表丹沢の盟主のひとつ、「鍋割山」に登ってきました!
この記事では、寄(やどりぎ)から欅山(くぬぎやま)、後沢乗越を経由して鍋割山(なべわりやま)に登るピストンルートを紹介します
鍋割山・1272m
鍋割山は「丹沢大山国定公園」内にあり、丹沢山地の南部に位置する標高1,272mの山です
山頂からは富士山が望めるほか、湘南エリアや箱根、伊豆まで見渡すことのできる山です
登山ルート
プラン | 日帰り |
行動時間 | 5時間47分 |
歩行距離 | 約12.7km |
登山ルート |
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駐 車 場 (06:40) → 櫟 山 (08:07) |
櫟 山 (08:08) → 後沢乗越(08:49) |
後沢乗越(08:49) → 鍋 割 山 (09:39) |
鍋 割 山 (10:00) → 駐 車 場 (12:29) |
YAMAPの記録も公開しているので詳しく知りたい人はこちらも見てみてください
鍋割山・鍋焼きうどんを食べに行ったのに早く着きすぎて山荘やってなかった件 / opoさんの鍋割山(神奈川県)・櫟山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
寄自然休養村管理センター駐車場
寄(やどりぎ)から鍋割山へのアクセスするなら、寄自然休養村管理センター駐車場に駐車することができます(無料での利用が可能)
鍋割山やシダンゴ山への拠点になる駐車場です
隣接されたグラウンドにトイレがありますが、かなりワイルドな感じなので、トイレは予め済ませてから駐車場に向かうか、寄自然休養村管理センターのトイレを使う方がいいです
車場から鍋割山へと向かう途中、
駐 車 場 (06:40) → 櫟 山 (08:07)
櫟山(櫟山)まで、寄(やどりぎ)から里山歩きになります
序盤はつづら折りの登山道、作業路との分かれ道が多くありますが、しっかりと案内があるので迷うことはありません
基本的に樹林帯歩きとなるので眺望はなし
駐車場からは里山の集落を抜けて登山道を目指します
民家の私道を地図を頼りに歩きますが、迷うような箇所はありません
途中、「松田町ロウバイ園」があり、2万本以上のロウバイが植えられていて、1月中旬〜2月下旬にかけては小さな黄色い花が咲くそうです
このロウバイ園にはトイレがあるので、麓でトイレに行きそびれた人はロウバイ園のトイレを借りましょう
出発は7時前だったのでちょうどあたりの山に日が当たり始めてきれいでした
舗装された道を進みますが、見晴らしのいいところまで来たところで折り返すように分岐しているところがあり、通り過ぎないよう注意が必要です(看板があるので見逃さないようにしましょう)
舗装路が終わる頃、茶畑の脇の登山道を通ります
里山歩きはその土地の生活圏に入らせてもらうので、ガッツリ登山道とは違った風情を感じることができました(丹沢の麓でもお茶を作っている地域があることは知りませんでした)
茶畑の脇を抜け、鹿柵を越えるといよいよ本格的な登山道になっていきます
勾配は徐々に急になってきて、つづら折りの登山道となります
しばらくすると、作業用の林道との分岐が何箇所かありますが、登山道の案内があるので迷う心配はありません(分かりやすかった)
駐車場から約1時間30分、最初の経由地、「櫟山(くぬぎやま)」に到着です
ベンチなどはありませんが、平坦になっているので休憩するのにちょうどいい場所です
櫟 山 (08:08) → 後沢乗越(08:49)
櫟山から後沢乗越までの区間は勾配の急な区間があります。栗ノ木洞から後沢乗越までは急な区間で、ザレてるところもあり、滑りやすいので注意しながら歩きましょう
櫟山を過ぎると、栗ノ木洞(くりのきどう)までは勾配の少ない緩やかな樹林帯が続きます
登山道が何本もあるような場所がありますが、基本的にどれを通っても問題ありません(道に迷いそうな分岐には案内があります)
櫟山から15分、栗ノ木洞に着くと、そこから下りになります
勾配は結構急で、一気に標高を下げます
途中、滑りやすい箇所もあるので気をつけて歩きましょう
北側に面した斜面ではびっくりするくらいの長さの霜柱がありました(気温は氷点下でした)
下り切ったところから尾根道を少しいくと後沢乗越(うしろざわのっこし)の分岐点に到着です
この分岐点は大倉方面から続く登山道との分岐点になっていて、ここから山頂までは多くのハイカーが山頂を目指します
後沢乗越(08:49) → 鍋 割 山 (09:39)
後沢乗越からは大倉方面からくるハイカーと合流するので登山道は賑やかになります
ここから山頂までは急な勾配が続き、紹介するルートの中では一番体力を必要する区間です
休憩できるベンチなどはないので、意識して休憩をとりながら山頂を目指しましょう
鍋割山までの道のりで一番キツい区間!勾配が急な尾根を一気に登っていきます
一気に標高を上げていくのでだんだんと見晴らしも良くなってきます
冬枯れした木々の間からはお目当てだった富士山が見えてきました(雪が降った後で白くなっててきれい!)
急な区間を過ぎると、そこからは整備された木道の登山道を歩きます
この辺りまでくると、振り返ると海の景色も楽しめるようになります(湘南エリア一望!)
両脇に背の低めの樹林帯を抜けると山頂に到着です!
駐車場から鍋割山山頂まで約3時間ほどで到着することができました
コースタイムは4時間10分になっていたのでもう少しかかるかと思いましたが、思ったよりも早く到着することができました
山頂からは富士山や南アルプスの山々が一望できるほか、静岡県側の愛鷹連峰も見ることができます
それと、丹沢山地特有の絶景、湘南エリアの街並みや海の絶景も楽しめます
営業時間に注意!鍋割山山荘
私も山頂での鍋焼きうどんを目的に登ったのですが、痛恨のミスを犯してしまいました
山頂に到着したのが早すぎて、まだ営業時間前だったのです(営業開始まで約1時間)
山頂でゆっくり景色でも見ながら待つことも考えましたが、氷点下の中、1時間もゆっくりできるほどの防寒着を持ち合わせてもいなかったため、鍋焼きうどんは次回リベンジすることにしました
(営業時間はきちんと確認すること!待つ時間も考えて防寒着も必須!)
ちなみに、私が登ったのが土曜日だったのですが、しっかりと防寒した猛者たちは私が到着する前から山荘に並んでおりました・・・すご
鍋 割 山 (10:00) → 駐 車 場 (12:29)
下山コースはきた道を戻ります
後沢乗越までは急で、階段も多いので膝など痛めないよう注意(私痛めました)
後沢乗越から栗ノ木洞までの登りも急で、一部登山道が荒れている箇所もあるので注意しましょう
駐車場までは約2時間30分ほどで戻ってくることができます
1月中旬からはロウバイが見頃!
駐車場から鍋割山へと向かう途中、寄ロウバイ園があります
蝋梅(ロウバイ)は名前に「梅」という時が入っていますが、バラ科の梅とは無関係で、ロウバイの花が蝋細工の梅ように見えたことから「蝋梅(ロウバイ)」と名付けられたそうです
早春のまだ寒さ厳しい1月から2月にかけて葉の出る前の枝に、黄色い花を多数つけ、あたり一面に甘い香りに包まれ、目と鼻で楽しむことができます
寄ロウバイ園では開花に合わせた1月中旬〜2月中旬で「ロウバイまつり」が開催され、20,000本のロウバイを楽しむことができます
メリノグローブ、いい感じです
今回の鍋割山から導入したのがSWANYのメリノグローブ
これいい感じでした!
伸縮性があって、低山なら単体の使用でOK、薄手なのでインナーとしても使えるし、テント泊なんかの時でも防寒としてつけたままでも寝れそうなくらいに快適です
三鷹のアウトドアショップ、「ハイカーズデポ」で見つけて購入、価格がリーズナブルなのも魅力でしたが、使ってみて満足度はより高くなりました!
一応タッチパネルにも対応ですが、感度はあまり期待しない方がいいです
最寄りのコンビニ
国道246号線から県道710号線に入るところにあるセブン-イレブン 秦野菖蒲店が最終のコンビニです
立ち寄り湯
寄自然休養村管理センター駐車場から約25分(11.4km)のところに湯花楽(ゆからく)があります
料金 | 平日:850円/土日祝:950円 子供:350円(全日) |
開館時間 | 平日 9:00~24:00 / 土日祝 7:00~24:00(最終入館 23:30) ※年に数回のメンテナンス店休日あり |
休館日 | 年中無休 |
公式ホームページ | 湯花楽 |
おわりに
鍋割山の登山ルート紹介でした!
今回の鍋割山では名物の鍋焼きうどんを食べることができず、悔いが残る結果になってしまったので、時期を変えてまたリベンジしたいと思います!
みなさんはいく時には山荘の営業時間には気をつけて!それかしっかり防寒対策をして出かけましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました
ではまた!