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レビュー【ダンロップテント・VSシリーズ】5年間使い続けて感じること

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こんにちは、opoです(opo_85)

私が始めて購入した「山岳用テント」がダンロップのVS-10です

購入してから使った回数は50回以上、山でもキャンプでも使用してきました

この記事ではダンロップ(プロモンテ)のテントを5年間使ってみて感じたことをレビューします

これから山岳テントを購入しようと思っている人にとってダンロップ(プロモンテ)のテントはエントリーモデルとして最適です

ダンロップ・コンパクトアルパインテント

株式会社HCSとは

出典:株式会社HCS

ダンロップのテントを販売しているのはプロモンテというブランドと共に株式会社HCSが取り扱っているブランドで、HCSは1971年に世界で初めて吊り下げ式のドームテントを発表したり、日本初のゴアテックス製テントを発表した会社です

詳しくはこちら

ダンロップ・コンパクトアルパインテントの基本情報

私が使っているのがダンロップコンパクトアルパインテントVSシリーズです

私が購入した時はVS-10でフライシートの色がブルーでしたが、VSシリーズは一人用が廃盤となってしまっています

現行モデルはVシリーズとして入り口が2箇所あり快適性を追求したVLシリーズや、VSシリーズの耐久性を引き継いだVシリーズがあります

スペック
素材フライシート/30Dポリエステルリップ(ポリウレタン防水加工)
インナーテント/30Dポリエステルリップ(通気撥水加工)
グランドシート/75Dポリエステルタフタ(ポリウレタン防水加工)
ポール/NSL8.5mm
サイズ間口205×奥行90×高さ100cm
収納サイズ本体/25×ø14cm、ポール/43×9.5cm
重量約1,550g(本体+フライシート+ポール)
約1,770g(総重量)
付属品アルミペグ(12本)、張り綱4本/テクノーラ(アラミド)、本体収納袋、
フラシート収納袋、ポール収納袋
原産国日本
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紹介しているVSシリーズは残念ながら廃盤に。これから買うならVLシリーズがおすすめ

私が購入した時はVS-10でフライシートの色がブルーでしたが、VSシリーズは一人用が廃盤となってしまっています

現行モデルは入り口が2箇所あり快適性を追求したVSシリーズや、VSシリーズの耐久性を引き継いだVシリーズがあります

VSシリーズの一人用が廃盤となってしまったいま、これから購入するならVLシリーズがおすすめです(詳しくは後半で)

ダンロップ(プロモンテ)テントの魅力

  • 耐久性の高い吊り下げ式のテント
  • 長辺側にある出入り口
  • トラブルが起こりにくい直線のジッパー
  • 4シーズン使えるアフターパーツの充実

ダンロップのテントVS-10を使っていて感じたこと

雨の日も雪の日も5年間ダンロップテントを使い続けて感じたことをいいところも残念なところもレビューしていきます

  1. 設営のしやすさ
  2. 長編側に入り口があって広い前室
  3. 高い耐久性・耐候性
  4. コンパクトさ

詳しくみていきましょう

設営のしやすさ・設営方法

ダンロップのドームテント。ダブルウォールで快適

言わずもがなかもしれませんが、紹介しているVS-10をはじめとするドームテントは自立式で設営がとにかく簡単です

山岳地帯でのテントの設営は強風に吹かれながら設営することも想定しなければなりませんが、設営が簡単なドームテントなら悪天候の中でも設営しやすいです

ペグダウンしないと設営できない非自立式のテントと比べて、ドームテントはとりあえず設営してから落ち着いてペグダウンしていけばしっかりと設営できるから初心者には特におすすめ

VSシリーズのテントも設営がすごく簡単で慣れれば5分とかかりません

設営手順

注意点としてはポールについている頂点の金具の向きを気をつけるくらいでそれ以外は説明書なども必要ないくらい簡単です

長編側に入り口があって広い前室で居住性が高い

私は長編側に入り口がある方が出入りがしやすいのでテントを選ぶ条件にしています

長辺側に入り口があることで出入りがしやすく、また全室も広いので悪天候での対応力が高いです

奥行き最大60cmの前室で快適

奥行きが最大で60cmあるVSシリーズは悪天候時には前室で調理をすることができるし、一人用のテントで室内のスペースは限られますが、登山靴やバックパックなどを全室におくことでテント内のスペースを有効に使うことができます

2月に八ヶ岳に登山に行った時は夕方から吹雪になり、一晩テント内に閉じ込められてしまいましたが、広い全室のおかげで煮炊きも問題なくでき、せまいテント内もインナーテントの出入り口を開放することで圧迫感なく過ごせました

直線のジッパーは使いやすい

VS-10をはじめとするダンロップ・プロモンテのテントはジッパーが全て直線なんです。真っ直ぐに動くジッパーはトラブルが少なく、いつも同じ場所にスライダーがあるので夜中にトイレに行く時もスライダーの場所をいちいち探す必要がありません(これ本当に便利です)

細かいところだけど使いやすさ

メッシュが外側なのでテント内から操作をすることができます

メッシュにするために外側を開けなくていいのは虫の侵入を防ぎたい時に本当に助かります

入り口はカーテンのように止めて開放しておくことがきます

ベンチレーションの通気穴にもメッシュが付いていのも虫の侵入を防げて安心です

高い耐久性・耐候性

VS-10をはじめとするダンロップ(プロモンテ)のテントは吊り下げ式ですが、荷重が1箇所にかからないようにメッシュで繋がれています

これにより吊り下げフックがあるところに荷重が集中せず分散し、耐久性が高められています

北アルプスで大雨に降られた時は明け方に風も強くなりましたが、テントをしっかりとペグダウンし、ロープを張っていたので風に煽られることも少なく安心して過ごすことができました(ただし、轟音であまり眠れませんでしたが・・・)

ポールやペグも耐久面で評判の高いDAC社製です

私はキャンプでも登山でもこのDAC社のVペグを使用していますが、いままで曲がったことがありません(頑丈なペグを探している人にはおすすめ)

DACのペグ10本セットは1本の値段を考えるとかなりコスパのいいペグです

これで耐久性もバッチリなのでおすすめです

13箇所ペグダウンでき、悪天候に強い

VS-10は全部で13箇所ペグダウンすることができます

しっかりとペグダウンすることで最大限の耐候性を発揮してくれ、強風でも煽られにくくなります

常に強風が吹き荒れている中でのキャンプは想像以上に怖いです

できることは全てやって備えましょう

コンパクトさ

本体/25×ø14cm、ポール/43×9.5cmでコンパクトになるのでバックパック一つで「衣食住」を運搬しなくてはならない登山に最適です(そのために作られたテントなので当然といえば当然ですが)

本体の収納ケースは少し大きめの作りで、綺麗に折りたたまなくても押し込んでいけば収納できるのもいいところ

綺麗にたたむのが面倒と感じる人にはありがたいですね

フライシートの収納バックが付属している

ダンロップのテントを購入すると、フライシートを収納するためのバックが付属してきます

メインの収納バックに本体とフライシートを入れることができるので、一つにまとめてもいいし、フライシートを収納を分割させて、荷重分散させることもできます

一人用にするか二人用にするかで迷っている人は、

一人用にするか二人用にするかで悩んでいる

テントを買う時に悩むのがこれですよね、何人用を買うか

ソロでの使用の場合、悩むのは一人用にするか二人用にするかですが、一人用のテントを使っている私が感じるのは、

テントの重量が少し重くなることを許容できるなら絶対に二人用がおすすめです

一人用だとテント内のスペースは最低限しかありません

一人用でも寝ることはできますが、幅が90cmなので入り口を閉め切ると狭いです

そこに荷物などを置くと、スペースに余裕はないので窮屈さを感じます

天候が悪い時などには、テント内で過ごすこともありますのでそうなった時に十分なスペースがあることで快適に過ごすことができます

二人用の方が若干重たくなってしまうデメリットもありますが、重量が許容できるのであれば二人用がおすすめです

雪山にも対応出来る外張りのオプション 

別売で雪用の外張りがあるのも魅力

雪山でキャンプをするときや冬山登山の時には別売の外張りで対応可能なのでオールシーズン天候に左右されずに使用できます

 

スカートが付いていて、入り口も独特な形になっています

防水性はありませんが通気性と撥水性が高く、雪がたくさん降る時でも窒息を防ぎます

通気性が高いのは中と外の温度差による結露も防ぎます

雪山で実際に使ってみた

通常のフライシートで実際に雪中キャンプで使ってみたことがあります

(厳冬期に八ヶ岳に登山に行った時にこのテントを使いました)

通常のフライシートでも雪中でも使うことはできます(実際に体験してみて問題ありませんでした)

通常のフライシートだとテント内が結露しやすいので対策が必要です

結露しないようにするには換気が重要です

入り口を締め切らないようにしたり、メッシュの状態にしたりすることで結露はしにくくできます

雪中でのキャンプの一人用だと窮屈だと改めて感じました

登山の時には登山靴などもテント内にいれますのでより窮屈に感じます

テントは装備の中でも重い道具なのでできるだけ軽くはしたいのですが、二人用くらいのスペースは欲しかったというのが正直な感想です

残念なところ

いいところばかりではありません

  • 暑い
  • 最新のテントに比べると重い

暑い

VS-10は通気性を高めるためにベンチレーションが設けられているのと、入り口はメッシュにできるようになっていますが、テント内は暑くなります(晴れていたら雪中キャンプでも暑かった)

高温多湿な日本の環境に合わせて作られているのである程度は仕方のないことですが、一人用だと空間が狭く、こもりやすいのでどうしても暑くなります

最新のテントに比べると重い

VSシリーズは耐久性を重視されて作られているテントではありますが、最新の山岳テントではVSシリーズと同じダブルウォールのドームテントで1kgを切るような軽量なテントがありますのでそれらのテントと比べると重たいのはデメリットです

現行のVLシリーズは軽量でおすすめ

冒頭でもお伝えした通り、VSシリーズは一人用が廃盤となってしまっているのでこれから山岳用のテントを購入するのであればVL-18がおすすめです

VS-10は総重量が約1,770gありましたが、VL-18は総重量が1,390gと約380gも軽量です

「軽さ」に特化したプロモンテ、「耐久性・快適性」に特化したダンロップ

プロモンテとダンロップの違いって何

ダンロップのテントはヒマラヤ登山のために必要な耐久性や快適性を追求しているシリーズで、プロモンテは快適さに加え、「軽さ」を追求しているシリーズです

終わりに

ドームテントの居住性と組み立てやすさはこれからテント泊登山にチャレンジしたいと思っている人にぴったりなテントです

そしてプロモンテのテントなら居住性が抜群に高く、扱いやすいので後悔することはまずないと思います(私がそうだから)

現在はタープ泊やハンモック泊なども楽しんでいますが、正直に言うとドームテントが1番快適だと感じます

自分に合ったテントを選んでソロキャンプを楽しみましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました

何かみなさんの参考になればうれしいです

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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