こんにちは、opoです(opo_85)
マイナーズランタンって知っていますか?
マイナーズランタン(ランプ)とは元々は炭鉱で働く鉱夫たちが使用していたランプです
現在ではキャンプやアウトドアで人気のランタンのひとつです
そんな疑問や悩みを持っている人にハイランダーの激安マイナーランプの紹介です
実際に使ってみた感想をお伝えしつつ、ハリケーンランタンやキャンドルランタンなどとも比較していきます
何かみなさんの道具選びの参考になれば嬉しいです
ハイランダーって?
アウトドア通信サイトナチュラムのオリジナルブランドが「ハイランダー」です
アウトドア用品を手頃な価格で提供するハイランダーはテントや寝袋、イスなど幅広く扱っているブランドです
マイナーズランタンとは?
先述した通り、マイナーズランタン(ランプ)とは元々炭鉱で働く鉱夫たちが使用していたランプです
明かりとしてだけではなく、炭鉱内に充満するガスを感知するためにも発明されたランプです
頑丈で、耐風性に優れているので強風でも炎が消えないのが特徴です
頑丈さは長く使うことができるのもメリットです
芯を交換すれば半永久的に使うことも可能で、世代を超えてランタンを楽しむことができます
ちょっと余談ですが、
映画、「天空の城ラピュタ」をみたことがある人なら、パズーが持っているランタンと言えばピンとくるかもしれません
ラピュタに出てくる少年パズーは鉱山で働く見習い機械工です
イギリス・ウェールズにあった炭鉱場や海洋などの現場で多く使用されていたランタンはウェールズの古称「カンブリア」から、カンブリアランタンとも呼ばれていたそうです
元祖・マイナーズランタン
E.トーマス&ウィリアムズ マイナーズランタン
1860年に設立され150年変わらないマイナーズランタンを作るイギリスの老舗ブランド
E.トーマス&ウィリアムズ
JD バーフォード
同じくイギリス・ウェールズの金属加工会社
JDバーフォード社
こちらも歴史は古く、ずっと変わらない姿で作り続けられているランタンです
ハイランダー・マイナーランプ
この記事で紹介するのは元祖マイナーズランタンをコスパを抑えてつくられたハイランダーの「マイナーランプ」です
早速スペックなどの基本情報を解説します
スペック
- 素材:アルミ
- サイズ:直径約7cm x 17.7cm
- 重量:420グラム(実測)
- 燃料容量:20ml
- 燃焼時間:約2時間(実測)
- 素材:アルミ
- サイズ:直径約7cm x 17.7cm
- 重量:420グラム(実測)
- 燃料容量:20ml
- 燃焼時間:約2時間(実測)
購入前に不安だったレビュー
購入前にレビューを確認したところ、
など、
品質に関しての良くないレビューがあったので不安でした
ですがマイナーズランタンとしては激安ですし、多少の品質の悪さは覚悟の上で試しに購入をしてみることにしました
届いたマイナーランプ:問題なし!
購入後に届いたマイナーランプを確認してみるとパーツが斜めになっていたり、外観からは品質の悪さは感じませんでした
使ってみた感想
抜群の雰囲気
キャンドルランタンやハリケーンランタンもそうですが、静かに灯るランタンの炎は格別です
レトロな雰囲気もいいのでキャンプサイトの雰囲気を上げたい人にはピッタリのランタンです
耐風性・風に強い
頑丈で耐風性が高いので風が強く吹いても消えません
使っていて実際に強い風が吹くこともあったのですが全く消えませんでした
ハリケーンランタンも風に強いのが特徴
名前の由来になっている「ハリケーン」はハリケーンのように風が強い日でも消えないことから付けられています
キャンドルランタンは強風で消えてしまったことがあったのでキャンドルランタンより風に強いです
燃料を入れるのが大変
燃料を入れるところがすごく小さくて大変です
注ぎ口は直径約1cmほどなので入れるのが大変です
燃料ボトルは注ぎ口の細くなっているものを!
携帯用のボトルは注ぎ口の細くなっているものを使うようにしましょう
と、いうか細くなっていないと燃料を入れるのは無理です
途中で明るさの調節ができない
ハリケーンランタンは芯の長さの調整ができるので明るさの調整ができますが、ハイランダーマイナーランプはそれができません
はじめに出した芯の長さから変えるには一度消すしかありません
芯は長く出しておく必要はありません
1〜2mmくらい出せば十分です
キャンドルランタンと同様に明るさの調整はできませんが、それですごく困るかというとそうでもありません
注意点としては芯の出し過ぎに注意が必要です
火を灯す前に芯の長さは確認しましょう
マイナーランタンは点火中に芯の長さが調節できないと表記していましたが、全てのマイナーズランプで調整できないのではなく、ハイランダーのマイナーランプは芯の長さを調整できないだけであって、芯が調整できるマイナーズランプもありますのでご注意ください
燃料タンクの容量が小さい! 燃料を入れる時は慎重に!
容量が小さいので気をつけないと溢れさせてしまいます
いきなり満タンまで入れてしまうと、芯を入れる時にさらに溢れてしまうので気をつけましょう
上手に入れるようになるには慣れも必要です
それと、燃料タンク容量が小さいので、夕方にランタンを灯してから就寝まで持ちません
満タンに入れてからの点灯時間は実際に測ったところ、2時間2分でした(芯の出す長さによって変わります)
燃料がなくなって消えても熱いのですぐに燃料補給ができなかったのが不便に感じました
夜にゆっくりしているところで燃料がなくなって、熱さですぐに燃料が入れられないことと、燃料を入れるのがちょっと面倒なことがストレスでした
タンクに入れた燃料を携帯ボトルに戻すのは至難なので使い切りましょう
途中で消すことができない
キャンドルランタンは息を吹けば簡単に消せますし、ハリケーンランタンも芯を縮めることで消すことができますが、マイナーランプはそうもいきません
消す時には一度ネジ式になっているタンクを外さないと消すことができないので他のランタンに比べると大変です
一度つけたら燃料がなくなるまで灯し続けるつもりでいましょう
使用中に燃料が溢れてくることはなかった!
購入前に心配だった、使用中に燃料が溢れてくるというレビューがあったので不安でしたが、
私が使った限りでは溢れてくるようなことはありませんでした
考えられる原因としては、満タンまでいれてしまった状態で点火をすると、燃焼によりタンク内部が温められることで燃料が膨張し、溢れてくるのではないかと思われます
使用時はタンク満タンまで燃料を入れないようにしましょう
火傷に注意
火をつけるとランタン全体が熱くなるので触れないように気をつけましょう
持ち手も短く熱くなるので気をつけてください
真鍮製もある!
私が購入したのはアルミ製ですが、真鍮製もあります!
ただし、真鍮製のは重量が700グラムと重いので重量が気になる人はアルミがおすすめです
また真鍮製のランプは安心の一年保証もついているようなので不具合が会った時などには心強いですね
まとめ・こんな人におすすめ
- 雰囲気は抜群によく、キャンプサイトがおしゃれになる
- 頑丈で耐風性に優れるので強風や悪天候でもへっちゃら
- 燃料を入れるのに手間がかかるし、大変
- 燃料の注ぎ口が小さいので燃料がこぼれやすい
- 明るさの調節ができない
- 燃料は使い切り・途中で消すことができない
- 燃料タンクの容量が少ないので日没から就寝までもたない
- 予算を抑えてマイナーズランプが欲しい人
- 試しにマイナーランプを使ってみたい人
- ラピュタに憧れてる人
- 不便さも楽しめる人
- 完璧な品質を求めていない人
特徴をまとめてみると不便さの方が目立つ結果となりました
この手のランタンは現代において便利なものではなく、むしろ不便なものと言ってもいいでしょう
ですが、その不便さを楽しんだり、魅力に感じてキャンプサイトにおくことで楽しむことはできます
激安のマイナーランタンはレビューで見たような粗悪品ではありませんでした(私が購入したランタンが当たりだっただけかもしれませんが)
しっかりと使うことはできますし、問題ありませんでした
予算を抑えたい人にはおすすめです
「一生使う!」って言う人は予算をかけてでも職人が手作りしているJDバーフォードなどの元祖マイナーズランタンをおすすめします
ハリケーンランタン・キャンドルランタン・マイナーズランタン・結局どれがおすすめ?
ハリケーンランタン・キャンドルランタン・マイナーズランタンは結局どれがおすすめなのか?
これは人それぞれの好みの問題にもなってきますが、個人的には
使いやすさを重視するならハリケーンランタンがおすすめです
燃料が入れやすかったり、火をつけやすかったり、タンクの容量も大きいので一晩中灯すこともできたりとおすすめのポイントが多いです
ハリケーンランタンも雰囲気は十分にいいので、使いやすさを考えるとこの先もハリケーンランタンの方が出番は多そうです
移動に飛行機を使うことがあったり、液体燃料を携帯したくない人にはキャンドルランタンがおすすめ
キャンドルは固形なので空輸が可能ですが、マイナーランタンやハリケーンランタンは一度使用したものは空輸できません
飛行機を使うならキャンドル一択です
また液体の燃料には漏れたりするリスクがあります
キャンドルにはそういったリスクがないのもいいところです
マイナーランタンはそのフォルムだったり、雰囲気を楽しみたい人や、不便さを楽しみたい人におすすめです
風情を楽しむにはもってこいのランタンです
おわりに
いかがでしたでしょうか
ハイランダー・マイナーランプの使ってみた感想の紹介でした
ランタンは不便さを楽しむのも魅力のひとつだと思っています
ぜひお気に入りのランタンを見つけてキャンプを楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました
何かみなさんのランタン選びのヒントになれば嬉しいです
マイナーズランプは芯高調整が出来ないと説明されていますがそれは間違いで、マイナーズランプでも芯高調整できるものはありますので、芯高調整が出来ないというのはマイナーズランプという種類のランプの説明としては不適切で、あくまで個別製品の機能差に過ぎません。
こちらでも紹介されているE.トーマス&ウィリアムズのマイナーズランプは芯高調整が可能ですからね。
このサイトの写真で見ると芯部の左に ┌ みたいな形の部品が見えると思いますが、これが芯高調整機構の一部です。
sssさん
コメントありがとうございます。説明が不適切・不測していたところに関して追記・訂正いたしました。丁寧なご指摘ありがとうございました!そして教えていただきありがとうございます。