初めてのテント泊は不安がありますよね(私自身もそうでした)
この記事ではテント泊登山で気をつける事や、ルールやマナーについて、
まだテント泊での登山をした事がない人にも分かりやすく解説します
気をつけたいマナーやルール
登山でテントを張る事ができるのは原則「キャンプ指定地」になっている場所だけです(冬季には例外あり)
限りあるスペースでのキャンプになるので他のハイカーさんとの距離が近く、テント場ではいくつかの基本的なマナーがあって、それを守る事でお互いに気持ちよく利用する事ができます
- テントは指定された場所で!指定地以外でのキャンプはNG
- 使うスペースは最低限で
- 受付をしてから設営すること
- 消灯後のラジオや音楽、会話はNG
- ゴミは「持ち帰り」
もう少し詳しくみていきましょう
テントは指定された場所で!指定地以外でのキャンプはNG
私たちが登山で登る山の多くが国定指定公園などになっているため、好きな場所でキャンプをすることはできません
キャンプ地に指定されている場所でも、テントを張っていいスペースが決まっているのでテントを設営する際には指定の場所からはみ出さないように気をつけましょう
分からなければ、山小屋で受付をする際に従業員さんが教えてくれるので聞いてしまいましょう(親切に教えてくれます)
混み合う事も考えて使うスペースは最低限に
登山シーズンともなると、テント場は多くの登山者で賑わいます
予約制のテント場では管理されているので定員オーバーで入る事ができないなんて事にはなりませんが、予約不要のテント場では定員オーバーになるとテントを張れないこともあります(その場合は小屋泊に変更か、別のテント場まで移動することも)
より多くの人がテントを張れるよう、使うスペースは最低限にし、テントを設営しましょう
受付をしてから設営すること
受付前の場所取りは基本NGです
テント場に着いたら、まずは受付を済ませてからテントを設営しましょう
景色のいいテント場で、ロケーションのいい場所にテントを張りたいなら早めの行動がおすすめ。お昼前後に到着すれば空いている事が多いです(実体験)
消灯時間について「山小屋の夜は早い」
山小屋では消灯時間があり、だいたい20時から21時に消灯となることが多いです
テント場も例外ではなく、消灯後にはバーナーで調理をしたり、ラジオや音楽などはNG、会話も思った以上に響くので控える必要があります
どうしてもラジオや音楽を聴きたいのであればイヤホンをするなどして楽しみましょう
ゴミの扱いについて「原則持ち帰り」
購入したもののみゴミを捨てることができる山小屋もありますが、原則ゴミは持ち帰りが基本です
プラゴミなどは自然に還らないので必ず持ち帰りましょう
テント場での「トイレ」は普段と勝手が違う
登山を始めて山小屋のトイレを使って驚いたのがトイレの方式です
山小屋では「バイオトイレ」が一般的で、普段、私たちが利用しているトイレとは勝手がちがいます
バイオトイレは自然界や排泄物に生息している微生物を利用して分解、消化してもらうトイレの方式です
そのため、排泄後の「紙」は便座の中に捨てるのではなく、備え付けられているゴミ箱に入れなくてはいけません(紙は微生物が分解できないため)
テント場で困った事と対策
テント場で困ったことと対策もいくつか紹介します
騒音で困った事「いびき」「目覚まし音」
テント場で困ったことといえば一番は「騒音」です
グループで来ている登山者の喋り声だったり、いびき、歯ぎしりなどです
会話は勇気をもって注意することもできますが、いびきや歯ぎしりはどうにも回避することができません
そんな時に役に立つのが「耳栓」です
ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンも効果的ですが、横向きで寝た時などは痛くなってしまうので、原始的ではありますが低反発な耳栓が対策とてはおすすめです
テント泊をするようになって意外だったのは「目覚まし音」です
夜明け前、早い人だと2時〜3時ごろには行動を開始する人も少なくありません
そんな人たちの目覚まし音が鳴り響くわけです
すぐに起きてくれればいいのですが、なかなか起きない場合には目覚ましは鳴り続けるので結構きになります
耳栓は聞こえてくる全ての音をシャットアウトはしてくれませんが、音量はセーブされて聞こえてくるので気になりにくいです
完全に音をさえぎってしまうとトラブルがあった時に気づきにくくなってしまったり、危険もあるので私は耳栓を使うようにしています
テントのロープにやたら引っかかる問題
テントの中で寝ていてびっくりするのが、テントの横を通ろうとした人がロープに引っ掛けてしまう時です
一瞬ですが、テントがバサバサと大きな音がするのでかなりびっくりします(びっくりして起きるとしばらく眠れない)
対策としては、まずはトイレなどの導線になっているような場所をできるだけ避けること。通行量のすくないところなら確率は減ります
それから、ロープを光に反射するタイプにしたり、目立つ色にするのも対策として有効です
後はペグダウンしたところに大きめの石を置いて避けてもらうようにしています
テント泊登山の夜の楽しみといえば満天の星空をみることです
夜に星空撮影をしている人も多くいます
星空を撮影する場合にはテントから離れて
設営時に気をつけるべきこと
テント泊にいく前にやっておくべきこと
初めてのテント泊に行く前に事前にやっておいた方がいいこともあります
事前準備について詳しくはこちら
まとめ
- テントは指定された場所で!指定地以外でのキャンプはNG
- 使うスペースは最低限で
- 受付をしてから設営すること
- 消灯後のラジオや音楽、会話はNG
- ゴミは「持ち帰り」
おわりに
テント場でのマナーやルールの紹介でした
テント場を利用する人が、気持ちよくすごせるよう、基本的なルールやマナーを知っておきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました
ではまた!