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レビュー【アルトラ・ローンピーク7】フィット感よし!1年使ってみて感じたこと

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こんにちは、opoです(opo_85)

ローンピーク7の使用感やサイズ感が知りたい

使っていた登山靴が壊れてしまったことがきっかけでローンピーク7を購入し、低山から北アルプスまで登って試してみたのでレビューします

ローンピーク7を使って登った山

三ッ峠山(1785m)、杓子山(1597m)、竜ヶ岳(1485m)、雨ヶ岳(1771m)、苗場山(2145m)、硫黄岳(2760m)、権現岳(2715m)、編笠山(2524m)、瑞牆山(2230m)、横岳(2830m)、常念岳(2857m)、蝶ヶ岳(2677m)

非防水シューズを使うのは初めてでしたが、想像以上に快適でした!

ローンピークがハマるかどうかは好みや考え方にもよるかとは思いますが、私はハマりました

2年ほど履いてみて感じたことをお伝えしていきます

アルトラって?

出典:アルトラホームページ

アルトラは2010年にブライアン・ベックステッドとゴールデン・ハーパーによってアメリカ・ユタ州創設されたブランドです

ランニングシューズやトレイルランシューズ、トレーニング用シューズを中心にウエアなども製造しています

ローンピーク7

この記事で紹介するのはアルトラを代表するシューズ「ローンピーク7」です

ローンピーク7の基本情報

重量314g(Mens28.5cm)
アッパー速乾性のあるエアメッシュ(非防水)
アウトソールMaxTrac(アルトラ独自開発)
フットシェイプオリジナル
カラーTan、DeepForest、Red/Orange、Taupe、
Black/Gray、Green/Teal、全5色
2023年8月時点
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ローンピークの仕様やマテリアルなど詳しいことはアルトラ公式のホームページが分かりやすいのでそちらをご覧ください

アルトラ公式ホームページ

ここからはローンピーク7を使って実際に山を歩いて感じたことを伝えします

使用インプレッション

実際に使用してみて感じたことをいいところも残念なところもレビューします

サイズ感について(個人的な感想)

購入するにあたって一番悩んだのがサイズ選びです

「登山靴・選び方・サイズ」とかで検索すると、自分の足の大きさの1cm大きめ、とか、指一本分のスペースがあることを目安にサイズを選ぶことが推奨されています

靴を選ぶ時には、登山の時用の靴下を履いた上で実測が何センチかを測ってから選びましょう

私が選んだサイズは、実測の足のサイズ+0.5cmの大きさのサイズにしました

+0.5cmだとスペースは指1本分もないですが、アルトラのシューズはつま先部分が広がっている形状になっているので前に履いていたシューズに比べ、ゆとりがあるように感じました

アルトラのシューズは足の本来の形に合うような形状にデザインされていて、足先にかけてワイドな作りになっています

(INOV8のシューズや、モンベルのインソールとの比較)

推奨されている1cm大きめとか、指一本分のスペースなどの目安はありますが、

個人的にはそこまでのスペースはなくてもつま先が当たったりもしないし、実測のサイズ+0.5cm大きめでちょうどよかったと感じています

この靴を履いて北アルプスの常念岳に登った時も、急な下りの下山でしたが、つま先に痛みは感じませんでした(干渉しませんでした)

個人的感想ですので、実際には購入前にはしっかりとフィッティングをしてから購入することをおすすめします

紐を締めても圧迫感がないのにしっかりとホールドしてくれる

本来の足の形に合わせてデザインされているからか、靴ヒモをしっかりと締めても圧迫感を感じることなく使うことができます

靴ヒモを締めることでシューズ本体と自分の足がしっかりとフィットし、ズレないようになりますが、指先は動かせるほどにゆとりがあり、また指同士が重なることがないので履いていてストレスがありません

これは個人的に結構驚いたポイントで、今までは登山を終えた後に靴を脱いで解放される瞬間に気持ちよさを感じていましたが、ローンピークは圧迫感がないので靴を脱いだ時に感じていた開放感をあまり感じなくなりました 

緩みにくい靴紐

(初めて履いて山を歩いたとき。まだキレイ)

体感の話になってしまうんですが、ローンピークは靴ヒモを無造作に引っ張っても締めることができません

1箇所ずつ、丁寧に締めていくことが必要なんですが、行動中に緩んできにくく、靴ヒモを一度締めればOK、緩むことなく歩くことができます

速乾性が高いアッパー素材

アッパーには速乾性の高いメッシュの素材が使われていて、柔らかさと通気性を感じます

この柔らかさも圧迫感を感じない理由のひとつだと思っていて、適度にホールドはされるけど、ギチギチにはならないのが使っていて快適だと思えるポイントです

速乾性の高いメッシュ素材は防水機能がないので、水に濡れるとなんの抵抗もなく染みてきて、靴下まで濡れます

濡れると簡単に染みますが、速乾性、通気性が高いので濡れてもそんなに不快感は感じません

メッシュ素材のため、「蒸れ」とも無縁です

登山靴で非防水はアウトなんじゃない?

この答えについては後半で解説します

通気性の良さは快適だった!

これまで防水の登山靴しか履いたことがありませんでした

ローンピークは通気性が良く、濡れても速乾性の高い素材が使われているので行動中に蒸れにくく、ストレスを感じません

私は汗っかきで、靴の中が蒸れるのがストレスだったのですが、ローンピークは通気性が高いのですごく快適でした!

天気や考え方、行く山によっては完全防水の登山靴を選ぶのが正解になることはありますが、ローンピークの通気性の高さは行動中の快適さが抜群にいいです

登山靴と比べてもグリップ力は気にならない

アウトソールは悪路でもグリップしやすいようにひっかかりが多くある形状になっています

これまで使ってきた中では乾いた登山道では、滑ることはほとんどありませんでした

ザレた登山道では滑りましたが、ザレ場では他の登山靴を使った時も滑りやすいのでローンピークの滑りやすいとは感じませんでした

濡れている岩、コケでは滑りやすい

乾いた登山道では滑ることはほとんどありませんが、

ヌカるみ、濡れた岩や、コケの生えた岩などでは滑りやすいので注意が必要です

よくある登山靴と比べて滑りやすいというわけではありません。グリップ力に感しては登山靴となんら変わりありません

カラー(Taupe):汚れやすいけど「アジ」と考えれば気にならない

私が選んだカラー「Taupe」は登山靴としては珍しいタウンユースも行けそうなカラーですが、汚れがすごく目立ちます

汚れを「アジ」として考えれば気になりませんが、汚れが気になる人はカラー選択をよく考えてから購入した方がいいです

購入した時にはタウンユースでの使用も狙っていましたが、汚れるので登山・ランニング専用になりました

登山用だけじゃなく、ランニング用としても使える

登山靴というよりは、ランニングシューズに近いとも言えるのでランニングシューズとしても使っています

ランニング専用の、特に短距離用シューズと比べるとクッション性は劣りますが、日常でのランニングやジョギングでは問題なく使用できます

そもそも、トレイルランでも使えるように作られているのでランニング用として使えるのは当然といえば当然です

ランニング用と兼用にすれば所有する靴を一足減らすことができます

ローカットシューズは登山で使えるのか?の答え

ローカットシューズで登山いけんの?

登山靴は一般的にハイカットやミドルカットのタイプが多く、ローカットの登山靴はあまり多くありません

個人的には、時期を選べば、ローカットの登山靴はアリだと考えています

ローカットの靴を履いてみるまでは、ハイカット一択でしたが、実際に履いて、低山登山から、北アルプスまで登ってみて、ローカットもアリだと感じました

積雪している時などにはローカットでは歯がたちませんが、無積雪期であればローカットでも特に問題なく歩くことができました

足首がホールドされていないことについては、私は使う前に心配していたほどは気になりませんでした。不安感もなく、すぐに慣れることができました

こんな人はハイカットがおすすめ
  • 足首がホールドされていた方が安心できる人
  • 靴の中に砂や石などの侵入を許したくない人

ハイカットで歩き慣れている人や、足首のホールド感が安心できる人にとってはローカットシューズはおすすめできません

非防水シューズを登山で使用する時の考え方

登山靴の多くは防水仕様になっていて、濡れないようにする対策をしているのがほとんどです

では、防水加工されていない非防水シューズはダメなのか?

と、言うと、そうでもありません

先述ましたが、ローンピークは速乾性の高いメッシュがアッパーに使われているので濡れても乾きやすく、不快感もあまり感じません

速乾性の高い化繊の靴下を一緒に使用することで、濡れてもすぐに乾き、不快感なく使うことができます

濡れないことがメリットでも、濡らしてしまうとダメージが大きいのが防水シューズです

非防水は濡れても、人の放つ熱と、通気性の良さで乾いていくので不快感は感じません

ただし、非防水シューズがメリットになるのは行動していることが前提となります。濡れた状態で行動をやめてしまうと、濡れていることで冷えてしまって、低体温症なってしまったり、寒い季節なら凍傷などの危険もあるので、リスクは理解した上での使用が必要です

ソールが柔らかいことで気をつかうシーン

ローンピークはソールが柔らかいですが、ゴツゴツとした岩場を歩く時には気をつかう必要があります

ソールの硬い登山靴なら、尖った岩に「点」で乗っても体重を支えることができますが、ソールの柔らかいローンピークで尖った岩に乗ろうとすると、バランスが崩れてしまうことがあります

ソールの柔らかい靴では、岩場などでは足の置き場を考えながら、慎重に歩く必要があります

インソールが柔らかいのが気になって「スーパーフィート」を使っています

ローンピークを使っていて、ほとんど不満はなかったのですが、山で使ってみると、インソールが柔らかいのが慣れず、またカカトのホールド感もイマイチだったのが不満と言うか、しっくりこなかったところです

「スーパーフィート」のインソールに変えたことで解決することができました

インソールのクッション性も人によって好みが分かれるところではありますが、私のように柔らかい、クッション性の高いインソールよりも硬めで、ホールド感重視の人には「スーパーフィート」のインソールがおすすめです

インソールの形状が違うので、ワンサイズ大きめを購入し、つま先を切って使うとしっかりとフィットしてくれます

靴の中に砂が入りやすい(解決策あり)

ローカットシューズの弱点は靴の中に砂や小石が入りやすいことですが、ゲイターを活用することで侵入を防ぐことができます

ローンピークはカカトにマジックテープでとめられるようになっていて、専用のゲイターを使うことで侵入を防ぐことができます

 

出典:STRIDE LAB

ティートンブロスからはアルトラにピッタリ合うゲイターがあり、これを使えばストレスなくローカットシューズを使うことができます

私はゲイターは使っていません。登山後に靴下を脱ぐと汚れてはいるものの、歩いていて、小石が入って痛いとか、そう言った経験はありません。歩くのに使うのがメインならそこまで気にしなくても平気かなと感じます

まとめ

使って感じたこと
  • サイズ感は幅があってフィット感はゆったりめ。実測より0.5cm大きめのサイズでしっくりきた
  • 圧迫感はないのにしっかりとホールドしてくれる
  • 速乾性が高く、濡れてもすぐに乾く
  • 登山靴と比べても変わらないグリップ力あり
  • ランニング用としても使える
  • ソールが柔らかいので尖った岩などに点で支えるには難しい
  • クッション性の高いインソールがしっくりこなかったので硬めのインソールに変更した
  • ローカットシューズはハイカットに比べて砂や小石が入りやすいけど、山歩きでストレスは感じない
  • 足首がホールドされないことについては気にならなかった

2024年1月、ローンピーク「8」が発売

ローンピークの最新作、「ローンピーク8」が発売されました

耐久性が向上したアッパー素材が使用され、岩場などでの摩耗や引き裂きに強いリップストップメッシュアッパーに変更されています

これからローンピークの購入を考えている人は8がおすすめです

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個人的にアルトラは登山用としてアリ

ローカットシューズでの登山はアリなのか、ナシなのか

私自身の結論としてはアリでした

メリットもたくさんあるし、使っていて快適さを感じます

ただし、全ての山をローカットシューズで登れると言った意味ではなく、季節やレベルに合わせて選択できるよう、知識や経験も必要になってくると感じました

自分の用途にぴったりな靴を見つけて山に登りましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました

何か参考になれば嬉しいです

ではまた!

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ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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