この記事ではテント泊するための「事前準備」について、初めてのテント泊登山を楽しい経験にするために必要な準備を解説します!
事前に確認しておく事
テント泊登山にチャレンジするためには必要な装備をそろえるだけではありません
事前にいくつかのポイントを確認しておくことで、トラブルなく、楽しいテント泊ができるようになります
- テントの張り方・収納
- 装備の重さ
- テント場の予約が必要か
- テント場の規模や設備
- マナーやルール
- 忘れ物
テントの張り方・収納
テント泊というだけあって、テントは必需品なわけですが、テントを手際よく張れるようになるためには山に行く前に「張り方」を把握しておく事が必要です
買った状態のままで、山にもっていくのは厳禁!万が一、テントに不良があった場合にはテントに泊まることすらできないので必ず前もってテントに不良や不備がないか確認しておきましょう
比較的張るのが簡単なのがドームテントですが、山の上では風が吹いていたり、雨が降っている事もあります
手際よくテントを設営できるようにテントの設営は予習しておきましょう
テント泊登山に行く前にキャンプ場などでキャンプしてみる事でいい予行練習になるのでおすすめです!
キャンプ場に行けない人は家の中にテントを張って一晩寝てみるだけでもテントで寝る事がどんな感じか体験できます
テント泊に慣れていないと、撤収時にテントが入らないなんてのは実はあるあるで、慣れないうちはテントを収納するのって苦戦します
テントの張り方と一緒に収納にも慣れておくことで本番でもスムーズにできるようになるので合わせて予習しておきましょう
装備の重さ・パッキング
テント泊登山では、テントや寝具、着替え、食料、水などいつもの日帰り装備に加えて持ち物が増えます
当然バックパックの重量も重たくなりますので体への負担は大きくなります
時間に余裕があるなら「足慣らし」も兼ねて、テント泊の装備を担いで近所の低山などに出かけてみるのもおすすめです
実際にテントを背負って斜面を歩いてみる事で体への負担のかかり方や疲労感を確かめたりしておく事で本番でのペース配分や休憩などの判断がしやすくなります
本番前にパッキングしてみることは結構重要なポイントです
「装備を入れてきたのになぜか入らなくなった」というのはあるあるです
恥ずかしい話ですが、私も経験があって、しっかりとバックパックに収まっていたはずなのに、帰りにパッキングしようと思ったらどうにも入らずに、バックパックの外にくくりつけて下山した事があります
原因はパッキングの順番や、どこに何を入れるかを把握していなかったからです
フィールドで装備がバックパックに入らないなんて事がないよう、「どこに何を入れるのか」と「どんな順序でパッキングするのか」は把握しておきましょう
テント場の情報収集
行きたいテント場が決まったら、情報収集は必ずしましょう
- テント場の場所(稜線上なのか樹林帯なのか)
- 天気
- 水場の有無
- 予約が必要か
- トイレの有無
- テント場の料金
テント場の場所は重要になってきます
木々に覆われた樹林帯であれば、風が吹き付けるのを木々が遮ってくれますが、稜線上のテント場では風が吹きつけてきます
稜線上のテント場に行く場合にはペグダウンは必須になりますし、全箇所ペグダウンできるよう、必要なペグの本数も準備しておく必要があります
水場の有無によって、麓から担ぐ水の量は大きく変わります
水場がない山小屋や、渇水で水の提供ができない場合などには往復の行動に必要な水に加え、食事に必要な分も用意する必要があります
情報収集には山小屋の公式ホームページと、SNS(インスタとか)を併用するのがおすすめ
料金やトイレの有無、水場の情報、予約が必要かどうかは公式ホームページで確認できます
SNSでは実際にテントを張っている様子などの画像を見る事ができますのでテント場の雰囲気など確認するのに便利です
インスタでの情報収集については信じすぎるのは厳禁です!インスタやX(旧Twitter)などで「水場は枯れてません」などの情報発信があったとしても、山小屋に確認するようにしましょう
マナーやルール
テント場でのマナーやルールを把握しておく事も重要です
外でテントを張って寝るという事で言えばキャンプとの共通点は多いですが、山の上では勝手が違う事もあるのでテント場でのルールやマナーは把握し、守りましょう
マナーやルールを守る事で訪れた人が気持ちよく利用できるようになります
- テントは指定された場所で!指定地以外でのキャンプはNG
- 使うスペースは最低限で
- 受付をしてから設営すること
- 消灯後のラジオや音楽、会話はNG
- ゴミは「持ち帰り」
忘れ物
せっかく楽しい登山になるはずだったのに、たった一つの忘れ物で台無し
なんて事にならないように必要な道具をしっかりと準備しておきましょう
できれば前日ではなく、何日か前にはバックパックにまとめておき、前日には確認するだけにしておくと焦る事もなく、忘れ物は減らす事ができます
必要になる装備をリストアップしておくと忘れ物防止に効果的です
登山ではありませんが、過去にテントは持ったいったのに、ポールを忘れてしまい、結局車の中で寝た事がありました
夏だったので車の中は灼熱で、ほとんど寝る事ができず、つらい経験をした事があります(今では笑い話ですが、当日は笑えませんでした)
まとめ
- テントの張り方は練習しておくこと
- テント泊装備の「重さ」に慣れておく事
- パッキングの順序やどこに何を入れるかを把握しておく事
- テント場の情報収集は必ずする事
- テント場でのマナーやルールは把握し、遵守する事
テント泊登山の装備について
おわりに
テント泊登山で失敗しないための事前準備についての解説でした
事前にしっかりと準備をしてテント泊を楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました
ではまた!