そんな人におすすめなのが静岡県にある「達磨山」です
この記事では実際に達磨山に登ってきたのでコース概要や見どころを解説します
何かみなさんの参考になれば嬉しいです
静岡県・沼津市【達磨山・982m】
静岡県の沼津市と伊豆市との境にある標高982mの山
西伊豆スカイラインのすぐ横を沿うように登山道があり、ひらけた場所の多い山です
コース概要
小達磨山・達磨山 / opoさんの小達磨山・達磨山(静岡県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
戸田峠(駐車場) → 小達磨山 → 達磨山 → 小達磨山 → 戸田峠
コースタイムはゆっくり歩いても2時間ほどで帰ってこれるので気軽に楽しむことができます
戸田峠駐車場
今回は戸田(へだ)峠の駐車場から歩きました(10台ほどのスペース)
時間に余裕のある人はだるま山高原展望台に車を停めて「金冠山」などを楽しむのもおすすめです(私の計画では金冠山も行く予定でしたが寝坊して到着が遅れてしまいました)
駐車場には自動販売機などはないので事前に飲み物は用意しておきましょう
コース・ポイント紹介
戸田峠の駐車場からスタートするとさっそく看板があります
達磨山までは2.6kmです
歩き始めてしばらくは緩やかな登山道が続きます
びっくりしたのは登山道の脇に雪があったことです
伊豆では雪はないだろうと思っていましたが油断は禁物でした
日本百名山の一つ、天城山は伊豆にある山です。標高は1406mで冬は雪が降ります
冬に登る際には低山であってもチェーンスパイクやアイゼンは必ず携帯しましょう
しばらくすると低い樹林帯の中を登ります
しっかりと整備された階段は登りやすく快適ですが、木は低いので、ところどころ帽子やバックパックが引っかからないように気を付ける必要があります
海からの風が強く吹くためか、木々はみんな斜めに生えていて、低い木が多いです
私が登った日も風が強く、手元の温度計は4℃でしたが、体感温度はもっと寒かったです
樹林帯を歩いて、ひらけた道をあるいてを何度か繰り返しながら標高を上げていきます
緩やかだった傾斜はだんだんとキツくなり、長い階段が続きます
長い階段で太ももが悲鳴をあげますが、振り返れば富士山の景色を楽しむ事ができます
冬の低山は夜に気温が下がって霜がおり、昼間に気温が上がる事で一気に溶けるため登山道のコンディションは良く無い事があります
コース自体は短いですが、階段がおおいのでいつも以上にキツく感じました
笹の階段を抜けると小達磨山に到着です
休憩できるスペースなどはなく、景色もいいわけではないのですぐに出発します
しばらく歩くと芝のひらけたスペースがあるので休憩をするならここがベスト
眼下には戸田(へだ)の街を見ることができます
港の形がちょっと特殊で、囲われたように入り江になっています
小達磨山からしばらく歩くと西伊豆スカイラインと、達磨山が見えてきます
両サイドの笹は背が低いのでひらけていて、景色を楽しみながら歩けます
一旦車道と合流するので50mほど側道を歩きます
50mほど歩くと達磨山に続く登山道に入ります
ここからまたしばらくは階段です
ヌカルんでいたことと、強風のためいつもよりキツく感じました
それでも振り返れば富士山の景色を楽しむことができます
樹林帯などはなく、開けた登山道を15分ほど歩くと達磨山山頂に到着です
達磨山山頂にもベンチなどはなく、そんなに広くもありませんが腰掛けることができる岩などがあるので混んでいなければ休憩することはできます
山頂からの景色は綺麗で、富士山と駿河湾を見ることができます
(あいにくこの日は雲で富士山の山頂は見ることができませんでした)
帰りは来た道をもどるので視線の先に富士山と海を見ながら歩くことができます
見どころ:二つの日本一を同時に見ることができる景色!
達磨山は二つの日本一を楽しみながらハイキングすることができます
富士山は日本一高い山です
そして駿河湾は日本一深い湾なんです(深水約2500m)
駿河湾は相模湾、富山湾とならんで日本三大深湾のひとつに数えられています
だるま山高原キャンプ場を利用してゆっくり楽しむのもアリ
達磨山の近くには「だるま山高原キャンプ場」があります
標高600mにキャンプ場があり、オートサイト12区画、フリーサイトが8区画のこぢんまりとしたキャンプ場ですが、オートサイトからは富士山の景色が綺麗なキャンプ場
出典:伊豆市観光情報サイトより:オートサイトから見える富士山
達磨山や金冠山へのアクセスもよく、登山と一緒にキャンプを楽しむのにもってこいのキャンプ場です
- 営業期間:3月下旬〜11月30日
- 予約:必要(電話、インターネット)
- 使用料金:オートサイト3500円、フリーサイト2500円
- デイキャンプ:大人500円、小人300円
- チェックイン・アウト:IN14:00〜16:00、OUT11:00
だるま山高原キャンプ場についてくわしくはこちらから
西伊豆スカイラインは絶景のドライブコース!帰りにドライブを楽しむのもアリ!
西伊豆スカイラインは両サイドがひらけていて景色のいい峠道になっているのでドライブを楽しむことができます
サクッとハイキングを楽しんだ後にドライブを楽しみながら帰るのもおすすめです
西伊豆スカイラインをドライブしながらグルッと伊東市を抜けて修善寺方面に戻るコースがおすすめ!
残念なポイント
ちょっと残念だったのは西伊豆スカイラインの脇を登山道があるので車の走行音は普通に聞こえてきます
深い自然の中で満喫するってことはできないので、より自然を感じたい人にはおすすめできません
最寄りのコンビニ・スーパー
登山口の近隣にコンビニやスーパーはないので、伊豆縦貫自動車道を降りた近くのコンビニやスーパーに寄りましょう
修善寺インターの近くにはファミリーマートがあります
一つ手前の熊坂インターで降りた場合にはセブンイレブンがあります
アクセス
東名沼津IC・新東名長泉沼津ICより約40分
東名沼津IC・新東名長泉ICより直結の伊豆縦貫道(東駿河湾環状道路)~伊豆中央道(有料)~修善寺道路(有料)修善寺IC~県道18号線を戸田方面へ
私は神奈川方面からだったので箱根をドライブしながら三島に抜けて伊豆縦貫道を利用しました。箱根新道は信号もなく走りやすいのと、現在は無料なのでおすすめです!
おすすめの季節は12〜3月
標高が1000m以下なので夏はかなり暑くなることが予想されます
私が登ったのは2月でしたが、気温は4℃と低いですがそれでも歩いていると汗をかくくらいなので快適に登ることができました
冬はスパッツとチェーンスパイクを携帯した方がいい!
先ほども解説しましたが、朝晩の寒暖の差の影響でヌカルんでいる事が多く、また天候によっては雪が降ることも予想されます
チェーンスパイクとスパッツは携帯しましょう
チェーンスパイクは雪道だけでなく、ドロでヌカルんだ道での滑り止めにもなります
私はスパッツを忘れてしまったためにパンツに泥がかなりついてしまいました
パンツに泥がついてしまった場合には乾くまで放置しましょう。濡れたままのドロを拭き取ろうとするとさらに汚れてしまいます
汗はかかないのがベストだけど汗を冷やさない方が重要
汗はかかないペースで歩く
そんなアドバイスを受けた事があるのですが、実際にやってみると結構難しいんです
(と、いうか汗をかかないとか無理です)
ですので私は汗をかかないようにするのではなく、かいた汗をどうするかを考えるようにしています
汗をかくと着ている服が濡れて不快だったりしますが、1番気を付けるべきことは
汗で体を冷やさないようにする事です
汗だくで濡れた服を着ている状態で、休憩などしていると体は一気に冷えていきます
体が冷えてしまうと運動機能も低下してしまうので危険になることも(ひどい時には低体温症になってしまうことも)
私がとっている対策としては、
- 体を冷やさないように服を着る
- 汗で濡れた服が体に触れないように撥水性の高いアンダーウエアを着る
休憩時にはすぐにフリースや化繊の保温力の高い服を着るようにしています
そうすることで快適に休憩ができ、また歩き始める事ができます
それともう一つ、撥水性の高い保水しないアンダーウエアを着るようにしています
これが効果絶大で、体が冷えにくくなりました
私はファイントラックのドライレイヤーを着ていて、これが本当に優秀なんです
水分を撥水してくれて外側に逃してくれるので肌に直接触れているところは濡れを感じにくく、不快感も軽減されます
このドライレイヤーを着るようになってから、登山の時も、釣りの時もスノーボードの時も汗をかくアウトドアスポーツをする時には必ず着ています
ファイントラックのドライレイヤーについて詳しくはこちら
おわりに
静岡県・伊豆の達磨山に登ってきた体験談でした
他にも伊豆は見どころがいっぱいです
達磨山で気軽に軽登山を楽しみながら伊豆を満喫してみてはどうでしょうか
何かみなさんの参考になればうれしいです
最後まで読んでいただきありがとうございました