マット PR

レビュー【山と道 Minimalist pad】世界最軽量のスリーピングマットの使用感

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちはopoです(opo_85)

  • 装備を今よりも軽くしたい
  • マットを軽量化したい

そんな人におすすめなのが「山と道・ミニマリストパッド」です

厳冬期のテント泊でスリーピングマットの断熱性に不安があるけど、装備はこれ以上重たくしたくない。そう考えて購入したのがミニマリストパッド

厳冬期だけでなく、登山やキャンプで半年ほど使ってみてよかったのでレビューします

単体での使用となると寝心地がいいとは言えない極薄のミニマリストパッド。これだけで眠れる人は相当な強者ですが、厚さ5ミリの世界最軽量マットはアレンジがしやすく、使い方次第で多用途に使える便利なギアでした

ざっくり自己紹介
  • キャンプ歴は20年以上
  • 渓流釣り(テンカラ)5年目
  • アルプスから低山まで山登り
  • 装備はできるだけ軽く、ULなスタイルで(現在ベースウエイト4.5kg)←装備について詳しくはこちら

山と道・ミニマリストパッド

山と道とは

 

出典:山と道

山と道は2011年に創業した日本のブランドです

創設者がハイカーであり、ハイカーとして本当に必要な道具を作ることにこだわりをもって製造しているブランドで、ウエア、バックパック、スリーピングマットなどハイキングに必要な道具を扱っています

道具作りだけでなく、ハイカーのネットワーク作りにも注力しているブランドです

ミニマリストパッドの基本情報

サイズ1000 × 500mm × 5mm
収納時500×φ85mm
重量58.1g(実測値)
素材XLPE フォーム
R値0.7

ミニマリストパッドの魅力

  • 半身用として世界最軽量であること
  • 軽量・コンパクトだから寒さ対策のブーストとして積極的に持ち出せる
  • 柔らかいので巻いたり、折りたたんだりアレンジがしやすい

使ってみて感じたこと

実際に使ってみて感じたことをいいことも残念なところも写真付きでレビューしていきます

単体使用で使える人は強者!組み合わせで使うのに便利

ミニマリストのために作られたミニマリストパッドですが、これ単体で寝るにはかなりハード。と、いうのも厚さは5ミリしかなく、実際に横になってみると地面のデコボコを感じます

ミニマリストパッドがあることで地面に直接寝るよりかは全然いいですが、ミニマリストパッドだけで寝るとなると体は痛くなります

仰向けなら荷重は背中全体で分散されますが横向きになると荷重がかかる箇所が狭くなり、痛くなります(横向き派にはキツい)

小石などのない土のフィールドであれば寝れないことはありませんが、小石の多いフィールドや河原などでの使用は厳しく、ミニマリストパッドのみで余裕で寝れるって人はかなりの強者です

私はミニマリストパッドはメインで使用よりは下半身のカバーとしてや、低温環境での寒さ対策として使っています

下半身のカバー

下半身よりも上半身をしっかりと断熱することで寒さを感じにくくなります

これは地面と接地している面積が広いからだと思いますが、特に腰やお尻、肩周りは荷重がかかるので、上半身をしっかりと断熱することは寒さを感じずに快適に眠るために重要になります

ってことは、上半身よりも荷重のかからない下半身は断熱性が低くても快適な眠りの妨げにはなりにくく、ミニマリストパッドのような極薄のマットでも十分に眠ることができます

ミニマリストパッドは長さ100cmでもともと半身用です。上半身と下半身を厚さの違うマットを用意し、下半身にミニマリストパッドを使うことで快適性を確保しつつ、少しでも軽量にできるようにしています

低温環境での断熱性のブースト

マイナス10℃以下になるような低温環境では基本的にエアマットを使用しますが、エアマットだけでは不安がある時にミニマリストパッドを重ねて使っています

エアマットはパンクのリスクがあるのでミニマリストパッドを下に敷くことでエアマットの保護にもなるし、断熱も高められるので一石二鳥

厚さ5ミリのミニマリストパッドは荷物が多くなる雪山登山でもバックパックの中に入れることもできるし、サイドポケットにいれることができるサイズなので持ち運びやすいです

サイドポケットにも入るコンパクトさでサッと取り出せる

バックパックのサイドポケットに入れておくことのできるサイズなので、登山中など休憩の時にすぐに広げることができます

ベンチなど利用できればマットは必要ありませんが、混んでいてベンチが使えず、地面に座って休むときはマットを広げることでウエアが汚れるのも防げるし、クッション性があって座り心地もいいので快適に休憩できます

ミニマリストパッドは保水しないので、ベンチが濡れているときなどもあると便利です

キャンプの時には座布団として

キャンプではもっぱら「地べたスタイル」の私は焚火の前で過ごすときはミニマリストパッドを半分に折りたたんで座布団にしています(広げれば横になれるので体勢も自由)

R値0.7 単体使用での断熱性について

ミニマリストパッドのR値は0.7

寒さの感じ方は人それぞれですが、私の場合、10℃を下回る環境では寒さを感じました(上半身で使用)

下半身用として使っているときはもう少し低温でも耐えることはできますが、薄いので単体での使用は暖かい季節がメインになります

柔らかいから折り畳むことも可能

基本的にはロール式で、くるくると巻いて収納しますが、すごく柔らかいので折りたたむことも可能です

バックパックのフレーム代わりに背面に折りたたんで入れたり、バックパックの外にくくりつける時も丸めずに折りたたんでおくことで薄くした状態でくくりつけることができます

バックパックのフレームとして筒状にしてパッキングするのもおすすめで、柔らかいからバックパックの形状に合わせてフィットしてくれるので無駄な隙間が生まれにくいです

寒ければ腹に巻いて使える。これができるのも柔らかいから

これはよほど寒い時の最終手段になりますが、お腹に巻きつけて使うことで「腹巻き」として体を保温することもできます

これができるのも極薄で柔らかい素材だから(非常時の保温として重宝するかもしれません)

ハンモックとの相性もよかった

ミニマリストパッドは柔らかいのでハンモックとの相性も良かったです

薄いから寝袋の中に入れておくことでズレたりもしないし、ハンモックと設置する部分の断熱を高めるのにぴったりでした

残念なところ

いいところばかりではありません

  • 薄いから地面のデコボコは感じる
  • 傷つきやすい

薄いから地面のデコボコは感じる

ミニマリストパッドの厚さ5mm。クローズドセルマットの中でも薄く、寝てみると地面のデコボコを感じます

しっかりと整地して、小石も取り除いてから寝るようにしないと、マットの下に小石があろうものなら背中のツボを刺激してきます

単体で眠れる人はかなりの強者でしょう(寝れるようになるには慣れも必要)

私はメインで使うよりも、上半身はもう少し厚いマットを使用し、下半身でミニマリストパッドを使ったり、雪山登山でエアマットと合わせて断熱性をブーストさせるために使うことが多いです

傷つきやすい。使い込むことで自分色に染めよう

表面にシボ加工をすることにより耐久性は高められているものの、表面は傷つきやすいです

私も使い始めてすぐに傷だらけになってしましたが、クローズドセルマットは傷つこうが性能が低下することもなければ、パンクして使えなくなることもないので、傷や汚れは「アジ」だと思えば気になりません

ボロボロになるまで使い込んで「自分色」に染めちゃいましょう

選んだのはUL Pad15+ではなく、ミニマリストパッドとUL pad15を重ねるという選択

山と道のスリーピングマットでどれを買おうか迷っている

山と道からは厚さの異なる3種類のスリーピングマットがあります

寒さへの断熱を優先させるのであれば最も厚い「UL pad15+(13mm)」

軽さに特化するのであれば最も軽い「ミニマリストパッド(5mm)」

でもってその中間にあるのが「UL pad15(10mm)」

迷いますよね・・・どれにするか

山と道 スリーピングマット 「R値の比較」

Minimalist padUL pad15UL pad15+
0.71.42.0

それぞれに一長一短があるのでこれがいいとは言えませんが、私は「UL pad15」と「ミニマリストパッド」を重ねて使うことで温度によって対応しています

季節(気温)での使い分け

リストは横にスクロールできます

厳冬期
UL pad15Minimalist pad
+
UL pad15
UL pad15Minimalist pad
+
UL pad15
エアマット
+
Minimalist pad
重ねることで暑さは15mmになる

低温環境では「UL pad15」と「ミニマリストパッド」を重ねて使うことで暖かい時期から寒い時期まで幅広く使え、年間を通して出番が多くなるからタンスに眠る期間も少なくなるよね。って答えに行きつきました

重なるのは上半身のみになりますがこれだけでもかなり断熱効果は高くなります(マイナス5℃くらいまではなんとかなりました)

エバニューのFP matとどちらにするか迷っている人へ

ミニマリストパッドを購入する際、比較対象になるのが「エバニュー・FP マット」ではないでしょうか

実は私ミニマリストパッドを使い始める前はFPマットを使っていました(今でも使っています)

似て非なる両者はどんな使い方をしたいかによってどちらを選んだ方がいいか変わってきます

ミニマリストパッドとFP マットの比較

ミニマリストパッドFPマット
サイズ1000 × 500mm × 5mm1000 × 500mm × 5mm
収納時500×φmm500×250×20mm
重量(実測値)58.1g144.3g
素材XLPE フォームPE
R値0.7非公表
価格(税込)3,520円3,190円
ミニマリストパッドとFP マットの使用感
名前ミニマリストパッドFPマット
硬さ柔らかい硬い
折りたたみ方ロール(折りたたみも可)折りたたみ
耐久性低(傷つきやすい)高(タフ)
断熱性

マットに対して何を求めるかによってどちらにすべきかは変わってきます

マットとして耐久性が高いのはFPマットで、硬めなので地面の小石などは感じにくいですが、硬いためアレンジはできません

一方でミニマリストパッドは柔らかく、地面の小石などは感じやすいですが、状況に応じて巻いたり折りたたんだりアレンジの幅が広いです

「重量」や「アレンジ性」を重視するならミニマリストパッド

重量よりも「耐久性」を重視するならFPマットを選ぶのがいいと思います

おわりに

「軽さ」と「快適さ」はトレードオフです

軽さを求めるばかりで快適さを無視しすぎてしまうと楽しめなくなってしまいます

「軽さと快適さ」最適なバランスを見つけましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました

ではまた

UL ULギア おすすめ イスカ ウエア ウルトラライト エバニュー キャンプ キャンプギア キャンプ飯 ギアレビュー クッカー シュラフ スリーピングバッグ スリーピングマット ソロキャンプ テンカラ テント テント泊 ナンガ ノウハウ ハイキング ハンモック バックパック ブッシュクラフト メンテナンス 八ヶ岳 冬キャンプ 初心者 初心者向け 寝袋 対策 山梨百名山 山道具 日帰り 日帰り登山 日本百名山 渓流釣り 源流釣り 焚き火 登山 登山ギア 装備 軽量化 選び方

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA