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ハイキングレポート【関東ふれあいの道】神奈川県「三浦・岩礁のみち」セクションハイク

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山に出かけるようになったのと同時にトレイルへの興味も増しているopoです(opo_85)

関東ふれあいの道をセクションで歩いてきました

この記事では神奈川県・三浦市の海沿いを歩くハイキングルート「三浦・岩礁の道」を紹介します

夏は暑くてとても歩くことのできない三浦エリアは冬〜春におすすめ!

潮風を受けながら気持ちよく歩くことができました!山登りと違ってアップダウンもほとんどないので新鮮なハイキングができます!

総延長1,800km・関東ふれあいの道

関東の一都六県をぐるりと一周する「関東ふれあいの道」は、東京は八王子を終起点に、高尾山、奥多摩、秩父、妙義山、太平山、筑波山、霞ヶ浦、房総、三浦半島、丹沢などを結ぶ総延長が約1,800kmにも及ぶ長距離自然歩道です

約1,800kmもの距離をスルーハイクするとなると相当な体力と時間が必要となりますが、関東ふれあいの道は160のセクションに別れており、日帰りで歩く事ができます

群馬県や栃木県、東京都や神奈川県の山岳地帯は雪が降りますが、千葉県や神奈川県の南部のコースは冬でも歩くことができます

関東ふれあいの道について詳しくはこちら

三浦岩礁のみち

三浦岩礁のみちは神奈川県の三浦半島にある「関東ふれあいの道」の1セクションで、全長は約11kmのコースです

ハイキングルート概要

プラン日帰り
行動時間2時間30分
歩行距離約8.8km
行動時間については体力によりますので参考程度にお考えください
ハイキングルート
間口漁港(10:36) → 剱崎の岬(10:58)
剱崎の岬(10:59) → 江 奈 湾(11:31)
江 奈 湾(11:31) → 白浜毘沙門天 (11:49)
白浜毘沙門天(11:50) → 盗人狩(12:33)
盗人狩(12:36) → 宮川湾(12:54)

海岸歩きのスタートは間口漁港から

 公共交通機関でのアクセスは、京浜急行「三浦海岸駅」からバスで20分ほど、「松輪」で下車し、「間口漁港」まで歩きます

マイカーで行く場合にはセクションを歩いた後に往復する必要があるので公共交通機関を利用するのがおすすめです

「松輪」バス停からはそんなに時間もかからずに間口漁港に到着。漁船が並んでいて、「ザ・漁港」って感じ
のどかで気持ちのいい場所です

漁港を海沿いに歩いていくとじきにトレイルの入り口がみえてきます(看板があるので分かりやすい)

間口漁港から剱崎の岬

間口漁港からまず目指すのは「剱崎(つるぎざき)の岬」です

「かながわの景勝50選」にも選定されている場所で、岬には剱崎灯台があります

ひょっこりと頭だけ見えてくる「剱崎灯台」

海岸線を歩くと、岸壁に広がる岩の表面の地層です。何層にも重なっている岸壁は地球の歴史を感じる事ができます

剱崎から江奈湾へ

剱崎を通過すると次は、「江奈湾」を目指しますが、道は海沿いの岩場歩きになります

高低差はなく、平坦ですが、ゴツゴツとした岩の道なので気をつけながら歩きたいところです(濡れているところは滑らないように注意も必要です)

岩陰には「フナムシ」が大勢でくつろいでいて、不用意に近づくとものすごい速さで逃げていきます(そのフォルムは苦手な人も多いかも・・・)乾いた場所にはあまりいませんでした

海沿いを歩くときの注意点として知っておきたいのが潮の満ち引きです

引き潮時に道だと思って歩いていたら、潮が満ちてきて海に取り残されてしまったなどということがないように気をつけましょう

特に大潮の満潮時は潮位の差が大きいので、一層注意が必要です

潮汐表を見て満潮の時間帯を確認するなど事前の調査をしてからでかけましょう!(山とは違った注意が必要)

潮の満ち引き時刻を調べる

満潮時には海に沈んでしまうような場所もあので行動する時間には注意

市街地を歩く区間もある

江奈湾までくると、一旦海岸を離れ、市街地に入ります(のどかな町でした!)

街との距離が近いのでその地域の持つ独特の風情を感じながら歩く事ができます

普段の登山とは違い、新鮮に感じることができました

食材や飲み物も途中で購入できるのもありがたいところです

ふれあいの道はしっかりと案内の看板が立っているので迷う心配はなく歩くことができます

集落をつなぐトレイルでは市街地を歩くこともあるので飲み物の入手は簡単にできます(商店なんかでは食料の調達も)

山の中ではありえませんが、街と近いハイキングルートの特徴ですね

のどかな農道を通って再び海へ

市街地を抜けると今度は広大な畑の中を歩きます

三浦といえば有名なのが「三浦大根」ですよね

他にもキャベツや、夏にはスイカが有名だったりします

白浜毘沙門天

江奈湾から市街地を抜けて、農道を進むと「白浜毘沙門天(しらはまびしゃもんてん)」が鎮座しています

白浜毘沙門天は三浦七福神の一つで、古来より正月三日、酉の刻(とりのこく・午後6時)にはありがたい神示があるとされ、多数の参詣者があったとされています

白浜毘沙門天。農道から海岸に抜ける道にひょっこりと現れます

山にはない心地よさ「海沿い歩き」

白浜毘沙門天からはすぐに海岸に出る事ができ、そこからまた海岸歩きになります

海岸沿いの景色を楽しみながら、心地のいい潮風を受けて歩くのは山歩きでは感じることのできない海沿いを歩く魅力です

途中にあるバリエーション豊かな道も歩いていて楽しませてくれる。さえぎるものが少なく、どこにいても景色が楽しめるのもいい所だ。

険しい崖沿いに設置された遊歩道。アスレチックに来たようで楽します

岩礁のみちの見どころ「盗人狩」

白浜毘沙門天から海岸を歩き、「毘沙門湾」を越えると、「海食の洞窟」と岩礁のみちでの一番の見どころとなる景色、「盗人狩(ぬすっとがり)」に到着します

「海食の洞窟」は海によって侵食されてできた巨大な洞窟で、その迫力は想像以上!

海食の洞窟を楽しんだ後に現れるのが「盗人狩」ですこちらも海食の洞窟に負けない迫力の景観です!

高さ30mもある断崖で、昔、追われていた盗賊がこの山の端まで来て下を見ると、恐ろしい断崖に足がすくんで動けなくなり、たやすく捕まった事が名前の由来となっているそう

盗賊の足がすくんだという言い伝えもうなずけるほどの迫力でした

盗人狩までくるとゴールは近く、15分ほど歩くとヨットハーバーが見えてきて、ゴールの「宮川湾」へと続きます

宮川湾と崖の上に見える大きな風力発電がゴールの目印です

宮川湾まできたら、「宮川町バス停」から35系統のバスで三浦海岸駅に戻るか、マイカーの場合には松輪で下車して車を回収する事ができます(時間と体力に余裕のある人は歩き返して間口漁港まで戻ってもよし)

海沿いで食事を楽しむならガスバーナーがいいかも

途中、休憩でコーヒーを飲もうと思った時に苦戦したのが湯沸かしです

海沿いでは風が吹くことが多く、アルコールストーブでお湯を作るのに苦戦しました(風防を忘れたのがいけないんですが・・・)

アルミホイルで即席風防は作ったもののなかなかお湯が沸かなかったので、海沿いのトレイルには「ガスバーナー」がおすすめです

おわりに

山に出かけるようになったのと同時にトレイルへの興味も増しています

三浦岩礁のみちは海沿いを歩く新鮮な体験ができました(フナムシはちょっと苦手だったけど)

今回はセクションハイクの紹介となりましたが、目標はスルーハイクすること!

これからは山行の他にもトレイルを歩いたりした体験もアップしていきたいと思います

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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