅力は「乾きやすさ」
- ボタンの便利さを痛感
- 毎日着れる(ON、OFFなくなった)
- さらさら
- 身長185cmの私でXL着れる
- 保温力には期待しちゃダメ
- 襟はあんまり立てない
- 汗染みは乾いても
夏場の一軍!その理由は乾きやすさ!
ULシャツを着るようになって一番いいと感じたのが
「乾きやすさ」です
汗で濡れてしまっても、すぐに乾いていってくれるのでウエア全体が濡れてしまうことはありません
休憩時などは天日に広げておけば10分〜15分ほどで乾いてしまいます
特に汗をかきやすい夏場の登山では乾きやすさはウエア選びにおいてかなり重要です
ULシャツの乾きやすさにはおどろきました
シャツの便利さ。ボタンで自由自在
山シャツを着るのはULシャツが初めてだった私ですが、ボタンの便利さを痛感させられました
暑ければボタンを外して全開にすれば熱が篭らないし、風が強くても1箇所とめておけばバタつかないし、とにかく便利
山だけじゃない、毎日活躍
形状がシャツなので、着ると多少キチっとしてみえます
夏はどこに行くにもTシャツで過ごしてきた私ですが、ULシャツを着るようになってからは「ちょっとTシャツじゃどうかな」って時にはULシャツを着ることで解決しています
肌ざわり・サラサラ
100%ポリエステルの素材が使われていて、質感はサラサラです
サラサラなんですけど、素肌に直接着るよりは、下に一枚着たほうが心地よく着ることができます
ちょうどいいサイズ感
ゆったりとしたシルエットなのでサイズ感としてはやや大きめだと思ってもらっていいです
保温力には期待しちゃダメ
素材の特性から風は通しにくいのですが、ボタン式なので機密性は低く、
半袖のため、風は通し放題
稜線歩きや、山頂で風が強い時などには体温を奪われやすいので行動しない時にはすぐに羽織れるものを合わせて持っていくようにしています
襟はあんまり立てない
購入前には襟建てられるの便利じゃん。って思ってたんですけど、実際に着てみると、そんなに使わないです
これも半袖を選んだからだと思うのですが、ULシャツの半袖だと風はあまり防げないので、風が強い時には別のウエアを羽織ってしまうので襟の出番はほぼなしです
汗染みは残る
汗をかいた後、乾くとうっすらと汗染みが残ります
広げてみないと分からないレベルですが、気になる人は暗めの色を選ぶなどした方がいいかもです
耐久性について
びっくりするくらい軽くて、薄い生地のULシャツですが、気になるのは耐久性ですよね
私は2年間着ていますが、今のところ擦り切れたりなどは全くありません
ULシャツを着てロングトレイルを歩いたJKさんがレビューしている
これについては、コンチネンタル・ディバイド・トレイル(CDT)を踏破した山と道のスタッフJKこと中村純貴さんがULシャツのレビューを山と道のインスタグラムで投稿されています
おわりに
「山と道」のULシャツを着てみて感じたことを独断と偏見でお伝えしてきました
行動着として考えたい人には半袖、ウインドシェルとか、ちょっと寒い時に羽織りたいと考えている人には長袖がおすすめかなと感じます
満足度としてはかなり高いので、買おうか迷っている人には迷いなくおすすめできるアイテムでした
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます
何かみなさんのウエア選びの参考になれば嬉しいです
ではまた!