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NANGAの新作【マウンテンピークスリーピングバッグ700】極限で使用するための最強シュラフ!

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こんにちは、opoです(opo_85)

ナンガから新たにハイスペックな寝袋が発売されるようです

ナンガ好きの私としては気になるところで、

この記事では、ナンガ・マウンテンピークスリーピングバッグ700の特徴やスペックを徹底解説します!

ナンガの代表作、「オーロラライト」や「UDDBAG」シリーズと比較するとどうなのか?も合わせてお伝えします!

倉岡裕之さん監修の最強ダウンシュラフ

紹介するナンガ・マウンテンピークスリーピングバッグ700は、山岳ガイドの倉岡裕之さんが監修して作られたシュラフです

倉岡裕之さんについて

倉岡裕之(くらおかひろゆき)さんはエベレストに9回登頂していて、その記録は日本人最多です。

セブンサミッツ(世界7大陸最高峰)の登頂経験があるほか、マナスル、チョ・オユーといった8,000m峰の山々を舞台に活躍しています[引用:Wikipedia]

そんな倉岡裕之さんが、高所登山に挑む人たちに向け、ナンガの最先端のテクノロジーを用いて作られたのが「マウンテンピークスリーピングバッグ700」です

それではさっそく特徴についてみていきましょう

マウンテンピークスリーピングバッグ700の特徴

 

出典:NANGA
マウンテンピークスリーピングバッグ700の特徴
  • 930フィルパワー!ULDXシルバーグースダウン
  • ナンガではめずらしいセンタージップ
  • 上半身は通常よりも大きめの作り
  • 生地
  • 構造:ディファレンシャルボックスキルト

930フィルパワー!ULDXシルバーグースダウン

 

出典:NANGA

マウンテンピークスリーピングバッグ700にはナンガのダウンでも高品質のULDXダウンが使用されています

ナンガのダウン
ULDXSPDXUDDDX
930FP860FP770FP760FP

ULDXはハンガリー産のシルバーグースダウンで、930フィルパワー(FP)のダウンはナンガの製品で使われるダウンの中でも最高品質です

そんな最高品質のダウンを700gも封入されているのがマウンテンピークスリーピングバッグ700です

使用温度は快適使用温度がマイナス11℃

ナンガの最高品質のダウンが使われたシュラフと言われれば気になるのが使用温度(スペック)ですよね

マウンテンピークスリーピングバッグ700は、

快適使用温度がマイナス11℃、下限温度がマイナス20℃です

快適使用温度がマイナス10℃を超えるような寝袋は、普通のキャンプで使うにはオーバースペックとも言える「お化けレベル」のシュラフです

(北海道や北日本での使用時には例外あり)

ナンガではめずらしいセンタージップ

 

出典:NANGA

マウンテンピークスリーピングバッグ700にはセンタージップになっていて、緊急時の出入りのしやすさを考慮し、センタージップになっているそうです

酸素マスクをつけたまま寝袋に入ったりすることも想定され、センタージップが採用されているそうです

ちなみに、現行モデルでセンタージップが採用されているのはミニマリスムだけです

上半身は通常よりも大きめの作り

 

出典:NANGA

マウンテンピークスリーピングバッグ700と同時に発売されるダウンワンピースと合わせての使用を想定されているので上半身の作りは通常のものよりも大きめに作られています

下半身は冷気の侵入を防ぐためにコンパクトでタイトな作りにしてあるようです

サイトを確認した限りでは寸法などは明記されていなかったので既存の寝袋などと比べてどのくらい差があるかは分かりませんでした

上半身は通常よりも大きめに作られているということなので、体格のがっしりした人でこれまでの寝袋では窮屈に感じていた人にとっては救世主となるかもしれません

 

出典:NANGA

寝袋単体での使用温度が快適使用温度マイナス11℃の下限温度がマイナス20℃ですが、ダウンワンピースを着る事でさらに過酷な環境でも使用できるようになります

想定されているのが世界を代表するような高山ですので、日本国内でこの組み合わせを使うシーンはなかなか無いかもしれませんね

生地:15dナイロンシレ

生地にはUDDBAGシリーズと同じ15dナイロンシレが使われています

15d(デニール)という薄いナイロンに撥水加工がされた生地です

構造:ディファレンシャルボックスキルト

 

出典:NANGA

ディファレンシャルボックスキルト構造になっていて、ダウンの偏りによるコールドスポットをなくせる構造になっています

ナンガの寝袋でディファレンシャルボックス構造になっているのはLEVEL8シリーズとこのマウンテンピークスリーピングバッグ700だけです

(オーロラライトやUDDは台形ボックスキルト構造)

マウンテンピークスリーピングバッグ700の基本情報

 

出典:NANGA
マウンテンピークスリーピングバッグ700
快適使用温度/下限温度-11℃/-20℃
ダウン量700g/930FP
収納サイズφ21 × 41cm
重量1,540g
構造ディファレンシャルボックス
生地15D ナイロンシレ撥水
価格(税込)154,000円
2023年9月調べ

ナンガのダウンシュラフのラインナップのなかではダントツに高価なシュラフとなっています

納期は10月〜

2023年9月時点では予約販売であり、納期については10月中旬以降になるようです

数量限定での生産になるのか、ラインナップに加わるのかはナンガの公式サイトには明記がないので、気になった人は早めにチェックしておいた方が良さそうです

オーロラライトシリーズ、UDDBAGとのスペック比較

オーロラライト、UDDBAGシリーズの冬用寝袋とのスペックを比較するとこんな感じ

マウンテンピークスリーピングバッグ700
対応温度:-10℃ / -20℃
収納サイズ:φ21 × 41cm
重量:約1,540g
ダウン量:700g
価格:¥154,000
オーロラライトUDD BAG
LEVEL8-23 オーロラライト
対応温度:-13℃ / -23℃
収納サイズ:φ21 × 41cm
重量:約1,670g
ダウン量:1,000g
価格:¥106,700
LEVEL8-20 UDD
対応温度:-11℃ / -20℃
収納サイズ:φ21 × 41cm
重量:約1,540g
ダウン量:950g
価格:¥104,500
LEVEL8-13 オーロラライト
対応温度:-8℃ / -13℃
収納サイズ:φ17 × 31cm
重量:約1,260g
ダウン量:590g
価格:¥82,500
LEVEL8-10 UDD
対応温度:-5℃ / -10℃
収納サイズ:φ17 × 31cm
重量:約1,140g
ダウン量:550g
価格:¥80,300
オーロラライト900DX
対応温度:-10℃ / -19℃
収納サイズ:φ21 × 41cm
重量:約1,400g
ダウン量:900g
価格:¥71,500
UDD1000DX
対応温度:-9℃ / -16℃
収納サイズ:φ21 × 41cm
重量:約1,450g
ダウン量:1,000g
価格:¥77,000
オーロラライト750DX
対応温度:-8℃ / -16℃
収納サイズ:φ19 × 31cm
重量:約1,200g
ダウン量:750g
価格:¥66,000
UDD810DX
対応温度:-7℃ / -13℃
収納サイズ:φ19 × 31cm
重量:約1,260g
ダウン量:810g
価格:¥70,400
オーロラライト600DX
対応温度:-4℃ / -11℃
収納サイズ:φ17 × 31cm
重量:約1,050g
ダウン量:600g
価格:¥59,400
UDD630DX
対応温度:-5℃ / -10℃
収納サイズ:φ17 × 31cm
重量:約1,045g
ダウン量:630g
価格:¥60,500
2023年9月調べ・価格は税込

マウンテンピークスリーピングバッグ700は高山での使用を想定されて作られたものですので、平地でのキャンプがメインで使うにオーバースペックな寝袋と言えそうです

厳冬期の北アルプスや、北海道の山岳地帯での使用ということなら単体で使用するのにピッタリではありますが、コスパ面を考えると、オーロラライトのSPDXダウンを使用したモデルの方が経済的です

まとめ

マウンテンピークスリーピングバッグ700の特徴
  • ナンガの最高品質の930フィルパワー、ULDXシルバーグースダウンを使用
  • ナンガではめずらしいセンタージップで出入りが楽
  • ダウンウエアをきた状態での使用が想定されているので上半身は通常よりも大きめの作り(下半身はタイト)
  • 生地には撥水加工のされた15dナイロンシレを使用
  • ディファレンシャルボックスキルト構造でダウンが偏りにくくなっている
マウンテンピークスリーピングバッグ700
快適使用温度/下限温度-11℃/-20℃
ダウン量700g/930FP
収納サイズφ21 × 41cm
重量1,540g
構造ディファレンシャルボックス
生地15D ナイロンシレ撥水
価格(税込)154,000円
2023年9月調べ

おわりに

マウンテンピークスリーピングバッグ700は大衆向けに作られたシュラフではなく、世界の頂を視野に入れた人向けの最強シュラフです

この寝袋がぴったりな人はなかなかいないエッジの効いた寝袋ですが、これから世界を目指す人や、日本の3000m級の山に厳冬期に入る人にとっては魅力的なシュラフと言えそうです

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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