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登山記録【北アルプス 唐松岳・2696m】10月「日帰り」ピストンルート

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こんにちは、opoです(opo_85)

北アルプスの「唐松岳」に日帰りで登ってきました!

この記事では、八方尾根から唐松岳に登り、戻ってくるピストンルートの紹介をします

今回初めて北アルプスの山に日帰りで行ってきました!八方尾根からの唐松岳までは難所と呼べるような場所もないので北アルプス入門の山としてもおすすめ!

八方尾根から唐松岳までのコースは見どころも多く、日帰りではなく、一泊して満喫してきたかったというのが正直な感想です!

山頂からの360度パノラマは必見!

後立山連峰:唐松岳・2696m

唐松岳(からまつだけ)は富山県と長野県の県境にそびえる2696mの山で、日本三百名山に選定されています

後立山連峰に属する唐松岳からは、五竜岳や白馬岳、剱岳、立山など雄大な山々を見渡すことのできる山です

唐松岳の麓にある白馬八方尾根スキー場は長野オリンピックのアルペンスキー会場になっていたスキー場で、雪質の良さはピカイチ、冬には多くの外国人が白馬の雪質を求めて集まります

登山ルート

八方山・唐松岳 / opoさんの唐松岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ

今回紹介するルートは唐松岳に登る定番ルート、八方尾根からのルートを紹介します

ルート概要
プラン日帰り
行動時間9時間30分〜10時間
歩行距離約13.4km
標高差約1323m
登山ルート
黒菱駐車場 (4:43) → 八方池山荘(5:34)
八方池山荘 (5:38) → 八 方 池(6:44)
八 方 池 (6:52) → 扇 雪 渓(7:44)
扇 雪 渓 (7:57) → 丸山ケルン(8:12)
丸山 ケルン(8:22) → 唐 松 岳(9:29)
唐 松 岳(10:10) → 丸山ケルン(11:45)
丸山ケルン(11:53) → 八方池山荘(13:40)
八方池山荘(13:43) → 黒菱駐車場(14:29)
コースタイムには個人差がありますので参考程度でお考えください

黒菱駐車場

スタート地点である駐車場があるのは、「黒菱スカイライン」の終点にある駐車場で、200台ほど駐車可能なスペースがあります[引用:白馬八方尾根スキー場]

駐車場までの「黒菱スカイライン(黒菱林道)」は冬季通行止めになる林道です(2023年は7月1日〜10月下旬まで)

春先や、秋に行く場合には交通状況などを調べてから行きましょう

黒菱駐車場 → 八方池山荘

黒菱駐車場から八方山荘までは徒歩で行くと50〜60分ほどですが、リフトを2本乗り継ぐことで時間短縮することも可能です

リフトは7月1日〜10月15日までの運行で、平日は朝8時15分から、土日は朝5時からの運行をしています

リフトを利用することで45分ほど短縮することができます

(横にスクロールすることができます)

リフト料金
往復片道
黒菱第3ペアリフト+グラートクワッドリフト大人:1900円
子供:1140円
大人:1000円
子供:600円
黒菱第3ペアリフト大人:1000円
子供:600円
大人:500円
子供:300円
グラートクワッドリフト大人:1000円
子供:600円
大人:500円
子供:300円
団体料金など詳しくは公式ホームページ

私はリフトの運行前に出発したので八方池山荘までは歩きで向かいます

駐車場からグラートクワッドリフトの乗り場までは舗装された道路を歩きますが、勾配が急で、結構きついです

八方池から朝日で染まる白馬三山を見る予定でいたのですが、寝坊で出発時刻を30分以上も遅れてしまい、スタートから慌てて登っていたのでかなりへバッてしまいました

グラートクワッドリフトの乗り場近くからは登山道となり、「鎌池湿原」の中を通りながら八方池山荘までさらに標高を上げていきます

登山道はしっかりと整備されていて、勾配もそこまで急ではないので歩きやすかったです

(八方池山荘)

駐車場から約50分ほどで「八方池山荘」まで到着できました

(八方池山荘付近からも景色はかなりいい・標高1838m)

八方池山荘  → 八方池

八歩池山荘を過ぎると道が二手に分かれます

どちらからでも八歩池に行くことができますが、「尾根道」の方が白馬三山の景色はいいけど、勾配は急で、「木道」の方が勾配は緩やかで歩きやすくなっているけど、山の景色は見えづらくなっています

私は朝日に染まる白馬三山が見たかったので迷うことなく尾根道にしました

(尾根道はゴロゴロとした石が多く、急で歩きにくい)

八方池まで急いでいたのですが、健闘もむなしく、到着前に日の出時刻を迎えてしまいました・・・(寝坊したのが悪い)

(朝日が昇った時の白馬 三山)

絶好の天気だっただけに寝坊したのは悔やまれますが、それでも朝日に染まる白馬三山や、雲海などを見ることができました

(八方池に向かう途中のケルンから見るご来光)

目的の場所でのご来光は見えなかったものの、この日は風もなく、さらには初冠雪の直後だったのでまだ雪が残っている状態だったので、かなりの高コンディション、八方池での絶景への期待が高まります

(八方池へ向かう木道)

急ぎ足しで八方池に向かうこと約1時間(八方山荘から)、「八方池」に到着です

(風もなく、八方池にキレイに映る白馬三山)

平日だったのと、日の出の時刻がすぎた時間帯だったため、池には誰もいなくて貸し切り状態

まだ秋の気配が残る中、山頂付近には雪が付き、絶景でした

「やべー」「キレイ」この二言を何度繰り返したかは分かりません(語彙力)

八方池  → 扇雪渓

八方池を過ぎると、そこからは本格的な登山の始まりとなります

とは言うものの、尾根沿いを歩くのと、木々も少なく、さえぎるものもないので景色を楽しみながら歩くことができます

私が行ったのが10月の中旬だったのですが、八方池を過ぎたあたりは紅葉のピークはもう終わっていて、冬の様相に変わりつつありました

(見晴らしのいい尾根歩き)

八方池から約50分、標高2322m地点の「扇雪渓」に到着です

すり鉢状になっていて、夏でも雪渓が残る場所のはずですが、ほとんどの雪は無くなっていました(年々雪は少なくなっているのかな・・・)

初冠雪の時の雪なのか、少しだけ雪があり、冬の訪れを感じることができます(もうじきアルプスは雪山ですね)

扇雪渓には広いスペースがあり、休憩するのにピッタリですが、斜面側は頻繁に落石が確認できたので気をつけた方がよさそうです(すみで休憩しました)

扇雪渓  → 丸山ケルン

扇雪渓を過ぎたあたりから、登山道の脇に雪が目立つようになってきます。そして斜面も徐々に急になってきます

(丸山ケルンに向かう登山道)

勾配は急にはなってきますが、しっかりと整備されていて、石段も低く作られているのですごく歩きやすかったです

(低めに作られている石段は下半身への負担も少なく歩きやすい)

扇雪渓から約15分、「丸山ケルン」に到着です

(丸山ケルンのある場所は広くなっていて平坦なので休憩しやすい)

丸山ケルンまでくると、見えなくなっていた白馬三山がまた見えるようになり、景色を楽しむ事ができます

丸山ケルン → 唐松岳

(中央に唐松岳の山頂が見えてきた)

丸山ケルンを過ぎたあたりからようやく目的地の唐松岳山頂が見えるようになってきます

標高は2400mを過ぎていますが、登山道はしっかりと整備されていて、道幅も広いので歩きやすいです

ここまでは整備された登山道が続いていましたが、八方尾根頂点まで短い区間ではありますが急峻で狭い登山道になります

狭くなる登山道ですが、足の置き場はしっかりあるし、手すりなども設置されているので危険を感じることはありませんが、慣れていない人は慌てずにゆっくりと進みましょう

(ずっと見えなかった唐松岳が目前に)

八方尾根を登りきると唐松岳頂上山荘があり、そしてそこからは別世界、目の前に広がるのは剱岳、立山、五竜岳など北アルプスの山々を見る事ができます(圧巻の景色です)

(唐松岳頂上山荘)

斜面に建てられた唐松岳頂上山荘、小屋の下側にはテント場が広がっています(いつか泊まって見たい)

目の前に剱岳を見る事ができる絶景のテント場です(いつか泊まって見たい(2回目))

目的地の唐松岳へはここから15分ほど、最後の登りです(最後の登りは結構きつかった・・・)

丸山ケルンから約1時間10分、駐車場からは約4時間30分で唐松岳山頂に到着です!

唐松岳の山頂からは360度パノラマ!!!北アルプスを代表する山々がバッチリみえます

山頂にはわずかですが休憩できるスペースもありますのでたっぷりと景色を満喫しましょう!

(となりの五竜岳・かっこよいです)
(白馬三山・ほんとうに白い)
(剱岳と立山・登山家の憧れ)

唐松岳 → 八方池山荘

下山はひたすらにきた道を戻るだけです

(道幅の狭い場所には手すりがあって安心)

丸山ケルンまでの道中、ライチョウに会う事ができました!(登りではまったく気が付かなかった・・・)

(人懐っこいのか、近くで写真を撮らせてくれた)

ライチョウは北アルプスや南アルプスなどの高山帯のハイマツ林に住んでいる特別天然記念物です

夏と冬で羽が生えかわり、夏は茶色、冬は白一色の羽色にかわります

ライチョウをこんなに間近で見ることができたのは初めてでした!(前に常念岳に行った時には子連れだったためかハイマツの中から出てこなくて、気配しか感じることができませんでした)

(尾根の景色を楽しみながらの下山になる)

帰りは麓の町や、遠くには南アルプス、八ヶ岳を見ながらの下山ができるので、登りとはまた違った風景を楽しみながら下山することができます

(お昼過ぎの八方池。観光客で賑わう)

平日だったので、ハイカーも少なく、静かに自分のペースで歩くことができましたが、八方池まで来ると、多くの観光客が景色を楽しみに来ています

(八方池山荘に続く木道)

下山は尾根道ではなく、木道が傾斜も緩やかで歩きやすくておすすめです

休憩できるスペースも多くあり、ベンチやテーブルなども設置されていて見晴らしもいいので休憩しながら下山ができます

(木道に設置されたベンチ。キレイで座りやすい)
(標高1800m付近は紅葉していた)

10月の中旬でしたが、標高2000m以下のエリアでは紅葉真っ盛りで、秋を感じながらの山歩きをすることができます

(平日とは思えないほど多くの人で賑わう登山道)
(朝は凍っていた水たまり)

寒暖の差が激しい秋の季節には朝は凍っていた水たまりも午後には溶け、ヌカルんでいる場所が多くなります

霜がおりることで日中に霜が溶け、登山道のコンディションが悪くなることもあるのでゲイターなどがあると安心です

八方池山荘 → 黒菱駐車場

八方池山荘を過ぎるとリフトの横を並走するように石畳の登山道を歩きます

疲れている場合はリフトを使って楽に下山しちゃいましょう(黒菱第3ペアリフト+グラートクワッドリフト合わせて片道1000円)

リフトを使わずに下山したので、4時間ほどで駐車場まで戻ってくることができました

休憩なども合わせるとトータルで10時間ほどで戻ってくることができました

秋山に持って行った方がいいもの

(朝の八方池では気温は3℃だった)

寒暖の差が激しくなる秋の季節は想像以上に寒いこともありますので防寒への対策はしっかりしましょう

風が強く吹くことも想定し、ネックウォーマーやバラクラバ、グローブなどは必須となります

バラクラバとは目の周り以外を覆ってくれるめっちゃ暖かい防寒アイテムです(冬登山の必携アイテム)

油断すると低体温症や凍傷なんかにもなってしまうので気をつけましょう

最寄りのコンビニ

登山口である駐車場までに立ち寄りやすいコンビニはセブンイレブン白馬みそら野店です

立ち寄り湯

白馬は温泉施設も多く、帰り道で寄りやすい温泉はたくさんありますが、白馬八方温泉、「八方の湯」がアクセスしやすくておすすめ!(私も立ち寄りました)

八方の湯

料金大人:850円(中学生以上)  
子供:500円(小学生)
幼児:300円(3歳〜未就学児)
開館時間時期によって営業時間が異なるので要確認
休館日要確認
公式ホームページ八方温泉
(2023年9月調べ)

おわりに 

北アルプス「唐松岳」の登山ルート紹介でした

八方尾根からのルートは危険な場所も少なく、初心者におすすめで、のんびりと歩くことができました!

360度パノラマのカラマツだけは北アルプスデビューにぴったりです!

最後まで読んでいただきありがとうございました

ではまた!

https://opo85-outdoor.com/jp-northernalps-jyonendake/15362
ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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