そんな人におすすめなのが「エバニュー Johnnie Hiker」です
私は基本的にトレッキングポールをテントのポールとして代用しているのと、ロングコースを歩く時などは1本のトレッキングポールを左右持ち替えて使っています
トレッキングポールを使わずにバックパックに収納していることも多いことから、軽量なトレッキングポールに変えたいと思い、購入したのがJohnnie Hiker(読み方はジョニーハイカーでいいと思う)。
実際に北アルプスや八ヶ岳で使用してみて良かったのでレビューします
- Johnnie Hikerスペックや特徴
- 使用感(レビュー)
Johnnie Hikerは軽量でありながらも十分な強度もあり、使う人を選ばずにしっかりと歩行のサポートをしてくれ、UL志向のハイカーにおすすめの1本でした
- キャンプ歴は20年以上
- 渓流釣り(テンカラ)5年目
- アルプスから低山まで山登り
- 装備はできるだけ軽く、ULなスタイルで(現在ベースウエイト4.5kg)←装備について詳しくはこちら
エバニュー Johnnie Hiker
エバニューは創業100年を迎えた日本の老舗アウトドアメーカーでチタン製のクッカーや調理器具を中心に登山用品を製造するメーカー
Johnnie Hikerは究極にシンプルなカーボン製のトレッキングポールです
素材に使われているCFRP(炭素繊維複合材料)は比重はアルミニウムの約2/3と軽量で、剛性、強度は鉄の約10倍の強さで「軽さ」と「耐久性」を高いレベルで両立させています
無段階に60cm〜135cmで自由に調節することができるので身長や体型に関係なく使うことができるほか、シェルターの支柱としても使用することができます
Johnnie Hikerの基本情報
名前 | Johnnie Hiker |
---|---|
連結方法 | 伸縮式 |
ロック | スクリューロック |
サイズ | 600mm〜1,350mm |
収納時 | 約600mm |
総重量(実測値) プロテクター・バスケット込み | 148.5g |
素材 | CFRP |
付属品 | ・石突プロテクター ・バスケット |
シングルとダブルがある
Johnnie Hikerにはシングルとダブルがあります
要は1本か2本かです
トレッキングポールの使い方にもよるのですが、しっかりと歩行のサポートや推進力を利用し、グイグイ歩きたい人はダブルストックがおすすめ
トレッキングポールでバランスをとったりするくらいの人はシングルがおすすめです
Johnnie Hikerの魅力
使ってみて感じたこと
実際に低山から北アルプスや八ヶ岳、奥秩父で使ってきてみて感じたことをレビューします
長時間の使用でも疲れない軽さ
Johnnie Hikerの重量は148.5g(1本あたりの重量)
一般的なトレッキングポールの重量は250g前後。200gを切るトレッキングポールは軽量な部類に入りますが、Johnnie Hikerは150gを切ってきているので最軽量クラス。この記事を作成している中では長さ調節ができるトレッキングポールで150gを切るのは数種類しかありません
軽量なトレッキングポールは装備が軽くなるのはもちろんですが、トレッキングポールを持ち、長時間の山歩きをすると、下半身だけでなく腕にも負担がかかってきます。トレッキングポールが軽くなれば、その分、腕にかかる負担も使ってみて上半身にかかる負担も少なくなることが分かりました(腕の疲労が軽減できたことはたなぼたでした)
軽いことで犠牲になっていない頑丈さ
Johnnie Hikerを使う前に懸念したのが「強度面」
軽量であるということは何かを犠牲にしているケースもあるのがULギア。作りをチープにしているものや、生地や素材を極限まで薄くすることで強度や耐久性と引き換えに軽さを得ていることもめずらしくはありません
トレッキングポールは時に体を支えたり、引き上げるために体重をかけたりするため、強度は必須です。150gを切る魅力的な重量の反面、強度を心配でしたが、使用してみるとその心配は無用でした
トレッキングポールに全体重をかけてみたりしましたがまったく問題なし
登山やハイキングにおいては従来のトレッキングポールとなんら変わりなく使えます
握りやすいグリップの形状
Johnnie Hikerは高反発のスポンジが使用されており、滑りにくく、握りやすい形状になっています(素材が何かはカタログも公式HPにも表記なし)
太さも絶妙で、手は大きいと自負している私ですがグリップは細すぎず、太すぎずちょうどよかったです
グリップには凹凸があるので少ない力で握っていてもしっかりとポールに荷重をかけることができました
汗をかいた時も滑りにくく、長時間の使用でも不快感を感じませんでした
ストラップは必要に応じて後付け可能
私は基本的に登山やハイキングでは1本のポールを左右持ち替えながらバランスをとるように使うことが多く、ストラップは不要
オプションになっているのはありがたいポイントでした(ストラップがない分、軽量。数gですが)
落下防止などのリスクを考えるのであればストラップは装着した方がいいですが、そもそも切り立った岩場などではトレッキングポールはバックパックに収納し、両手が自由な状態で歩きますので必要ないと判断しています
ダブルストックで推進力を利用してグイグイとプッシュして歩きたい人はストラップを取り付けをおすすめします
最大で135cmまで伸ばせるのでテント・シェルターの設営にも使える
UL志向のハイカーであるならドーム型のテントよりもワンポールシェルターやツェルトなどを愛用している人も多いかと思います
Johnnie Hikerは最大で135cmまで調節することができるので、1〜2人用のワンポールテントやシェルターの支柱として使うことができます
デザインに込められたメッセージに感じる「ユーモア」
デザインになっている模様はよくよくみるとメッセージが込められています(なんて書いてあるかは購入してからのお楽しみということで)
エバニューはユーモア満載のネーミングだったり、傘のカバーに「詩」がプリントされていたり、遊び心を感じさせてくれるアイテムが多数あります
遊び心を持った作り手が作った道具は機能的なだけでなく、どこか愛着を感じさせてくれます
気になるところ
いいところばかりではありません
長さの目盛りがないので調節がしにくい
慣れるまで時間がかかったのは、長さが分かる目盛りが無いこと
これまで使ってきたトレッキングポールはどれも長さが一目で分かるように目盛りがついていたので、登る時、下りの時で長さを◯cmと基準にしていたのですが、Johnnie Hikerは目盛りが無いため、長さを決める時は感覚的になります
慣れればいい意味で適当に長さを決めることへの抵抗はなくなりますが、慣れるまではムズムズします
シェルターの支柱として使う時も同様。シェルターの支柱は長さが決まっていますから、そういった場合にはステッカーを貼ったりすることで長さを分かりやすくしておくといいでしょう
フリップロック式に比べて調整に時間がかかる
Johnnie Hikerはスクリューロック式で、ポール本体をクルクルと回すことでロックしますが、しっかりと締め込んで固定しないと体重をかけた時に縮んでしまいます
ワンタッチで固定・解除ができるフリップロック式のトレッキングポールの使い手にとっては手間を感じるポイント。私もフリップロック式を使ってきたのでスクリューロックの固定には正直ストレスを感じてしまいます
おわりに
エバニューのトレッキングポール「Johnnie Hiker」の紹介でした
トレッキングポールを探している人で、同時に軽量化も考えている人にとっては最適解と言えるアイテムです
トレッキングポールを上手に使って山歩きを楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました
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