そんな人におすすめなのが「モンベル・バーサライトパンツ」です
この記事ではモンベル・バーサライトパンツを実際に使って感じたことをお伝えします
- モンベル・バーサライトパンツのスペックやサイズ感
- 使用感(レビュー)
モンベルのレインパンツの中で最も軽量なバーサライトパンツ。軽量ながら耐水圧20,000以上、透湿性43,000g/m²・24hrsとハイスペックなレインパンツです
実際に使用してみると雨の時以外でも積極的に使いたいと思えるパンツでした
- キャンプ歴は20年以上
- 渓流釣り(テンカラ)5年目
- 最近では登山の魅力にハマり、アルプスから低山まで山登りに夢中
- 装備はできるだけ軽く、ULなスタイルで歩き回っている(現在ベースウエイト4.5kg)←装備について詳しくはこちら
モンベル・バーサライトパンツ
モンベルとは
モンベルは1975年に創業した日本のアウトドアブランド(アウトドアをしない人でもモンベルを知っている人は多いはず)
取り扱う商品は登山やキャンプ用品だけでなく、クライミングやカヌー、フィッシング、トラベル用品や、幅広く取り扱うアウトドア総合ブランドです
モンベル・バーサライトパンツの基本情報
名前 | |
---|---|
素材 | ウィンドストッパー プロダクト バイ ゴアテックスラボ(防水仕様) (表地:10Dバリスティック エアライト ナイロン リップストップ) |
レイヤー | 2レイヤー |
サイズ | S、M、L、XL |
収納サイズ | 13cm × 7cm × 7cm(実測値) |
重量 | XL:107g(実測値) |
防水性 | 20,000mm |
透湿性 | 43,000g/m²・24hrs |
ファスナー | あり |
ポケット | なし |
付属品 | 収納バック |
バーサライトパンツの特徴
- 防水・透湿性の高いウィンドストッパー プロダクト バイ ゴアテックスラボを使用
- コンパクトで携帯性が高い
- 軽量で耐久性の高いバリスティックエアライトを使用
- アクアテクトジッパー(止水ジッパー)
- サムエシステム
- 立体裁断(膝)
バーサライトパンツの魅力
使ってみて感じたこと
実際に北アルプスで着用してみて感じたことをレビューします
(防水性は抜群なのであえて言いません)
立ったままでの着用が容易なサイドのボトムジッパー
膝近くまであるボトムジッパーがあるので立ったままでも脱ぎ着が簡単にできます
ローカットの靴であれば履いたままで着ることができるので手間もかからず便利
バックパックの中に眠っていることが多いレインウエア「軽いに越したことはない」
レインウエアは登山における「三種の神器」と言われるほど重要な装備ですが、上下合わせるとそれなりに重たくなります
しかもレインウエアは天候がいい時には出番も少ないのでできるだけ軽くしておきたいところ
バーサライトパンツはXLサイズでも107gですから、装備の軽量化につながります
軽量化することに対してのコスパがいい
技術の進化・発展により次々と軽量なギアが誕生していますが、同時に価格も高価になっています(インフレや円安の影響もありますが)
テントやシュラフも軽量なモデルがありますが、簡単に買い替えができる値段ではありません
バーサライトパンツは15000円でお釣りがくるお財布にも優しい価格設定になっています
同等の重量のレインパンツと比べてもバーサライトパンツの価格はリーズナブルです
サイズ感:細めのシルエットなのでジャストよりワンサイズ上を選ぶのがベター
レインウエアなのでパンツの上に着用することが想定されているのでタイトとまでは言いませんがシルエットは細め。ゆったり目で着用したい人はワンサイズ上げてもいいと思います
透湿性が高くても一定の蒸れは感じる
バーサライトパンツは透湿性が43,000g/m²・24hrsと脅威の数値を叩き出しているわけですが、実際に履いて行動してみると一定の蒸れは感じます
と、いうのもこれは仕方のないことで、ウエア内と、外に湿度差が生じることで生地が透湿性を発揮します
生地1㎡あたり、24時間で何グラムの水分を透過した(外に出す)か示した数値のこと。
数値が高いほど透湿性能が高いことを表し、透湿度43,000g/㎡/24hであれば、1日(24h)で1平方メートルあたり、43,000g(43kg)の水蒸気の汗を透過する(外に出す)能力があるということになります。
一般的な登山用のレインウエアの透湿性は8000〜20000g/㎡/24hほどです。
バーサライトパンツを着用して行動してみると、汗をかくと共に多少の蒸れは感じますが、もともと使っていたレインウエアと比べると驚くほど快適でした(前に使用していたレインウエアはたしか透湿性が8,000g/m²・24hrsくらい)
一定の蒸れは感じるといったものの、バーサライトパンツの透湿性の高さは行動中に感じる蒸れによる不快感を軽減してくれます
「サムエシステム」があるおかげで換気ができる
バーサライトパンツには「サムエシステム」と呼ばれる機能がついていて、パンツの裾のゴムを絞って輪っかを作り、そこに足を入れることで裾を絞った状態にできるのですが、そうすることでボトムジッパーを上げてもバタつくことがなく、換気をすることができます
これで換気することで着用したままでも不快感を感じることが少なかったです
(ただし、汗をかき過ぎて飽和状態になると関係ないのでオーバーヒートしないよう注意が必要です)
残念なところ
いいところばかりではありません
使用後の収納が大変な専用の収納バック
収納した状態だと手のひらサイズまでコンパクトになるバーサライトパンツですが、実際にフィールドで使用した後にこの収納バックに入れるのはなかなか大変でした
乾いた状態で、きれいにたためればストレスは感じませんが、使用後の濡れた状態だと入れにくいので、この収納バックは使用せず、大きめのスタッフサックに入れて携帯しています
2レイヤーであることについて「地肌につくとベタつく」
2レイヤーのバーサライトパンツは汗をかいた状態で肌と触れるとベタつきます
先ほどウィンドシェルとして積極的に使えると言いましたが、着用したまま行動し続けるとボトムジッパーを開けて換気をしていてもベタついてはきます
(地肌を出していなければベタつくことはありません)
メンテナンスについて
購入したときに店員さんに聞いたところ、「使用したら洗う」のがおすすめだと言っていましたが、さすがにそれはちょっとめんどうな気もするので、シーズンに一度は洗濯をするようにしています
シーズン中は、使用後に泥汚れなどは拭き取った上でしっかりと乾かしてから保管しています
ニクワックスを使ったウエアの洗い方
レインウエアの洗濯や撥水加工はニクワックスを使っています
モンベルからも撥水材は出ているのですが、乾燥機にかけたりする工程があったりするので(ちょっと手間がかかる)
ニクワックスは乾燥機にかけずに撥水加工できて、効果も高いのでおすすめ
洗濯・撥水加工の詳しい手順についてはこちら
おわりに
モンベルのバーサライトパンツを紹介しました
これまでレインウエアは出番が少ないことから雨を凌げればいいという考えでしたが、しっかりとしたレインウエアを使ってみると、その性能の高さに驚かされました
しっかりとしたレインウエアなら雨の中の登山のストレスが軽減されます!
最後まで読んでいただきありがとうございました
ではまた
軽量でコスパのいいレインウエアを探している