こんにちは、opoです(opo_85)
雨でもキャンプがしたい!焚き火がしたい!
そんな人はいませんか?
でも、気になるのは
そんな疑問・悩みがある人に実際に雨キャンプでタープの下で焚き火をしている私が気をつけていることや、タープの張り方を紹介します
私自身、DDタープを使い始めて3年以上が経ち、その中で何度もタープの下で焚き火をしてきました
そんな私の実体験を交えながら解説していきます
何かみなさんの参考になれば嬉しいです
DDタープの下で焚き火することは可能です
結論から言うと、DDタープの下で焚き火をすることは可能です
ですが、
DDタープは素材にポリエステルが使われているので火に強いわけではありません
火の粉が飛べば簡単に穴が空いてします
タープの下で焚き火をするには、穴があかないようにするために注意しながら設営をする必要があります
タープの下で焚き火をするメリット
タープの下で焚き火をするのにはメリットもあります
- 雨から焚き火を守れる
- タープの中を温めることができる
- 煙で虫除け効果
多少の雨では焚き火は消えることはありませんが、大雨の時には薪は濡れてしまい火が消えてしまいます
タープの下で焚き火をすることで雨でも焚き火ができます
また、タープの下で焚き火をすることでタープ内に熱が入りやすく、空間を温めることができます
夏場は暑くてタープ内に入れないほどですが、冬はタープ内が温められることで寒さを凌ぐことができます

焚き火の煙には虫除け効果があると思っています

人も煙を吸うと苦しかったり、目が痛くなりますよね
虫にも同じことが言えます
煙がタープ内にこもってしまうのは人にとってデメリットとも言えますが、考え方によっては虫除け効果としてメリットにもなります
タープの下で焚き火をする時に気をつけること
タープの下で焚き火をする時に気をつけなければならないことがいくつかあります
- 火の粉
- 焚き火の臭い
- 煙
火の粉
火の粉が飛んでタープに穴が開いてしまう可能性があるので焚き火とタープとの間には十分なスペースを取りましょう
焚き火を大きくしすぎない事もポイントです
絶対にタープに穴を開けたくない!って人はタープの下で焚き火をするのをおすすめできません
私は焚き火をする以上、穴が開くのは仕方ない、くらいで考えるようにしています
焚き火の臭い
タープの下で焚き火をすると煙がタープ内を充満するので着ている服や、寝袋など持ち物全てに焚き火の臭いがついてしまいます
焚き火の臭いがつくのが嫌な人にはタープの下での焚き火はおすすめはできません
煙(一酸化炭素中毒)
一酸化炭素中毒にも注意が必要です
この記事で紹介するタープの張り方は開放的な張り方なですが万が一に備えてリスクは知っておいてください
タープの下で快適に焚き火をするための対策
火の粉や一酸化炭素中毒に気をつけるための対策として、
- タープは高めに張る
- 焚き火の規模を小さくする
- 炭を活用する
- タープ用の防炎シートを利用する
- 風が通りやすいようにタープを張る
- フルクローズでは張らない
タープは高めに張る
多かれ少なかれ火の粉は飛びます

タープは高めに張るようにしましょう/1番高い所の下で焚き火をしましょう

火の粉でタープに穴をあけないようにするために高く張るか、高い位置の下で焚き火をするようにすることで快適に焚き火ができるようになります
タープを高く張ることで雨が吹き込みやすいデメリットはありますが、火の粉を防ぐなら低く張るのはおすすめできません
焚き火はちょっとの雨では消えることはありません
多少の雨ならば、焚き火はタープの外側に、体はタープ内にすることで体を濡らさずに焚き火を楽しむこともできます
焚き火の規模は小さめに!炭を活用する!
焚き火の規模を普段よりも小さくするのも有効な対策です

普段よりも小規模の焚火台で、薪よりも炭を使うことで煙を抑えたり、火の粉が飛びにくくすることができます
ウッドストーブは焚き火の規模は小さく見えますが、煙突効果で思ったよりも大きい炎になります!薪を入れすぎて炎が大きくならないよう気をつけましょう!
薪に比べて炭は炎が上がりにくい事から火の粉も飛びにくく、雨の中での焚き火にはおすすめです
炭の方が焚き火の規模は小さくてもしっかりと火力はありますので料理にも適しています
普段は炭は使わない人でも天気が悪い日には携帯すると便利です
タープを保護するための防炎シートを利用する
タープを保護するためのシートを使ってタープに火の粉が飛んでも穴が空かないようにすることもできます
出典:アマゾン
正直にいうと、ここまでする必要はないかな、とも思います
これまで何度もタープの下で焚き火をしてきましたが気をつければそうそう穴はあきません
風は通るように/フルクローズ張りはNG!
一酸化炭素中毒にならないように閉め切る張り方、フルクローズできる張り方をする場合なんかは一酸化炭素中毒にならないように気をつけましょう
と、いうか絶対にNGなので気をつけましょう!
雨なら「焚き火をしない」という考え方もある
私のように、
キャンプをするなら焚き火は絶対したい!
って思っている人はとにかく、雨なら焚き火をしないと割り切るのも一つです
タープの下で焚き火をすると臭いはつくし、タープに穴があくリスクは高いし、悪いこともあります
雨なら焚き火はせずに他の楽しみ方で過ごすのも一つです
タープそのものの素材をコットンやポリコットンに変える(注意点もアリ)
そんな人には焚き火に強い素材が使われているタープを使うのも対策のひとつと言えます
コットンやポリコットンはポリエステルやナイロンなどに比べて火の粉に強く、穴が開くにくいのでタープの下で焚き火をするのにはおすすめの素材と言えます
ただし、ちょっと待ってください
タープの下で焚き火をする時って悪天候の時じゃないですか?(私はそう)
火の粉に強いコットンやポリコットンはポリエステルやナイロンよりも防水性が低く、雨などに弱いのが特徴です
コットンでも撥水加工をする事で多少の雨は撥水できますが、雨がひどいときには雨漏りしてしまう事もあるので注意が必要です
火の粉に強くなっても雨漏りするようでは焚き火はできないので本末転倒です
おすすめの張り方・5選
タープの下で焚き火をするのにおすすめの張り方は以下の5通りです
- Aフレーム
- ダイヤモンド・Aフレーム
- ダイヤモンド
- アディロンダック
- グランド・ハット
張り方の名称は荒井祐介さんの著書「タープワーク」に出てくる名称を参考にさせていただきました
タープの張り方が32種類紹介されているのでバリエーションなどを知りたい方や、タープで使えるロープワークを知りたい方にもおすすめの本です
タープの知識を深めたい方はぜひ読んでみてください
それではそれぞれの張り方を詳しくみていきましょう
Aフレーム
Aフレームは一番基本の張り方です

簡単だし、居住スペースも広いので私もよくこの張り方をします
ハンモックキャンプをするときも、タープ泊をするときもテントを使う時も便利なAフレームはちょっとのアレンジでより快適になります

片側は地面にペグダウンして、もう片側にポールをセットして跳ね上げれば地面とのスペースも十分に確保できるのでタープの下でも焚き火ができます
また、片側を地面にペグダウンすることで目隠しになり、プライベートの確保も可能です
このAフレームはソロテントなどであればカンガルースタイルもできます
悪天候の時にはテントも守ることができて、焚き火スペースも確保することができます

この張り方で雨キャンプで焚き火をした時の事です
焚き火の規模を大きくし過ぎてしまい、タープに小さい穴が空いてしまいました
雨の吹き込みを防ぐためにタープを低く張り過ぎてしまったのも失敗でした
DDタープ3mx3mがおすすめ
私が使っているタープはDDタープでサイズは3m x 3mです
ソロキャンプにはぴったりのサイズ感で、張り方のアレンジができて楽しむことができます
より詳しく知りたい方は過去の記事もご覧ください
ダイヤモンド・Aフレーム
続いて紹介するのはダイヤモンド・Aフレーム張りです

ハンモックキャンプをするときに便利な張り方で、風通しが良いので暑い季節は熱が籠らないのでおすすめ
この張り方も簡単にできるし、使うペグも少なくて済むのもいいところ
片側をポールで跳ね上げればスペースが広がり、タープの下で焚き火ができるようになります
ダイヤモンド・Aフレームは風通しがいいのでAフレームよりも焚き火の臭いがつきにくいと感じます
それでも多少の臭いはついてしまいますけどね
この張り方は風が通りやすいので煙がこもらないのがいいところ
ポールなどを使えば高さも調節できるので高めにすればタープの下でも快適に焚き火ができます
ダイヤモンド
ダイヤモンド張りはタープ泊の時におすすめの張り方です

木を利用すればポールを使わなくても張ることができるのでスペースが広く使えます
この張り方も簡単で、使うペグやロープも少なくていいので覚えておいて損はありません
ダイヤモンド張りは熱をこもらせることができるので寒い季節にもおすすめの張り方です

ダイヤモンド張りはポールを立てるところが1番高くなり、空間が広くなるので焚き火をする場所が分かりやすいです
張るのも簡単なので雨の時にはこの張り方が1番出番が多いですが、雨の吹き込みには注意が必要です
アディロンダック
焚き火との相性がいいのがアディロンダック張りです


鳥のクチバシのような形をした庇(ひさし)があるのでその下で焚き火をすることができます
高さがない分、ダイヤモンド張りよりもタープ内をあたためやすく、春先や、秋、冬のタープ泊におすすめです
入り口側は開放的ですがファイヤーリフレクターを作ればある程度プライベートの確保も可能です
グランド・ハット
最後に紹介するのがグランド・ハット張りです
2枚のタープをつなげて張る方法で、タープとタープの間に隙間を設けているので煙を効率よく排煙することができるのでタープの下で焚き火をすることが可能です
荒井祐介さんの著書「タープワーク」より
タープを2枚使うのでスペースが広く、複数人での使用にもおすすめ
タープの設営に必要なロープワーク(結び方)
これだけ覚えておけば大丈夫なロープワークは4種類!
タープを設営するときに必ず必要になってくるのがロープワークです
ロープワークも種類が沢山ありますが、全て覚える必要はありません
私自身、実際にキャンプで使っているロープワークは4種類です
- ボウラインノット(もやい結び)
- ツーハーフヒッチ
- 自在結び
- プルージック
この4つの結び方を覚えておけばOK!
結び方や活用方法については詳しく解説をしている記事をご覧ください
ロープの長さは2種類で十分!
ロープはパラコードを使用しています
パラコードとはパラシュートコードの略で、パラシュートと人を繋ぐためのロープなので耐久性、対荷重が高く、キャンプでの使用に便利なロープです
15mだったり、30mで販売されているので自分の好きなサイズにカットして使うことができます
キャンプに持っていくロープの長さについては私は2種類の長さしか持っていっていません
10mのロープが1本と、3mのロープを7本だけです
ソロキャンプであればこれだけあれば十分に対応することができると思っています
使っているパラコードや長さについて詳しく知りたい方は過去の記事をご覧ください
まとめ
- 雨から焚き火を守れる
- タープ内を温めて寒さ対策ができる
- 焚き火の煙で虫除け効果が期待できる
- 火の粉・タープとのスペースを十分に取ること
- 焚き火の臭い・焚き火の臭いがつくのを覚悟すること
- 一酸化炭素中毒・換気が十分にできてるか確認すること
- Aフレーム張り
- ダイヤモンド・Aフレーム
- ダイヤモンド張り
- アディロンダック
- グランド・ハット
- ボウラインノット(もやい結び)
- ツーハーフヒッチ
- 自在結び
- プルージック
おわりに
いかがでしたでしょうか
タープの下でも焚き火ができる張り方の紹介でした
私は臭いがつくことは覚悟の上でガンガン焚き火をしちゃっています
タープに穴が空いてしまったりもしていますが、やっぱり雨でもキャンプに行ったら焚き火はしたいですよね
タープの張り方を覚えて雨キャンプでも焚き火をしましょう!
本日紹介した張り方以外にもタープのアレンジは無限大です
張り方を工夫してタープを楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました
何かみなさんの参考になれば嬉しいです
タープに穴をあけたくない、けどタープの下で焚き火がしたい