こんにちは、opoです(opo_85)
私はパタゴニアのナノエア・フーディを着て、その着心地の良さにすっかりハマってしまいました(もうかれこれ7年着ています)
この記事ではパタゴニアナノエアフーディーの特徴やメリット・デメリットを解説します
何かみなさんの役に立てば嬉しいです
パタゴニア・ナノエア・フーディ:基本情報と特徴
パタゴニア・ナノエア・フーディは化繊インサレーションジャケットです
化繊とは、”化学繊維”の略です
化学繊維(かがくせんい、chemical fiber)とは、石油などから化学的プロセスにより製造される繊維の総称。人造繊維 (artificial fiber) とも呼ばれる。
Wikipediaより引用
ちなみに天然繊維はコットン、シルク、ウール、カシミヤなどのことを言います
材質 | シェル、裏地:4方向にポリエステル100%(リサイクル・ポリエステル87%) 袖口:4.9オンス・ポリエステル100%の引っかかりにくいストレッチニット (PFCフリーDWR加工(過フッ素化合物不使用の耐久性撥水コーティング)済み) |
インサレーション | 4方向に伸縮する60グラム・フルレンジ・ポリエステル100%(リサイクル・ポリエステル40%) |
フィット | レギュラーフィット |
サイズ | XS、S、M、L、XL |
重量 | Lサイズ:420.5g(実測値) |
両胸とハンドウォーマーで4箇所のポケット
両胸と両脇にそれぞれポケットがあり、全部で4箇所にポケットがあります
ポケットに収納可能なパッカブル仕様
ポケットの中に押し込むことで収納可能になっていて、コンパクトになります
パタゴニアスタッフに教えてもらったウエアの簡単な収納方法(フード付き限定)
サイズ感について
ナノエア・フーディのサイズ感はタイトな作りになっているのでゆったり着たい人はワンサイズ大きめのを検討してもいいと思います
ジャストサイズでぴったり着た方が保温性や機能がきちんと発揮されますので最大効果を狙うならジャストを選びましょう
着てみて感じるナノエアフーディーのいいところ
実際に着てみて感じたいいところは以下のとおり
- 抜群の着心地
- 汗をかいた時の不快感が少ない(通気性・質感)
- なんか程よい保温力
- 速乾性が高く、保温力の低下はなし
もう少し詳しく見ていきましょう
抜群の着心地
一番のおすすめポイントはこれです
「着心地」です
ダウンウエアとかって基本的にシャカシャカした生地が使われていることが多いですよね?
あれってダウンの弱点である水濡れに対策するために撥水性・防水性を高めるためなんですけど、
ナノエアの生地は柔らかくて伸縮性があります
しかもシャカシャカしてないので肌触りもしなやかで、直接肌に触れても嫌な感じがありません
汗をかいた時の不快感が少ない(通気性・質感)
前に言った着心地とも関係してくるのですが、登山やスキースノーボードでの行動中も着心地がいいです
少し汗をかいているくらいの状況では蒸れにくく、そのまま着ていても肌に触れるところはベタつかないので不快感はないし、通気性の良さも体感できます
晩秋〜雪山では積極的にこのナノエアフーディーを着ていますが、私のレイヤリングには欠かすことのできないウエアになりました
なんか程よい保温力・防寒着としても活躍してくれる
ナノエアフーディーは中綿が入っているので保温性も高いです
触ってみると結構薄く感じるんですけど、実際に着てみると、想像以上に暖かいです
厳冬期の八ヶ岳・天狗岳へ登山に行った時の行動着に使っていました
ベースレイヤー + ナノエアフーディー + ハードシェル
基本的に行動中のウエアは3枚、中間着としてナノエアフーディーを着ていましたが快適でした
ちなみに、テント場ではこれにフリースを着込んで過ごし、寝袋に入る時はベースレイヤーとナノエアフーディーで寝ました
夏〜秋は保温着として携帯、冬は行動着として使うことで一年中使えるウエアです
速乾性が高く、保温力の低下はなし
ナノエアは化繊の中綿を使用しているのでに速乾性も高く、汗などで濡れてしまってもすぐに乾きます
行動中にダウンウエアを着ていたときに、汗の湿度でダウンのロフト(膨らみ)が潰れてしまい、保温力が低下してしまったことがあります
その後、ダウンのロフトが回復するまで時間がかかりました
登山では行動中には汗をかいてしまうシーンが多いのですが、ナノエアフーディなら濡れても保温性が下がらずに、速乾性が高いのですぐに乾いてくれます
デメリット
ここまではメリットを解説してきましたが、デメリットもあります
- 毛玉がつく
- ダウンよりコンパクトにならない
- 街着として着るならフードは使えない
- これ以外着たくなくなる
詳しく見ていきましょう
毛玉がつく
着ていくと毛玉がついてきます
袖口やヒジ、脇の周りなどよく擦れるところから毛玉はついていきます
毛玉とりで多少改善できますが、メンテナンスとして多少の手間がかかります
ダウンジャケットに比べるとコンパクトにならない
ダウンの封入量にもよってしまうのですが、ダウンと比べるとコンパクト性は劣ります
コンパクトさや重量を優先させるならダウンの方がいいです
ダウンと化繊の使い分け
「ダウン」と「化繊」は一長一短なので一概にどちらがいいとは言い切れません
保温力や携帯性を重視するならダウンにメリットがあるし、高温多湿な環境や、悪天での使用なら化繊が有利になります
私個人としては、都合よく組み合わせて使うのがいいかなと思います
化繊は濡れても保温力の低下がないので、ダウンが濡れてしまった時のリスクヘッジにもなるので、
寝袋はダウンで、ウエア化繊
みたいな感じに組み合わせることでどんな状況でも快適に過ごせるように(寒さで震えることがないように)なります
街着として着るならフードは使えない
街着としてフードを使うのは難しいです
スキー・スノーボードやクライミングなどをする時のために作られているのでフードはかなりタイトでかぶると”モジモジくん”のそれに近くなります
これを街中でやるのは難しいですね
完全に怪しい人になってしまいますのでやめましょう
これ以外着たくなくなる
着心地が良すぎるあまりこのジャケット以外着たくなくなります
保温性も高いので、冬でもこれさえ着ておけば普段の生活で困ることはほとんどありません
基本的に、家ではアンダー・ナノエアで過ごし、外出するときはハードシェルを着て外出すればほとんど寒さも感じることなく快適なので、アウトドアアクティビティと普段着の境がなくなってきます
常にナノエアを着ているので他人からはこれ以外の服を持っていないと思われているかもです
それほど快適で着心地のいいジャケットです
まとめ
メリット |
---|
・抜群の着心地 ・汗をかいた時の不快感が少ない(通気性・質感) ・程よい保温力・防寒着としても活躍してくれる ・速乾性が高く、保温力の低下はなし |
デメリット |
---|
・毛玉がつく ・ダウンよりコンパクトにならない ・街着として着るならフードは使えない ・これ以外着たくなくなる |
- 登山やスキー・スノーボードなどアクティブに行動するときのウエアを探している人
- フィット感が高く、保温力のある行動着を探している人
- 濡れても保温力の低下しないウエアをさがしている人
知っていると便利な豆知識「製造年の見方」
パタゴニアのウエアはタグを見れば製造年がわかるのはご存知ですか?
タグのSTY、STYLE、またはITEMからはじまる5桁の数字を探します
84365が製品番号です。製品番号の後ろのS、SP、F、FAと数字はその製品が販売されたシーズンを表します
写真だど、2017年の冬に販売されたと言うことです
終わりに
ナノエアを購入してから7年間、いつも着ています
着心地のいいウエアを探している人には間違いなくおすすめのウエアです
何かみなさんの道具選びの参考になれば嬉しいです
最後まで読んでいただきありがとうございました