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登山レポート【日本三百名山・金時山】4月|長尾峠から丸岳、乙女峠を経由して登る「日帰りピストンルート」

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  • 景色の綺麗な山に登りたい
  • 富士山の景色を楽しみたい

そんな人には金時山がおすすめです!

平坦で歩きやすい尾根をあるいたり、山頂までは急登だったりと起伏に富んだコース!

富士山と箱根の絶景を見ながらのハイキングは一度は行ってみる価値アリ!です

この記事では長尾峠登山口から金時山まで登ってきた登山ルートやポイントを解説します(駐車場の情報や最寄りのコンビニ、温泉施設も合わせて紹介!)

三百名山・金時山1212m

金時山は神奈川県と静岡県の境にあり、日本三百名山のひとつ

箱根山の寄生火山で、箱根外輪山の最高峰です

金時山の本来の名は猪鼻山

金時山の本来の名前は「猪鼻山(いのはなやま)」と言います

いつの時代から「金時山」と呼ばれるようになったのかは現在でも分かっていません

一般的には金太郎が百獣を相手に過ごした山として伝説になっていることが「金時山」と名付けられた有力説です

(山頂にある説明板)

登山ルート

丸岳・長尾山・金時山 / opoさんの金時山丸岳(神奈川県)長尾山(神奈川県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
登山ルート

長尾峠駐車場→長尾峠→丸岳→乙女峠→長尾山→金時山→長尾山→乙女峠→丸岳→長尾峠→長尾峠駐車場

全長10.7kmのコースで、だいたい4時間30分〜5時間ほどのコースです

そこまで長くないコースなので早起きしなくても登りに行けるコースです

私もお昼から登ってきました

長尾峠駐車場

箱根スカイライン(有料)のゲートの手前に長尾峠駐車場があります

駐車場は砂利ですが広く、50台以上は止めることのできる広い駐車場です

トイレはありませんので、麓で済ませておきましょう

(近隣だと乙女峠の駐車場にトイレがあります)

駐車場からも富士山の景色を見る事ができます

長尾峠駐車場からの富士山の景色は御殿場市の富士見12景に選定されている場所です

駐車場から登山道へは看板があるので分かりやすく、迷う心配はありません

長尾峠→丸岳(30分)

登山口から5分ほどで分岐になります

金時山は左で、丸岳方面へ

平坦な登山道で、4月だったのでまだ木に葉もついていなかったため、日が差し込み気持ちよく歩く事ができます

しばらくすると仙石原方面への分岐があります(今回は丸岳方面へ)

仙石原方面への分岐からは徐々に登りになってきます

両サイドには笹が生い茂っていて、気持ちのいい登山道でした

標高が1000m近くあるので平地よりも季節が遅れていて、ちょうど豆桜が咲いていました

丸岳までの道中に「富士見台」があります

「富士山と芦ノ湖が見えるのはここだけ」とあるのですが、ここだけではありません(どういう意味だったんだろう)

考えてみると、丸岳までの道のりで富士山がはっきりとみえるのはここだけでした(他は樹林帯の向こう)

富士山がキレイに見えます

富士山の反対側には箱根を代表する「芦ノ湖」や「大涌谷」をみる事ができます

大涌谷は温泉卵が有名で、真っ黒な温泉卵を1つ食べると10年長く生きる事ができるそう(言い伝え)

見晴台からまたしばらくは登りがつづきます(長くはないけど階段)

レーダー塔があるところが丸岳山頂です

長尾峠からは30分ほどで丸岳に到着

ベンチとテーブルがあるので休憩するのにぴったり!

丸岳からの眺めは箱根「大涌谷」と「芦ノ湖」がメインで富士山の展望はありません

富士山側は大きなレーダー塔があり、これはこれで違った迫力があります

長尾峠から丸岳までは子供とのハイキングにおすすめ!

長尾峠から丸岳は大人の足で片道30分、子供でも45分ほどあれば山頂までこれるでしょう

山頂までは急なところもなく、ひらけていて景色もいいので子供とのハイキングにおすすめ!

これから子供とハイキングを始めたい人にはちょうどいいコースです

丸岳→乙女峠(20分)

丸岳を通過してしばらくすると富士をキレイにみることができます

ここからは一旦下ります

危険な場所もなく、登山道もしっかりと整地されているので歩きやすい道でした

バランス良く平坦な道があるので、体力に自信のない私でも呼吸を整えながら歩く事ができます

20分ほどで乙女峠に到着

富士山がキレイ見える展望デッキや休憩するためのベンチもあります

長尾峠駐車場から乙女峠までで、だいたい1時間、休憩するのにちょうどいい場所です

乙女峠からは登りなので休憩しておいてよかったです

ベンチが設置されている場所からは富士山は見えませんが、箱根を一望する事ができます

乙女峠→長尾山(15分)

乙女峠からは登りで、一気に100m以上標高を上げる今回のコースの中では体力的にしんどい区間でした

所々岩が多いところもあるのですが、整備が行き届いているので歩きやすかったです(晴れが続いていたので地面が乾いていたのもある)

登りは急ですが、15分ほどで長尾山に到着します

広々としていて、シートを持っていればここで休憩するのも気持ちよさそうでした

この日は風が強かったのですが、周りが木々で覆われているので風の影響を受けにくい場所でした

長尾山→金時山(25分)

長尾山から金時山までは下って、登って、下って、登ってを繰り返します

ここからは急峻な場所が多くなってきますので注意が必要です

金時山はアクセスも良く、人気の山ということもあり、たくさんの登山者がハイキングを楽しんでいます

道幅がすごく狭く、すれ違いできない場所なども多くあるので譲り合ってすすみましょう

最後の登りは急峻で、ロープが張られているところもあるので慎重に

急峻でロープが張られている難所をいくつか進むとようやく山頂の建物が見えてきます

到着!金時山山頂です!!

この写真を撮った後、じきに富士山は雲で見えなくなってしまいました(ギリギリセーフ)

箱根は都心からも近い観光地なのでたくさんの外国人も登りに来ていました

山頂では日本人よりも外国人の方が多かったようにも思えます

山頂には茶屋があり、その名も「金太郎茶屋」といいます

もう一軒茶屋があるのですがそちらは営業していませんでした(定休日だったのかも)

山頂にはトイレがあります(有料で一回100円)

金時山→長尾山(25分)

金時山から長尾山までは急な下りになります

登りの時よりも怖く感じる箇所もあるので慎重に進みましょう

下って、登ってを繰り返してだいたい25分ほどで長尾山に到着です

長尾山→乙女峠(15分)

長尾山から乙女峠まで一気に100m以上下ります

長くはないけど急な下りで、体力的にはそこまでしんどくはありませんが、下は登りよりも膝に負担がかかるので乙女峠に着く頃には膝が笑い始めていました

乙女峠にはかつては営業していたであろう茶屋のような建物が残っています

乙女峠→丸岳(30分)

行きには気づかなかったのですが、乙女峠から丸岳までの階段は一段一段の高さのあるので太ももの負担が大きくてしんどかったです

すでに6キロ以上歩いていて、疲れも溜まってきているので今回のコースで一番しんどかったのがここでした

乙女峠から30分ほどで丸岳に到着

ここまでくればゴールの長尾峠まではもう難所と呼ぶ場所はありません

丸岳→長尾峠(25分) 

丸岳から長尾峠までは下りが続きます

平坦な道も混ざっているから歩きやすいですし、気持ちよく歩く事ができます(ここまで歩いてきた疲れから膝は笑っています)

緩やかな登山道を20分ほど歩くと駐車場への分岐に到着

ここから駐車場までは5分です

以上が今回のコースの概要でした

見どころは富士山と箱根の景色!

金時山の見どころはなんといっても景色の良さです

山頂から見える富士山は絶景で、富士山が好きな人にはたまらない景色!

富士山の西には愛鷹連峰も一望できます

富士山とは反対側も絶景!

箱根が一望でき、芦ノ湖や大涌谷、それから箱根外輪山がはっきりと見る事ができます

おすすめの季節は春か秋

金時山は年間を通して登ることのできる山ですが、標高が1000mを超えるので冬は積雪も考慮する必要があります(軽アイゼンやチェーンスパイクは必須)

標高が1000mくらいだと、夏は気温が高くなり、登山には適さないのでベストは3〜5月、10〜12月ごろが登りやすいです

登山道は広葉樹が多かったので秋に紅葉を楽しみにくるのもおすすめ

最寄りのコンビニ

駐車場の近くにコンビニはないので高速道路を降りたICの近くで買い出しは済ませましょう

御殿場方面から

御殿場方面から来る場合、ミニストップ御殿場東山店が最後のコンビニです

芦ノ湖方面から

芦ノ湖方面から来る場合、ローソン元箱根店セブンイレブン元箱根店があります

箱根スカイラインを利用して長尾峠駐車場に来る場合には立ち寄れるコンビニがないので地元で買い出しを済ませてから向かいましょう

立ち寄り湯

長尾峠駐車場から一番近い入浴施設が「富士八景の湯」です

金時山のハイキングを楽しんだ後、御殿場方面から帰る際に寄りやすく、富士八景の湯からは御殿場ICにも近いのでアクセスのいい温泉施設です

富士八景の湯
営業時間10:00〜21:00(最終受付20:00)
定休日7.8.9月を除き毎月第2.4木曜日(当該日が、祝祭日の場合は営業)
料金大人:1,000円(土日祝1,300円)
子供:500円(600円)
(価格は2023年4月時点)

富士八景の湯のより詳しい情報は公式ホームページ

気温が高くても防寒着は必ず携帯!

今回の金時山ハイキングでは防寒着を何にするか(持っていくかも)迷いました

もう春だし、気温も15℃くらいの予報だからダウンはいらないか

そんな事を考えつつ、念の為にダウンジャケットを持って行ったわけですがコレが大正解

山頂や尾根歩きでは風が強いと体感以上に寒く、身体が冷えます

気温が高くなってきた時期でも必ず防寒着は持っていきましょう

薄手のダウンジャケットならコンパクトにもなりますし、行動中も着ることもできます

行動着として考えるならダウンよりもフリースの方がおすすめ

おわりに

金時山の登山レポートでした

長尾峠から金時山までのコースは登りと下りを繰り返すので歩きごたえのあるコースでした!

金時山に登るのにもっと短いコースもありますが、長尾峠からのルートは箱根の景色を楽しみながらのんびり歩くのにおすすめです!

最後まで読んでいただきありがとうございました

何かみなさんの登山計画の参考になればうれしいです

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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