ハイキングメモ PR

登山レポート【日本百名山・那須岳】4月|峠の茶屋登山口から朝日岳を経由した周回ルート「日帰り」

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

opoです(opo_85)

日本百名山「那須岳」の茶臼岳・朝日岳に登ってきました

この記事では「峠の茶屋登山口」から朝日岳に登り、茶臼岳を周回するように歩くルートを紹介します

2024年5月8日に開山祭が行われましたが、訪れた日は前日に雪が降り、山は雪化粧されました

そんな茶臼岳・朝日岳の様子を紹介します

ざっくり自己紹介
  • キャンプ歴は20年以上
  • 渓流釣り(テンカラ)5年目
  • 最近では登山の魅力にハマり、アルプスから低山まで山登りに夢中
  • 装備はできるだけ軽く、ULなスタイルで歩き回っている(現在ベースウエイト4.5kg)←装備について詳しくはこちら

那須岳

那須岳は特定の山の名前ではなく、栃木県と福島県にまたがる山塊の総称で、「那須連山」や「那須連峰」と称されることもあります

日本百名山の1座として名を連ねており、選出者である深田久弥は、「茶臼岳(ちゃうすだけ・標高1,915m)、朝日岳(あさひだけ・標高1,896m)、および三本槍岳(さんぼんやりだけ1,916m)」と定義している

 那須岳は百名山のほか、関東百名山や栃木百名山、日本百霊山にも選定されている

茶臼岳は火山です。登山へ出かける前は必ず気象庁の火山防災情報を確認しましょう(那須岳の火山活動の状況はこちらから)

ルート概要

プラン日帰り
タイム(休憩込み)4時間40分
歩行距離8.8km
行動時間については体力によりますので参考程度にお考えください

ルート紹介

峠の茶屋駐車場⇒(45分)⇒峰の茶屋
峰の茶屋⇒(35分)⇒朝日岳
朝日岳⇒(35分)⇒峰の茶屋 
峰の茶屋⇒(35分)⇒茶臼岳
茶臼岳⇒(60分)⇒牛ヶ首
牛ヶ首⇒(35分)⇒峰の茶屋 
峰の茶屋⇒(30分)⇒峠の茶屋駐車場

MAP 峠の茶屋駐車場

スタート地点となるのが峠の茶屋駐車場です

無料で利用できる駐車場で、トイレも設置されていて、ここから先、トイレはないので必ず行っておきましょう

峠の茶屋駐車場〜峰の茶屋

峠の茶屋駐車場の標高は1,462mで、麓と比べるとだいぶひんやりで、朝晩を中心に気温は低く、5月でも雪が降ったくらいなので防寒対策しておいた方がいいです

 例年では雪が降るのは4月上旬までで、5月に降雪することは珍しいようですが、季節が移り変わる時期は、油断せずにチェーンスパイクや軽アイゼンなどの滑り止めの携帯しましょう

序盤は木の階段が続きます

登山口から10分ほどのところでミネザクラがちょうど開花していました

この地域では毎年5月〜6月にかけて咲き、タカネザクラの別名もありますが、山岳地帯に多く咲くことからミネザクラと呼ばれています

登山口から50分ほどで赤い屋根が特徴の「峰の茶屋跡避難小屋」に到着します

峰の茶屋跡避難小屋まで来る頃にはあたりには木々がなく、見晴らしがよくなります

峰の茶屋避難小屋。ここを拠点に朝日岳と茶臼岳に登ります

峰の茶屋〜朝日岳

峰の茶屋跡避難小屋から朝日岳までの登山道は岩場の急登区間や、狭く鎖の設置された箇所もあり、油断は禁物でした

ゴロゴロとした岩場の急登(手も使って登る箇所もあるのでグローブは携帯した方がいいです)
幅が狭く、鎖が設置されている箇所もあります(想定外の雪も降ったので苦戦しました)

峰の茶屋跡避難小屋から約35分、朝日岳の山頂に到着です

朝日岳山頂

山頂からは茶臼岳を望めるほか、那須岳の最高峰・三本槍岳も望めます

朝日岳の山頂から望む茶臼岳
三本槍岳と奥に見えるのは会津駒ヶ岳や越後駒ヶ岳

朝日岳からは登ってきた登山道を使って峰の茶屋まで戻ります

峰の茶屋跡避難小屋からの所要時間は往復で1時間30分ほどです

峰の茶屋〜茶臼岳

峰の茶屋跡避難小屋から茶臼岳の山頂までは約45分

木々のない岩肌むき出しの登山道となり、強風が吹きやすい区間でした

那須岳は爆風の山としても知られている山なのでウィンドシェルジャケットを携帯がおすすめです

山頂近くまでくると、火山でもある茶臼岳のお鉢巡りをして山頂へ、お鉢巡りの所要時間は10分(ちなみに、お鉢巡りをしなくても山頂へはいけます)

山頂には那須岳神社の鳥居と石祠

山頂からは先ほど登った朝日岳をはじめ、360度のパノラマが広がっています

茶臼岳山頂

山頂で待っているのは大展望

茶臼岳の山頂からは日光白根山(にっこうしらねさん)や武尊山(ほたかやま)、燧ヶ岳(ひうちがたけ)や越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ)、男体山(なんたいさん)など日本百名山に名を連ねている山々を望むことができます

山頂には広いスペースがあるので休憩するのにもぴったりです(私が訪れた時は風が強くて休憩どころではなかった)

茶臼岳〜峰の茶屋〜峠の茶屋駐車場

茶臼岳の山頂からガレとザレの歩きにくい斜面を下って1時間ほどで、牛ヶ首(うしがくび)に到着します

下りの区間はザレていて滑りやすく歩きにくいですが、那須岳ロープウェイと牛ヶ首の分岐からは起伏は穏やかになり、少し歩きやすくなります

牛ヶ首から望む茶臼岳は荒々しい岩肌の山容で迫力満点

牛ヶ首にはベンチが設置されていて、茶臼岳山頂が強風で休憩できなかったのでここで休憩をとりました

牛ヶ首から峰の茶屋跡避難小屋へと続く登山道を5分ほど歩くと、山肌から勢いよく噴煙が吹き出している 「無間地獄(むけんじごく)」が見えてきます

吹き出す噴煙と茶臼岳の景色を楽しめました(これぞ火山って感じです。かっこいい)

無間地獄から峰の茶屋跡避難小屋までは20分ほどで戻ってくることができ、峰の茶屋跡避難小屋から峠の茶屋登山口までの所要時間は35分ほどです

忍ばせたチェーンスパイクが大活躍

前足部にのみついているスパイク

冒頭でもお伝えしたとおり、予想外の雪だった茶臼岳

朝日岳から峰の茶屋までの下りの区間は道幅もせまく、雪で滑りやすくなっていたので期間を感じる場所が多かったのですが、チェーンスパイクを忍ばせていたおかげで安全に通過する事ができました

ブラックダイヤモンドのブリッツスパイクは前足部にのみスパイクがついているタイプで、通常のチェーンスパイクに比べればグリップ力は劣りますが、今回みたいな「予想外」の雪には活躍してくれました

スパイクの数が少ない分、軽量なので(XLで131g)忍ばせておくのに最適です

最寄りのコンビニ情報

峠の茶屋駐車場に向かう途中、「セブンイレブン那須一軒茶屋店」が最終のコンビニです

最寄りの立ち寄り湯

峠の茶屋駐車場から麓へ車で15分ほどのところに「鹿の湯」があります

鹿の湯

料金大人:500円 
子供:300円
開館時間08:00~18:00(最終受付17:30)
休館日年中無休
設備改修のため休日あり。詳しくはHP確認
公式ホームページ鹿の湯
(2023年12月調べ)

鹿の湯の近くには観光地の「殺傷石」があるので温泉の後に巡るのもおすすめです

おわりに

那須岳(茶臼岳・朝日岳)の紹介でした

登山口から1時間以内で稜線にでることができ、登山口の標高も1400mを超えているので夏でも比較的気温は低くおすすめです

那須岳の火山の荒凉とした景色を楽しみにハイキングへでかけましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました

ではまた

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA