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【登山・キャンプ】必需品「ペグ」|種類別に特徴を解説!|種類別のおすすめペグも紹介!

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こんにちは、opoです(opo_85)

登山やソロキャンプでおすすめのペグが知りたい

バックパックひとつでキャンプや登山に行くには、頑丈さや扱いやすさに加え、軽さも重要になってきます

この記事ではペグの役割や素材、形状などの種類を解説します

ペグって地味なアイテムですが、どんな環境でもテントやタープをしっかりと設営するためにペグは重要です!

ペグの役割

ペグってないとダメなの?

どんな環境でもキャンプをするために必携品となるのが「ペグ」です

ペグの役割は大きく2つ、

ペグの役割
  • 耐候性の向上
  • 設営のための道具(非自立テントやタープ)

自立式のテントの場合、ペグがなくても設営は可能だし、ペグダウンしなくても中に荷物を入れたりすることでキャンプはできます

タープを設営する時や、非自立式テントを設営する時にはペグダウンをしないと設営ができません

自然の中でキャンプをするにはあらゆる天候に備える必要があります

もう少し詳しく見ていきましょう

耐候性の向上

キャンプに行く時は天気はいつも晴れとは限りません

標高が高い山岳地帯では天候は変わりやすく、晴れていても、急に雨が降ってきたり、風が強かったりします

どんな環境の中でもキャンプをするためにペグが活躍してくれます

ペグは風に飛ばされないためのアンカー

風が強い日にはテントやタープが風で煽られたりする事がありますが、しっかりとペグダウンをしておく事で風を受けても大丈夫になります

自立式のドームテントであっても、強風で煽られてしまえば、ペグダウンしてなければ吹き飛んでしまう可能性だってあります

テント・タープをシワなく設営する事で防水性を最大限に発揮する 

大体のテントやタープには防水加工の施された生地が使われています

防水加工された生地でも、ヨレヨレの状態では、その効果が半減されてしまうこともあり、浸水や、雨漏りの原因になってしまうこともあります

テントに使われる生地は、水分を含むことで伸びてしまい、設営した時にはピンと張れていても、雨で水分を含むことでヨレヨレになってしまうこともあります

ガイライン(ロープ)を使ってペグダウンをして、テントをピンと張ることで、生地の持つ防水効果を最大限発揮することができるようになります

設営のための必需品(非自立式テント・タープ) 

ワンポールテント

ペグを使わないと設営できないタイプのテントもあり、そういったテントのことを「非自立式テント」って呼びます

タープも一枚の生地なので、屋根として使うためには、必ずロープとペグを使わないと設営ができません

非自立式テントやタープを使用する場合にはペグがないと始まりません

キャンプで使うペグと登山で使うペグの違い

キャンプで使うペグと、登山で使うペグって違うの?

車でキャンプに行く場合には、ペグはそれほどこだわる必要もなく、強いて言うなら、「頑丈さ」を重要視すればOKです(長さについては後述します)

一方で、登山で使用するペグには、「頑丈さ」に加え、「軽さ」が重要になってきます

登山だけでなく、バックパックひとつで行動する徒歩キャンパーにとっても装備の軽さは行動しやすさに繋がるので無視できないでしょう

ペグに「軽さ」を求めると、「頑丈さ」が損なわれてしまい、使用しててもすぐに曲がってしまう事もあります

登山用に使うペグは「軽さ」と「頑丈さ」のバランスが取れたペグを選ぶ必要があります

おすすめの長さは?

ペグは長い方がいいの?

ペグは長い方が地中深くまでささるので、その分強度があがり、抜けにくくなります

ですが、長くなると携帯性が悪くなるのがデメリットです

テントやタープの大きさによって長さの適性が変わってくる

テントやタープは大きくなればなるほど風の影響を受けやすくなります

ソロで使うテントやタープよりも、ファミリー用の大人数で使うテントやタープの方が風を受けた時の負荷が大きくなります

大型のテントやタープを設営した時に短いペグでは抜けやすいので、長いペグを使用することで、ペグを抜けにくくし、耐候性を高めます

長いペグの方がいい時
  • 砂地など、抜けやすい地面でのテントやタープの設営時
  • 大型のテントやタープの設営時

長いペグがない時の対策は?

長いペグがない時にはペグダウンする数を増やすことで負担を分散させることができるので長いペグを持っていない人は覚えておくといいですよ

ソロキャンプなら15cmペグで問題なし

1人〜2人用のテントやタープなら、15cmほどのペグでも十分です

私が使用しているペグが大体が15cmほどのペグですが、問題なく使えています

強風時などでは15cmのペグでは抜けてしまうこともあります!キャンプに行く前には天候チェックは忘れずにしましょう

ペグに使われる素材について

ペグに使われる素材には、スチールや、ステンレス、アルミ、チタン、マグネシウムなどの金属だけでなく、プラスチックやカーボンなどを使用したペグもあります

どれの素材を選んだらいいか分からない

用途によってペグの素材を選ぶとすると、

キャンプで使うのがメイン!で移動は車!って人は、

頑丈さがピカイチのスチール製やステンレス製がおすすめです!

登山や徒歩で行動する事もある。って人には、

軽さと頑丈さのバランスが取れたペグを選ぶ必要があります。アルミやチタン、カーボンなどの素材で作られたペグがおすすめです!

チタンやカーボンなどは、軽量で頑丈なのがメリットですが、その分高価になってくるので、お財布との相談も必要になってきます

ペグの種類

ペグに使われる素材も様々ですが、形状にもいくつか種類があり、特徴が変わってきます

この記事では代表的な5種類の形状を紹介します

代表的なペグの形状
  • Vペグ
  • X・Yペグ
  • ピンペグ
  • スティックペグ
  • ネイルペグ

私は、いつもキャンプに行く時には数種類のペグを持っていくようにしています

岩場だったり、砂地、硬い地面などでも対応できるようにするために、数種類のペグを持っていくようにしています

それではペグの形状について詳しく見ていきましょう

Vペグ

Vペグは、その名の通り、V字になっているペグのことです

V字になっていることで、ペグの剛性を高め、曲がりにくくなっています

Vペグのいいところは、複数のペグを重ねて収納できるので、省スペースにできることです

バックパックひとつで行動する人におすすめです

私が一番多く持っているのはVペグです

比較的どんな地面にもペグダウンしやすく、抜けにくさを感じます

DAC J-stakeペグ

Vペグでおすすめなのが、DAC社のJ-stakeペグです

アルミペグですが、強度があり、曲がりにくいのが特徴

私も使っていますが、一度も曲がったことがありません

一本の重さも10.5gと軽量です(チタン製のペグにも負けない重量です)

10本セットで2860円なのでコスパもいいペグです(2023年7月時点)

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DAC(ダック)
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トークス チタニウムV-Shaped ペグ

軽さと頑丈さを求めるなら、チタンペグもおすすめです

トークスのチタンペグは重量が実測で10.5gと軽量で、チタン性なので強度はピカイチです

デメリットとしてはチタン性と言う事もあり、価格が高いことです

正直、DACのペグの方がコスト面でもおすすめできます(強度も強い)

値段は倍以上するのに、重量が同じなのであまりメリットがありません

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アライテント ジュラルミンペグ

軽さよりも、コスパが良くて、頑丈なペグがほしい

そんな人におすすめなのが、アライテント ジュラルミンペグです

長さは短めですが、太いので、使っていても抜けにくく感じます

重量は実測で14gと紹介しているペグの中では重いですが、コスパのいいペグです

1本165円なので、トークスのチタンペグと比べても抜群のコスパです

(価格は2023年7月時点)

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ペグは紛失しやすいので、消耗品と考えて、コスパを優先させるのはおすすめです

X・Yペグ

X・YペグもVペグと同様、X・Y字の形状になっているペグのことです

こちらも強度を高めるための形状で、曲がりにくくするためにX・Y字の形状になっています

X・Yペグでも軽いペグはありますが、重ねて収納することができないので、V字ペグに比べるとコンパクトさがデメリットになります

その分強度は高いので、頑丈さならX・Yペグです

形状がVペグよりも複雑なので、砂地ではX・Yペグの方が抜けにくく、頼りにできるペグです

Vペグのように決まった向きがなく、どの向きでペグダウンしてもしっかりとロープを張ることができます

MSR ミニグランドホグステイク

MSR ミニグランドホグステイクはY字ペグです

重量が10gと軽量なアルミ製のペグで、直線的なY字ではなく、湾曲していることで抜けにくくなっているのが特徴です

ミニグランドホグステイクは15cmですが、19cmのタイプもあります

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NEMO スウィープステーク

NEMOのユニークな機能の付いたペグ

蓄光するプラスチックが付いていて、これをスライドさせることで、ペグに付いたドロや土などを簡単に落とすことができる仕組みになっています

蓄光するので視認性も高くなるし、面倒なペグの汚れ落としも簡単にできるし、おもしろい発想のペグです

重量は16gですが、機能を考えると意外とアリなペグです

混み合ったテント場では、知らない人にロープを引っ掛けられてしまう事も。このペグなら光るので回避することができそうです

ピンペグ

ピンペグは細いピンのような形状をしているのが特徴です

VペグやX・Yペグに比べると強度は劣りますが、軽く、細いのがメリットです

ゴロゴロとしたテント場で、Vペグではどうしても地面に入っていかない時でも、ピンペグならスッと入っていくなんてことは珍しくありません

岩場などで活躍する反面、ピンペグは砂地では使い物にならない事もありますので、ピンペグしか持っていかないのはおすすめしません

バーゴ チタニウム ウルトラライトステイク

バーゴ チタニウム ウルトラライトステイクは重量わずか6gの超軽量ペグです

メインのペグとして使うには頼りないですが、サブとして何本か持っていくと役に立つことがあります

私も2、3本携帯しています

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スティックペグ

スティックペグはピンペグとよく似ていますが、ピンペグよりは太く、ヘッドがコンパクトになっています

重ねたりはできませんが、ヘッドがコンパクトになっているので省スペースで収納することができます

ピンペグより頑丈で、手荒に扱っても曲がりにくいのがメリット

ただし、あまり強く叩きすぎると、ヘッドが曲がるので注意!

砂地や柔らかい地面では弱いものの、岩場や硬い地面でもしっかりとペグダウンでき、抜けにくさも感じます

アライテント スティックペグ

スティックペグなら、アライテントのスティックペグがおすすめです

この形状のペグとしては曲がりにくく、強度があるので強く叩いてもOK(限度あり)

1本あたりのコストが安いのもおすすめのポイント

ネイルペグ 

 

出典:アマゾン

ネイルペグの「ネイル」とは、「クギ」を意味します

釘のような形状をしているペグで、基本的に向きがないのが特徴

形状から、ピンペグや、スティックペグと特徴が似ていますが、ネイルペグは決まった向きがなく、どの方向からペグダウンしてもロープを張ることができます

ペグダウンする角度が浅すぎると、簡単にロープが外れてしまう事もあるので注意が必要です

TOKAS トークス ネイルペグ

ネイルペグは他の形状のペグに比べて種類が少ないです

トークスのネイルペグはチタン性なので強度もあり、おすすめです

1本の値段はまあまあ高いので、ネイルペグよりは、スティックペグの方が個人的にはおすすめしたいペグです

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持っていくペグの本数は?

ペグはハードに使うものなので、使用時に曲がってしまい、使えなくなってしまう事も想定しておかなければいけません

紛失してしまったり、曲がってしまった時の予備として、テントを設営してペグダウンできる最大数に必要なペグにプラス2、3本持っていくようにしています

私の使っている一人用のテントが最大で13箇所ペグダウンができるので、持って行っているペグは15本ほどです

タープ設営用のペグは余裕をもって持っていくのがおすすめ

タープを設営する時には、風によってタープが煽られるとペグが抜けやすくなってしまうので、強風時などには1箇所に2本のペグを使用したり、ロープを増やしてペグダウンします

余裕をもって、多めに用意するようにしています

タープの場合は、張り方や形状によっても必要なペグの本数が変わるので難しいところですが、私は4〜6本ほど多めに持っていっています

ペグダウンができない時の対策 

ペグダウンができない状況って結構ありますよね

  • 地面が硬すぎてペグダウンできない
  • 大きな岩があってペグダウンできない
  • 砂地でペグを刺してもすぐに抜ける

そんな時に役に立つ対策も紹介します

地面が硬い時や、岩場での対策

地面が硬すぎてペグダウンできない時や、大きな岩があってペグダウンできない時には、

ペグと岩(石)を使ってテントを固定します

用意するのはしっかりとした岩と、ペグです

ペグを横向きにし、ロープを通します

ペグに岩(石)を置いたら固定完了です

地面にペグダウンするよりは固定力が弱いので、石を積み重ねたり、大きめの石を使うなどして強度をあげましょう

直接、岩にロープを固定したらダメなの?

ダメではありませんが、ゴツゴツ、ザラザラとした岩の表面が摩擦により、ロープを傷つけてしまう可能性があるので、私はできるだけペグに通して使っています

ペグを木で代用する事も可能です

ブッシュクラフトキャンプをするなら木を利用しましょう!

砂地や雪上での対策

砂地や雪上などではVペグやピンペグは抜けやすく、役に立たない時もあります

そんな時は平な形状のペグを使う事で、抜けにくくなり、砂地でもしっかりと設営ができます

MSRのブリザードステイク平らな形状で抜けにくい
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持っていない場合は?ペグダウンができない時の対策が知りたい

砂地や雪用のペグを持っていない場合は、スーパーで売っているビニール袋に砂や石を入れて代用することで対策できます

ビニール袋を砂の中に埋める事でさらに効果を倍増させることができます

ビニールは破けるリスクがあるので、二重にして破れにくくしましょう

ビニール袋ではどうしても不安な人は、土嚢袋もコスパが良くておすすめです

砂浜でキャンプした時に大活躍した土嚢袋

繰り返し使えるのもメリットで、中身をだせばコンパクトになります

海辺などでキャンプする時や、雪中キャンプの時にはビニール袋を携帯しておくと便利です

岩場でペグダウンができない時の対策で紹介した方法は、砂地や、雪上でも効果があります

砂地や雪上では深めに掘った穴にロープを通したペグを入れて、埋める事でアンカーの役割をしてくれます

竹の定規を使って自作ペグを作成

コスパを抑えたい人には自作ペグの作成もおすすめです

竹の定規を使って簡単に自作することができます

竹の定規を使って自作したペグ。効果はばっちりでした

私は100cmの竹定規を20cmに切り分けて作成しました

まとめ

ペグの役割
  • 耐候性の向上
  • 設営のための道具(非自立テントやタープ)
代表的なペグの形状
  • Vペグ・・・重ねることができて省スペースで収納可能
  • X・Yペグ・・・Vペグよりも強度が高いけど、収納性は悪い
  • ピンペグ・・・Vペグが刺さらない時に刺さる事も
  • スティックペグ・・・ピンペグ同様、細いので刺さりやすい(砂地では抜けやすい)
  • ネイルペグ・・・使う向きが限定されない、細いので刺さりやすいが抜けやすい
長さを選ぶ時に考慮することはテントやタープの大きさと、携帯性
  • 長いペグの方が抜けにくいのがメリットだが、その分大きくなるので携帯性は悪くなる
  • 1人〜2人用のテントやタープなら15cmほどで十分に対応可能
  • ファミリー用のテントやタープにはペグも長くした方が風を受けた時に抜けにくい

おわりに 

登山・キャンプの必携品「ペグ」の役割と種類についての解説でした

テントはその日に快適に眠るための家です

テントの倒壊が不安では眠る事もできません

しっかりとしたペグを選んで安心してキャンプ・登山にいきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました

何かみなさんの参考になれば嬉しいです

ではまた!

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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