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登山レポート【日本百名山・瑞牆山】9月|みずがき自然公園からの周回ルート「日帰り」

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こんにちは、opoです(opo_85)

百名山の「瑞牆山」に登ってきました!

この記事では、みずがき山自然公園から富士見平小屋を経由し、不動滝を通り下山する周回ルートの紹介をします

瑞牆山の麓でキャンプをした事があり、いつか登ってみたいと思っていた念願が叶いました!

瑞牆山は富士見平小屋から体力勝負!大迫力の岩を越えた先に山頂で絶景を楽しむ事ができます!

体力は要りますが、日帰り可能なルートの紹介です!

瑞牆山・2230m

(みずがき山自然公園から見る瑞牆山)

瑞牆山は山梨県、奥秩父山系の西側に位置し、花崗岩で形成された特徴的な山です

標高は2230mで、日本百名山の一座であり、山梨百名山、甲信越百名山、甲州百山、日本百霊山などにも選定されています

「大ヤスリ岩」や「桃太郎岩」、「鋸岩」など名の付いた奇岩が点在しており、登山者だけでなく、クライミングスポットとしても有名です

私が登った時も登山者とクライマーで賑わっていて、クライマーやボルダーの方がちょっと多いかなとも感じました!

登山ルート

登山ルート
みずがき山自然公園(6:10) → 富士見平小屋(7:43)
富士見平小屋(7:50) → 桃太郎岩(8:14)
桃太郎岩(8:14) → 大ヤスリ岩(8:59)
大ヤスリ岩(8:59) → 瑞牆山山頂(9:19)
瑞牆山山頂(9:40) → 不動滝(10:51)
不動滝(10:57) → みずがき山自然公園(12:06)
コース概要
プラン日帰り
所要時間6時間〜6時間半
歩行距離約9.2km
標高差約750m
瑞牆山 / opoさんの瑞牆山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

みずがき山自然公園(駐車場)

(駐車場は舗装されている)

「みずがき山自然公園」にはかなり広い駐車スペースがあり、80〜100台は駐車できそうなくらい広かったです

駐車場の階段を登って芝生の広場になっている所にはトイレもあります

みずがき山自然公園はキャンプ場なので、登山前に前泊でのキャンプや登山後の後泊キャンプも楽しむ事ができます

管理棟には自動販売機があり、飲料を忘れてしまった人はここで買い足しましょう

富士見平小屋近くに水場があるので登山口から必要な飲料を全て担ぐ必要はありません

みずがき山自然公園 → 富士見平小屋

出発してまずは富士見平小屋へ向かいますが、みずがき山自然公園は周辺が遊歩道になっています(実はこれが厄介。理由は後ほど)

遊歩道には大きな奇岩がゴロゴロと転がっていて、ボルダーさんで賑わいます

(遊歩道にあった岩。よく見るとチョークの跡が)

遊歩道はいたる所に道があり、さらにはボルダーさんたちが課題の岩へ向かう踏み跡もたくさんあるので、

どっちに向かえば登山道なのかが分かりにくいんです

なんとなく方向を確認しながら進んでいた私でしたが、20分ほど歩いてようやく異変に気がつきました

気が付いたら富士見平小屋とは全然違う方向に向かっていました!

携帯アプリYAMAPで確認すると、登山道から大きく外れてる・・・しかも登山道表記がない

しっかりと登山道になっていたので、紙の地図で調べてみると、カマンボロンへの登山道へ迷い込んでしまっていたのです(紙の地図も携帯しててよかった)

すぐさま引き返し、林道の方へと戻ると富士見平小屋への登山道を発見しました

カマンボロンとは瑞牆山の岩峰の中に洞ヶ岩という洞窟のある岩峰があり、この洞窟は奥行き5m、幅15m、高さ40mの大きい洞窟で、中には梵字が刻まれており、字は「カマンボロン」と読むそうです

ようやく富士見平小屋へ向かう登山道へ戻ってこれたので気を取り直して小屋へ向かいます(けっこう汗だく)

富士見平小屋まではアップダウンもあるものの、比較的傾斜は緩やかで、登りになっても長くはないので呼吸が乱れにくく歩きやすいです

(静かな樹林帯を歩く)

富士見平小屋のすぐ手前には水場があり、おいしい湧き水をくむ事ができます

瑞牆山・金峰山の源流は「平成の名水百選」に選定されていてものすごくおいしかったです(冷たかったのもおいしさの秘訣)

駐車場から1時間30分ほどで富士見平小屋に到着しました

富士見平小屋はキャンプ指定地でもあり、ここを拠点に隣の百名山「金峰山」に登る人も多いようです(私もいつか泊まってみたいキャンプ地)

(キャンプ指定地・フラットな場所が多くある)
富士見平小屋
営業期間4月1日〜11月23日(テント泊は通年)
予約不要(テント)、小屋泊は要予約
キャンプ料金1名1000円
サイト林間
宿泊素泊まり7000円〜
公式HP富士見平小屋

小屋は樹林帯の中にあるのですが、木の間から富士山を見る事ができます

ただし、小屋の外壁に「富士山ビュースポット」の看板があるところからしか見ることはできません

富士見平小屋 → 瑞牆山山頂

富士見平小屋を過ぎると樹林帯の中の登山道を登っていきます

登山道もこれまでとは様子が変わってきて、だんだんとゴロゴロとした岩が多くなってきます

(途中、開けたところから見える山頂付近)

樹林帯を歩くので眺望はありませんが、小川山へ続く登山道との分岐点で木々の間から瑞牆山の山頂が顔をだします(大ヤスリ岩もみえる)

見晴らしのいい分岐点を過ぎるとそこから一旦下ります(けっこう急です)

(桃太郎岩・実際に見るとかなり大きい)

下った先にあるのが「桃太郎岩」です

存在感がすごく、かなり大きいので迫力満点!近くにベンチもあるので休憩しながら桃太郎岩を眺めるのもいいかもしれません(私は道に迷った分タイムロスしたためスルーしました)

(階段と比べると桃太郎岩の大きさが分かる)

桃太郎岩の脇にある階段を登りますが、ここから山頂までが体力勝負の頑張りどころ!

大きな岩の間を縫うように急な斜面を進みます

岩を乗り越えていく場所も多いので、一歩にかかる負担も大きく、下半身の疲労感が大きかった区間でした(山頂までずっとこんな感じ)

クサリ場も何ヶ所かあり、岩は濡れていると滑りやすいので注意が必要です

(真下から見る「大ヤスリ岩」高さは30〜40mくらいらしい)

桃太郎岩から急な岩の斜面を登る事約45分、「大ヤスリ岩」に到着です

麓(駐車場)からも見えていましたが、真下で見ると

とにかくでかい!

迫力満点です

この大ヤスリ岩はクライミングもできるそうですが、この日はクライミングしている人はいませんでした

(大ヤスリ岩の真下から)

大ヤスリ岩あたりからは眺望も楽しめるようになってきます

まだ樹林帯は続きますが、一気に標高を上げていくので景色を楽しみながら登れるようになります

(サイドに大きな岩がある間を縫うように進む)

できるだけフラットな場所を探して登ります(ペースが上げにくい)

振り返ると大ヤスリ岩が見え、だいぶ登ってきた事を認識することができます

大ヤスリ岩のてっぺんのとこ、木が生えててすごい・・・

大ヤスリ岩から登る事20分、瑞牆山の山頂がある鋸岩直下まで来ました(体感では20分以上かかったように感じるくらいしんどかった)

ここから山頂までは後10分ほどです

瑞牆山山頂

駐車場から約3時間10分、ついに瑞牆山の山頂に到着です!

(瑞牆山の山頂には標高と百名山を示す標識が立っている)

ここまでずっと樹林帯歩きだったので木々の向こうに広がる景色でしたが、山頂ではさえぎるものもなく、360度のパノラマが広がっています!

(金峰山方面・小さいけど金峰山のシンボル「五丈岩」も確認できる)
(お隣の小川山2418m)

山間部は雲が多かったものの、雲の切れ間からは八ヶ岳や富士山も確認できました

(雲海の向こうには浮いているように富士山が見える)

雲がなければ富士山や八ヶ岳の他に南アルプスの山々も見る事ができ、山頂からの景色を楽しむ事ができます

瑞牆山山頂 → 不動滝

下山は来た道を戻るのではなく、不動滝を経由して、黒森コースを通って下山します

(山頂近くの登山道・うっそうとした樹林帯が広がる)

登ってきた斜面と反対側は雰囲気がガラッと変わり、苔むした登山道になっています

不動滝までは急な斜面で、一気に標高を下げます

(登ってきた登山道とは全然違う雰囲気)

下っている途中、おもいろい岩があります

その名も「クーラー岩」で、岩の間から冷風がでます

本当に冷風が出ていたので行った際にはぜひ試してみてください(9月でまだ暑かったのでヒンヤリ気持ちよかったです)

他にも「夫婦岩」など下山ルートにも奇岩があり、楽しみながら下山する事ができます

山頂から約1時間10分、不動滝に到着

(不動滝・大きな一枚岩を滑るように流れ落ちる滝)

不動滝は水量こそ多くはありませんが、大きな一枚岩を滑るように流れていて、岩の大きさに驚かされます

不動滝 → みずがき山自然公園

不動滝からは勾配が少し緩やかになるのと、登山道が整備されているので歩きやすいところが多くなります

(しっかりと整備されている登山道で歩きやすい)
(勾配は緩やかになる)

不動滝から約45分、林道終点まで戻ってきました

(林道終点の駐車スペース・20台ほどの駐車スペースがある)

黒森コースから瑞牆山を目指す登山者や、クライミングスポットもあるので平日でも駐車している車は多かったように感じます

ここから少し林道を歩きますが、10分ほど歩いたところで、みずがき山自然公園の遊歩道入り口がありますので、遊歩道を通って駐車場までもどります

(遊歩道は芝になっていてすごく気持ちがいい)

遊歩道に入ってからは若干のアップダウンはありますが、勾配は緩やかなので気持ちよく歩く事ができます

(樹林帯ですが光が差し込むので明るく、静かな山歩きを楽しめる)

林道終点から歩く事20分、ゴールのみずがき山自然公園の芝生広場が見えてきました

みずがき山自然公園の管理棟は食堂があり、食事ができるほか、お土産の販売もしています

アイスクリームがおいしいと評判みたいです(下山後すぐに食べるアイスは至高ですね)

最寄りのコンビニ

駐車場のある、みずがき山自然公園の近隣にはコンビニはありません

最寄りのインターチェンジの近くのコンビニに寄ってから登山口に向かいましょう

中央自動車道・須玉ICの最寄りのコンビニはローソン須玉大豆生田店です

立ち寄り湯

立ち寄り湯については「増富の湯」が施設老朽化による臨時休業になってしまっていて利用ができなくなってしまっているので麓まで移動して温泉に入りましょう(2023年9月時点)

寄りやすい温泉
  • たかねの湯(登山口からの帰り道で寄りやすい)
  • ゆーぷーるにらさき(須玉ICから割と近い)
  • むかわの湯(須玉ICから割と近い)

たかねの湯

たかねの湯は高速道路のインターチェンジからは離れていますが、登山口から麓まで戻ってくる際に寄りやすい温泉施設です

たかねの湯
料金大人:830円 
子供:420円
開館時間10:00〜22:00
定休日毎週水曜日(その他休館日は要確認)
公式ホームページたかねの湯
(2023年9月調べ)

ゆーぷーるにらさき

道の駅にらさきに隣接しているのが「ゆーぷーるにらさき」です

プールがついている温泉施設になっています

プールに入るには水着が必要です

ゆーぷーるにらさき
料金大人:900円 
子供:500円
開館時間温泉:10:00〜21:00(最終受付20:30)
プール:10:00〜20:30(最終受付20:00)
定休日毎週月曜日(その他休館日は要確認)
公式ホームページゆーぷーるにらさき
(2023年9月調べ)

むかわの湯

むかわの湯
料金大人:830円 
子供:420円
開館時間10:00〜21:00(最終受付20:30)
定休日毎週火曜日(その他休館日は要確認)
公式ホームページむかわの湯
(2023年9月調べ)

おわりに

百名山の一座、瑞牆山の登山ルートの紹介でした

瑞牆山は山頂からの景色がキレイですが、それよりも道中にある奇岩を見て楽しんだり、岩の大きさやスケールに圧倒されたりと「山そのもの」を楽しんで来れました!

日帰りで行く事ができるのでプランを組みやすく、おすすめの山です!

最後まで読んでいただきありがとうございました

ではまた!

ABOUT ME
opo85
キャンプ、登山、釣り、ウインタースポーツなどアウトドアが大好きな30代。小さい頃から大好きだったキャンプを中心にアウトドアを楽しんでいます。
パタゴニア

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