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登山レポート【八ヶ岳・編笠山】9月|観音平からの登頂、青年小屋を経由して下山する周回ルート「日帰り」

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こんにちは、opoです(opo_85)

南八ヶ岳の「編笠山(あみがさやま)」に登ってきました!

この記事では、観音平から編笠山のピストンルートを紹介します

編笠山は標高はそこまで高くはありませんが、山頂から見える景色は絶景で、富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、北アルプスなど、日本を代表する山の景色を楽しむことができるおすすめの山です!

急な登りもあるので体力は必要ですが、難所もなく、初心者にもおすすめの山です

編笠山

(西岳からみた編笠山)

編笠山は八ヶ岳の最南端に位置する標高2524mの山で、「山梨百名山」に選定されています

「編笠」を被せたような形が名前の由来になっているそうです

中央自動車道・小淵沢ICからのアクセスも良く、林道も舗装されているので運転に自信のない人でも安心して登山口まで行くことができます

登山ルート

編笠山までの登山ルートはいくつかありますが、登山口は2つ、「富士見高原」からか、「観音平」から登るルートになります

今回は「観音平」から山頂を目指すルートを紹介します

登山ルート
観音平駐車場(6:06) → 雲海展望台(6:50)
雲海展望台(6:50) → 押手川分岐(7:30)
押手川分岐(7:30) → 編笠山山頂(8:44)
編笠山山頂(9:20) → 青年小屋(9:45)
青年小屋(10:00) → 押手川分岐(10:50)
押手川分岐(10:50) → 雲海展望台(11:25)
雲海展望台(11:25) → 観音平駐車場(12:00)
コース概要
総距離7.5km
登山口観音平
日程日帰り
高低差976m
タイム約6時間

観音平駐車場

登山口の観音平(かんのんだいら)には第一と第二駐車場があり、合わせると70台ほど駐車可能でかなり広めの駐車場です[参考:登山口ナビ]

駐車場は広いですが、アクセスしやすく、人気の登山口なので土日には混み合います

早めの到着がおすすめです

登山口にはトイレも設置されています

次にトイレがあるのが青年小屋なのでここで行っておきましょう

観音平駐車場 → 押手川分岐

観音平駐車場から登山道に入ると、しばらくは緩やかな歩きやすい樹林帯になります

平地では残暑の厳しい9月初旬の登山でしたが、朝6時、登山口の標高は1560mほどで、気温は20度を下回っており、すごく歩きやすかったです

だんだんと傾斜が急になると同時に、両側の笹もモリモリになり、登山道に覆いかぶさってきます

朝などは笹が濡れているので、スパッツがある方がいいです

(雲海分岐点にあるベンチ)

登山口から約45分ほどで標高1880m地点、雲海分岐点に到着、ここにはベンチがあるので休憩するのにぴったりです

45分の山歩きでかなり体も温まるのでウエア脱いで体温調節しましょう

木々が成長していて、展望があまり良くはありませんでしたが、なんとか雲海と、富士山を見る事ができました

(雲海分岐点からみた富士山)

雲海分岐点をすぎると、また気持ちのいい樹林帯を歩きますが、徐々に傾斜は急になってきます

(雲海分岐点を過ぎたあたりの樹林帯)

雲海分岐点から約40分ほど、標高2200m地点の押手川分岐に到着

押手川分岐からはまっすぐ編笠山に向かうか、青年小屋に迂回するか選ぶことができます

私はまっすぐ編笠山を目指すルートを選択しましたが、かなり勾配の急なルートでした(キツかった)。体力に自信のない人は、青年小屋に迂回してから編笠山を目指した方が所要時間は長くなりますが、体力的には少し楽です

押手川分岐 → 編笠山山頂

押手川分岐から編笠山までの直登ルートはひたすらにゴロゴロとした岩場の連続で、一歩を大きく踏み出さないといけない場所も多く、下半身に負担がかかります

(ゴロゴロした天然の岩の階段を登る)

適度な間隔で平坦な道があると呼吸を整えやすいですが、山頂までは平坦な場所はありません(とにかくずーっと登り)

休憩できるようなベンチなどはありませんが、ところどころに広めのスペースがあるので小休憩をとりながら登りましょう

気温は20℃に満たなくても歩き続けることでかなりの汗をかきます

水分補給も忘れずに!

(左右の木々はすこしずつ低くなってくるが、まだまだ急な登りが続く)

標高を上げるにつれて木々の背が低くなってくると、視界も開けてきます

(途中、振り返ると南アルプスが一望できる)

景色が見えるようになってくるので、景色をカンフル剤に山頂まで登りきります

(山頂直下、草木がなくなってくる)

登山道の両側に木がなくなると山頂はもうすぐです

登山口からは約2時間40分、押手川分岐から1時間15分ほどで山頂に到着です

山頂で待っているのは大パノラマ!

(山頂から見る富士山方面)
(南アルプス・実際には端から端までみえる)
(八ヶ岳の主峰・権現岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳)
(西岳の向こうに見えるのは北アルプス)

登山口から2時間40分、ゆっくり歩いても3時間ほどで山頂まで来ることができ、日本を代表する山々を一気に見ることができるのが編笠山の魅力です!

編笠山山頂 → 青年小屋

山頂からの下山ルートは来た道を戻るのではなく、青年小屋を経由し、迂回路を通って押手川分岐まで下山し、そこからは来た道を駐車場まで戻ります

山頂から青年小屋までは背の低い樹林帯歩きです

山頂付近は緩やかな登山道ですが、傾斜が急になるとハイマツの低い木々の間を通る登山道に変わります

(両サイドハイマツの登山道)

登山道からは青い屋根の青年小屋を眼下に、隣の権現岳(2715m)を眺めながら歩きます(気持ちいい)

山荘に近づくにつれ、登山道は大きな岩があらわれます

岩には赤いマーカーで登山道を示してくれているので確認しながら進めば危険はありません

(赤いマークをたよりに歩く)

山頂から約25分ほどで青年小屋に到着です

(小屋の入り口には「遠い飲み屋」の提灯が出迎えてくれる)

青年小屋は八ヶ岳の一番南に位置する場所に建っている山小屋で、キャンプ地もあります

縦走などする場合のベースとしても賑わう山小屋です

小屋情報
営業期間(2023年)4/29 〜 11/4
小屋宿泊素泊まり6500円〜
キャンプ地一人800円、予約不要
売店あり、ビール、軽食、お土産販売など
2023年9月調べ

青年小屋ホームページ

自由に使うことのできるベンチもあるので休憩することができます

編笠山山頂は景色はいいけど、さえぎるものがないので風が吹くことがあり、火器を使って食事などするなら青年小屋のほうがおすすめです

青年小屋から5分、乙女の水で飲み水確保

青年小屋から西岳方面に5分ほどいくと水場があります

帰りの飲み水を補充してから下山しましょう

私は9月初旬に行ったのですが、数秒触っているだけでも痺れるほど冷たい水でした!汗をかいた体に冷たい水は3割り増しでおいしく感じます

青年小屋 → 押手川分岐

青年小屋からはしばらく勾配の緩やかな樹林帯歩きです

登山道の両サイドは苔むしていて、静かな山歩きを楽しめます

20分ほど樹林帯歩きを楽しんでいると、だんだんと勾配は急になってきます

押手川から編笠山への直登ルートに比べればマシですが、こちらのルートもなかなかに急ではあります

(ハシゴがかかっているとこが1箇所だけある)

ハシゴがかかっている場所もあったりするので気をつけて進みましょう

ずっと急な下りではなく、平坦な道もあるので呼吸を整えながら歩くことができます

青年小屋から歩くこと50分ほど、押手川分岐に到着です

押手川分岐 → 観音平駐車場

押手川分岐から駐車場までは登りで通ったルートを下山します

(雲海分岐点までの登山道に設置されているベンチ)

やがて平坦な登山道になってくると駐車場まではもうすぐです

以上、距離7.5km、高低差976m、往復で約6時間の登山ルートでした

最寄りのコンビニ

登山口から一番近いコンビニは中央自動車道・小淵沢ICの近くにある、ローソン小淵沢インター店です

すぐ近くにはセブンイレブン小淵沢インター店もあり、どちらも24時間営業のコンビニです

立ち寄り湯

登山口から近くの立ち寄りやすいお風呂は、道の駅「こぶちざわ」に併設されている延命の湯です

小淵沢ICからも近いのでアクセスもよくておすすめ!

延命の湯

料金大人:830円 子供:420円
営業時間AM10:00~PM 22:00(最終受付PM 21:30)
休館日不定期(要確認)
施設大浴場/露天風呂/サウナ/大休憩室完備
2023年3月調べ

延命の湯公式ホームページ

おわりに

観音平から登る編笠山への登山ルートの紹介でした

八ヶ岳は2500m以上の山々が連なっていて、見える景色も低山とはまた違ったスケールで楽しむことができます!

登りごたえのある山を探している人や、絶景を楽しみたい人、八ヶ岳にチャレンジしてみたい初心者にもおすすめの山でした!

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました

何か参考になればうれしいです

ではまた!

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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