そんな人におすすめなのが「ソーヤー マイクロスクィーズ 」です
もともとはミニを使用していましたが、山行で無くしたと勘違いしたのがきっかけで購入したマイクロスクィーズ。実際に使ってみたらミニよりも使いやすかったのでおすすめです
ミニと比較もしつつレビューします
- マイクロスクィーズスペックやサイズ感
- 使用感(レビュー)
- ミニとの比較
- キャンプ歴は20年以上
- 渓流釣り(テンカラ)5年目
- アルプスから低山まで山登り
- 装備はできるだけ軽く、ULなスタイルで(現在ベースウエイト4.5kg)←装備について詳しくはこちら
ソーヤー マイクロスクィーズ
ソーヤーとは
出典:UPI
ソーヤーは1984年に創業し、浄水フィルターやポータブル浄水器、ファーストエイドキットなどを製造するアメリカのブランドです
浄水フィルターは、水に溶けた化学物質やウイルス以外の、有害な病原体を宿したバクテリアや水生微生物を99.99999%除去することができ、ポータブル浄水フィルターとして世界最高水準の除去率を誇ります
ソーヤー マイクロスクィーズの基本情報
名前 | マイクロスクィーズ |
---|---|
サイズ(実測値) | 105×φ40mm |
重量(実測値) | 使用前:63.1g 使用後:69.1g |
フィルター素材 | ホロウファイバーメンブレーン(中空糸膜) |
フィルター孔サイズ | 0.1ミクロン |
ろ過能力 | 38万リットル+α マイクロプラスチック:100%除去 寄生虫:99.99999%除去 |
付属品 | ・1Lパウチ×1
・ストロー×1
・クリーニングカップリング×1 ・洗浄用注射器(針なし) ・日本語説明書兼保証書 |
マイクロスクィーズの魅力
使ってみて感じたこと
実際にフィールドで使用して感じたことをレビューしていきます
ミニよりも速い浄水スピード
マイクロスクィーズの最大のメリットと呼べるのが浄水スピードの早さです
ソーヤーミニはひっくり返しただけでは水は出てこなくて、パウチやウォーターキャリーに圧力を加えることで浄水されます
単に浄水スピードが速いだけでなく、ひっくり返すと重力により、自動で浄水されるので労力も少なくて済みます(付属のストローを使って、うまく木なんかに吊るせば勝手に浄水してくれますよ)
浄水スピードをミニと比較してみた
マイクロスクィーズ | ミニ |
---|---|
約40秒 | 約60秒 |
マイクロスクィーズとミニで500mlの水を浄水する時間を計測してみました
マイクロスクィーズの方が20秒ほど短い時間で浄水することができました
(※先述したとおり、ミニの浄水時は手で圧力をかける力がマイクロスクィーズより必要なので労力もかかっています)
両者で浄水してみた体感としては、浄水の時間と、労力を考えるとマイクロスクィーズの方がストレスなく作業できました
手のひらサイズでコンパクト
マイクロスクィーズは手のひらに収まるほどコンパクトなボディ
車でサイトまで入れるようなキャンプで使うようなシーンではこのコンパクトさは必要ないかもしれませんが、バックパックに衣食住を背負って旅をする際や、登山、トレイルの時にはこのコンパクトさは必須ポイントです
ミニとの大きさ比較
マイクロスクィーズ | ミニ |
---|---|
105×φ40mm | 137×φ34mm |
マイクロスクィーズとミニのサイズを比べてみると、マイクロスクィーズの方が短いけど、ずんぐりとしたボディで丸い感じ
正直大きさの差はそれほど変わりません(どっちもコンパクト)
重量比較(使用後)
使用直後の重量はこんな感じ
マイクロスクィーズ | ミニ |
---|---|
75.3g | 57.5g |
使用後の重量を測ってみると、マイクロスクィーズの方が約20g重いという結果に。浄水スピードは速いですが、この20gの差をどう考えるかで、選択は変わってきます
浄水スピードは多少悪くても1グラムでも軽くしたい人はミニ。浄水時のストレスを少なくしたい人はマイクロスクィーズを選択するのがベター
ちなみに、私は装備はできるだけ軽くをモットーにしているUL志向ですが、マイクロスクィーズを持っていきます
1グラムにこだわって切り詰めるよりも、ある程度の利便性も求めていますので20g重たいのは許容範囲だと考えています
ペットボトルや他社のウォーターキャリーへの装着も可能な汎用性の高さ
これはマイクロスクィーズだけでなく、ミニも含めたソーヤーのメリット
専用のパウチだけでなく、市販のペットボトルや、ウォーターキャリーにも装着でき、汎用性が高いです
ペットボトルによっては装着できないこともあります
コカコーラ社のペットボトルはだいたい取り付け可能。エビアンは取り付け不可
抜群のろ過性能
フィルター本体の中にはU字型のホロウファイバーメンブレーン(中空糸膜)が入っており、均一且つ無数にあいた0.1ミクロンの穴で水をろ過する仕組みで、水の中に潜む有害な細菌や水性微生物、エキノコックスなどの寄生虫を99.99999%取り除き、飲料水に変えることができます
私はこれまで川の水や湧水を直接飲んでお腹を壊したことはありませんが、リスクヘッジも兼ねて使っています
メンテナンスが容易
ソーヤーは付属の注射器を使って、逆流させることによって簡単にフィルターを洗浄することができ、目詰まりを緩和させることができます
使用後は自宅でこのメンテナンスをすることで長く使用してもろ過スピードを維持させることができます
付属のカップリングがあればフィールドでも簡単にメンテナンスができる
マイクロスクィーズにはカップリングが付属しています
これを使うことで、浄水した水が出てくる側と、ペットボトルやパウチを接続することができ、注射器がないフィールドでもフィルターの洗浄ができます
短期間の使用であればカップリングは持っていく必要はありませんが、長期間の旅にもなると道中でメンテナンスをする必要があっても注射器を携帯せず、カップリングがあればメンテナンスがおこなえます
ロングトレイルを歩こうと考えている人にはマイクロスクィーズがおすすめです
頑丈になったパウチ
ミニを購入した際に付属していたパウチは5回ほど使用した時点で穴があき壊れてしまいました。ミニは浄水する際に容器に圧力を加えるので仕方のないことだと思うのですが、マイクロスクィーズに付属していたパウチは触った感じかなり厚手になっています
残念なところ
いいところばかりではありません
と、言いたいところですが、マイクロスクィーズを使用してみて残念に思うところはありませんでした強いていうなら、ミニより少しだけ重いことぐらいですが、20グラムの差なので私には許容範囲内
キャンプで使うにも、山で使うにも、防災用に備蓄するのも総合的にかなりおすすめできる浄水器です
おわりに
ソーヤの浄水器マイクロスクィーズを紹介しました。
すでにミニを持っている人はわざわざ買い替える必要はないかもしれませんが、これから浄水器の購入を考えている人や、長期間でトレイルを歩く人はマイクロスクィーズがおすすめです
最後まで読んでいただきありがとうございました
ではまた
コンパクトで携帯しやすい浄水器がほしい