Patagonia(パタゴニア) キャプリーン・クール・ウルトラ:雪山から夏山まで着倒して分かった「優秀さ」

そんな人におすすめしたいのがPatagonia(パタゴニア) キャプリーン・クール・ウルトラです。
2026年の春夏にキャプリーンシリーズに加わったキャプリーン・クール・ウルトラを雪山から夏山まで約半年使ってみて非常によかったのでレビューします。
パタゴニア キャプリーン・クール・ウルトラ・シャツの特徴

パタゴニアの「メンズ・キャプリーン・クール・ウルトラ・シャツ」は、高い通気性と吸湿発散性を誇る、パタゴニア キャプリーンシリーズで最軽量&最速乾のテクニカルTシャツです。
軽量な2.2オンスのリサイクル・ポリエステル100%素材(テクスチャード・ニット)を使用し、「ミドリ・バイオソフト」による柔軟性と吸湿性、「ハイキュ・ミント」による防臭加工をプラス。ハニカム構造の生地が発汗時の肌への張り付きを防ぎ、快適さを保ちます。
セットイン型の袖、フラットシーム仕上げ、マチ付きの袖ぐり構造により、擦れを抑えてアクティブな動きに対応するテクニカル・ベースレイヤーです。
パタゴニア キャプリーン・クール・ウルトラ・シャツ:スペック
| 項目 | パタゴニア キャプリーン・クール・ウルトラ・シャツ |
|---|---|
| 重量 | 76g(Lサイズ実測) |
| カラー | Black 、Aqua Stone 、Blue Sage 、Bobcat Brown |
| サイズ | XS / S / M / L / XL |
| 生地 | 2.2オンス・リサイクル・ポリエステル100%のテクスチャード・ニット。吸湿発散性と柔軟性を高めるミドリ・バイオソフトを施し、ハイキュ・ミント防臭加工済み。フェアトレード・サーティファイドの工場で製造 |
| バリエーション | タンク、シャツ、フーディ |
| 機能 | 超軽量なリサイクル素材100%のニットは瞬時に乾き、激しい運動中も快適な着心地を維持 ハニカム構造により通気性を促進し、熱と水分をすばやく発散 セットイン型の袖、すっきりとしたフラットシーム仕上げ、まち付きの袖ぐりを採用し、摩擦とは無縁の快適さで幅広い動きに対応 吊り下げて乾かすのに便利なループ付き |
お気に入りポイント/気になったところ
使用レビュー
ベタつかないサラッとした着心地を実現するハニカム構造

非常に薄く、しなやかでサラサラとした質感は、素肌に直接着ても不快感はゼロです。フラットシーム仕上げによって縫い目の擦れも気にならず、抜群の伸縮性で激しい動きにもストレスなく追従するため、ハイキングから高強度のランニングまで幅広く重宝しています。

この快適な着心地を支える大きな特徴が、生地のハニカム構造です。肌に触れる面積を最小限に抑えることで、大汗をかくような場面でもベタつきを軽減。ウェアが肌に張り付くストレスを防ぎ、長時間の行動でも快適性をキープしてくれました。
ぴったりしすぎない程よいフィット感、日常着にも使えるシルエット

程よくゆとりのあるレギュラー・フィット。従来のベースレイヤーのようにタイトすぎないフィット感で日常着としても違和感なく着用できます。無地ベースの左裾に小さな織りネーム(ラベル)が付いているだけのシンプルなデザインで、着るシーンを選びません。
シリーズ中「最軽量」、そしてあっという間に乾く速乾性

ハニカム構造による肌離れの良さも魅力ですが、キャプリーン・クール・ウルトラ最大の強みは、やはりその驚異的な「速乾性」です。ウェアの保水限界を超え、絞れるほどびしょびしょに濡れてしまうような場面でも、あっという間にサラサラな状態へと戻ってくれました。
この高い速乾性にも、ハニカム構造が大きく関係しており、肌に触れる部分で素早く汗を吸い上げつつ、凹凸の隙間から熱と水分を外へ発散することで、圧倒的な乾きの早さを実現しています。

優れた速乾性は、高強度のトレーニングだけでなくウォーターアクティビティにおいても非常に頼もしい性能を発揮します。濡れる前提のウェットウェーディングスタイルで渓流を釣り上がる際、時に上半身まで水をかぶることがあります。そのようなシチュエーションでもベタつきを残さず、素早くサラッとした着心地を取り戻すキャプリーン・クール・ウルトラは、非常に重宝する一着です。
また、キャプリーン・クール・ウルトラは驚くほどの軽量性も兼ね備えています。今回レビューしたTシャツタイプのLサイズは、実測値でわずか76g。パタゴニアの定番「キャプリーン・クール・デイリー・シャツ(128g)」と比較しても約52g軽く、その圧倒的な軽さに驚かされます。

まるで着ていることを忘れるほどの軽さと、ハニカム構造がもたらす高い速乾性。この2つの強みをあわせ持つキャプリーン・クール・ウルトラは、あらゆるアウトドアアクティビティにおいて、まさにシーンを選ばず活躍してくれます。
速乾性の高さゆえ「汗冷え」に注意
一方で、これほど素早く汗が乾くからこそ、気化熱による「汗冷え」には注意が必要です。
風が通り抜ける稜線などに出ると、キャプリーン・クール・ウルトラの驚異的な速乾性能はさらに加速します。一瞬でドライになる反面、急激に体温を奪われるリスクもあるため、ウィンドシェルなどを重ね着して風を防ぎ、温度調節を行うレイヤリングが欠かせません。
保温力はなし、だけど冬山でも活躍した

キャプリーン・クール・ウルトラそのものに保温性はほとんどありませんが、雪山でのバックカントリー(BC)や冬期登山でも非常に扱いやすいベースレイヤーでした。低温下のアウトドアでは「保温性」が重視されがちですが、汗っかきな自分が冬のレイヤリングを組む際は、保温性をミッドレイヤーに任せ、ベースレイヤーには何よりも「吸汗速乾性」を最優先しています。

スノーシューでのハイクアップやアイゼン歩行は運動負荷が大きく、行動が長くなるとまさに滝汗状態に。そんな場面でもすぐに乾いてくれ、雪山のハードな局面で真価を発揮してくれました。厳冬期というよりは、気温が低くても陽が差すと暖かさを感じるような「残雪期」のシチュエーションにおいて、まさに最高のベースレイヤーでした。
化繊の弱点である「ニオイやすさ」に対しての意外な結果。速乾するから「ニオイにくい」

汗の量が増える登山やトレイルランニングで避けて通れないのが「ニオイ」の問題です。特に長期縦走などフィールドに滞在する時間が長くなるほど気になりやすく、大きなストレスになりかねません。快適に登山やランニングを楽しむためにも、ニオイ対策は非常に重要です。
しかしウールは防臭性に優れる反面、速乾性では化繊に劣りますが、意外な発見だったのが、化繊ウェアであるキャプリーン・クール・ウルトラの驚くほどの「ニオイにくさ」です。
化繊素材は速乾性に優れる一方で菌が繁殖しやすく、嫌なニオイの原因になりがちです。キャプリーン・クール・ウルトラには植物由来の「ハイキュ・ミント防臭加工」があらかじめ施されていますが、実際に着用して実感したのは、圧倒的な速乾性そのものがニオイを抑えているという点です。水分や分泌物が衣服内に留まらないため、結果としてバクテリアの増殖が抑えられているのだと感じました。
キャプリーン・クール・ウルトラ・フーディもおすすめ

キャプリーン・クール・ウルトラにはTシャツ、ノースリーブ、フーディのバリエーションがあります。Tシャツが気に入ったため、フーディも試してみた結果、こちらもかなり使いやすいウェアでした。使い方としてはベースレイヤーというよりはベースレイヤーの上に着るミッドレイヤー的な使い方をしました。

ベースレイヤーにメリノを使ったタンクトップを着用し、その上にキャプリーン・クール・ウルトラ・フーディを着ることで、タンクトップが吸い取った汗をキャプリーン・クール・ウルトラ・フーディがさらに吸い上げ、速乾していくイメージで、ベースレイヤーを2枚のウェアで構成することでメリノの弱点(乾きにくさ)を解消してくれ、さらにフードがついていることで紫外線予防と多少の防風効果も見込め、夏のアルプスの稜線を歩くのにぴったりでした(気温が高い低山はベースレイヤーを2枚にするのはおすすめしません)。フードは首元にボタンがついているため、風の強い環境でも被ることができます。

キャプリーン・クール・ウルトラ・フーディは手の甲までカバーできるサムホールもついているため、手の甲までカバーすることができます。

スペック

| 項目 | パタゴニア キャプリーン・クール・ウルトラ・シャツ |
|---|---|
| 重量 | 111.3g(Lサイズ実測) |
| カラー | |
| サイズ | XS / S / M / L / XL |
| 生地 | 2.2オンス・リサイクル・ポリエステル100%のテクスチャード・ニット。吸湿発散性と柔軟性を高めるミドリ・バイオソフトを施し、ハイキュ・ミント防臭加工済み。フェアトレード・サーティファイドの工場で製造 |
| バリエーション | タンク、シャツ、フーディ |
| 機能 | 超軽量なリサイクル素材100%のニットは瞬時に乾き、激しい運動中も快適な着心地を維持 ハニカム構造により通気性を促進し、熱と水分をすばやく発散 セットイン型の袖、すっきりとしたフラットシーム仕上げ、まち付きの袖ぐりを採用し、摩擦とは無縁の快適さで幅広い動きに対応 吊り下げて乾かすのに便利なループ付き |
こんな人におすすめ
- 長時間の行動をする登山やハイキング
- 大量の汗をかくトレイルランニングなどの高負荷アクティビティ
- 市街地とトレイルを行き来するロングトレイルやセクションハイキング
- 濡れることが前提とされるウォーターアクティビティ
- 日常着
まとめ
着心地やニオイにくさからこれまでメリノ(またはメリノとの混紡)を選ぶことが多かったですが、吸湿速乾性の高さや軽さを重視する人にキャプリーン・クール・ウルトラはおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた























